アマゾンがザ・ネイチャー・コンサーバンシーとのブラジルでの自然を基盤とした炭素除去ソリューションへの投資を発表

プレスリリース発表元企業:Amazon.com, Inc.

配信日時: 2021-09-03 19:10:00

アマゾンがザ・ネイチャー・コンサーバンシーとのブラジルでの自然を基盤とした炭素除去ソリューションへの投資を発表

持続可能な地域経済開発を推進しながら再植林と再生アグロフォレストリーに焦点を当てるイニシアチブがアマゾン雨林で開始アマゾンの投資は、2050年までに最大1000万トンの二酸化炭素排出(200万台の自動車による1年間の排出量に相当)を除去することを目指します

(シアトル)-(ビジネスワイヤ) -- アマゾン(NASDAQ:AMZN)は本日、気候危機に対する世界規模の解決策をサポートする努力の一環として、世界的な環境団体であるザ・ネイチャー・コンサーバンシーと提携したアグロフォレストリー&回復アクセラレーターの開始を発表しました。このアクセラレーターは、ブラジルのアマゾン川が流れるパラー州において、数千人の地元の農業従事者に今よりも持続可能な収入源を創り出すと同時に、原生の雨林を復元し、自然に炭素を捕捉・貯留することによって気候変動と闘います。

気候変動に関する政府間パネルによると、自然を基盤とした解決策は、気候変動の最悪の影響を回避する上で重要な役割を果たします。政府と民間セクターは、自然を基盤とした解決策に大規模に投資することにより、炭素排出量を削減するとともに、大気から炭素を除去することができます。アグロフォレストリー&回復アクセラレーターはそのような炭素除去プロジェクトの1つであり、アマゾンがグローバル・オプティミズムと共同で設立したクライメート・プレッジの達成に向けたアマゾンの取組みの一部を成します。プレッジの署名者は、パリ協定の目標よりも10年早い2040年までにネットゼロ・カーボンを達成することを誓約しています。

アマゾンはクライメート・プレッジを達成するための取組みの一環として、何よりもまず、事業の脱炭素化のための革新と投資を続けています。当社は10万台の電気配達車を購入しており、世界最大の再生可能エネルギー購入企業となっています。アマゾンはまた、ライト・ナウ・クライメート・ファンドを通じて、バリューチェーン外で自然を基盤とした解決策にも投資をしています。同ファンドは、当アクセラレーターや、地域社会の生活を向上させ、大気から炭素を除去するような方法で劣化した土地を回復するその他のプロジェクトを支援しています。さらに、最近発表されたLEAF Coalition(世界の熱帯林を保護するために10億ドル以上を動員する官民イニシアチブ)を通じて、アマゾンや他のパートナーは熱帯の森林破壊に歯止めをかけ、大気中に放出される炭素の量を削減することに取り組んでいます。

アマゾンの世界的持続可能性担当バイスプレジデントのカラ・ハーストは、次のように述べています。「世界の森林を復元することは、気候変動に対処するために私たちが今すぐに取ることができる最も有意義な行動の1つであり、それが成功するためには革新的な解決策が必要となります。私たちは、高い環境十全性と強固なコミュニティーの利益を優先する解決策をサポートするために、ザ・ネイチャー・コンサーバンシーと提携してアグロフォレストリー&回復アクセラレーターを開始することを誇りに思います。アマゾンは未来の世代に向けて地球の保護に貢献しながら、ブラジルの地域社会の生活向上のための経済的支援と併せて、革新への情熱をもたらすことを楽しみにしています。」

グローバル・オプティミズムの共同創立者で、元国連パリ協定担当気候責任者のクリスティアナ・フィゲレスは、次のように述べています。「科学において、自然のシステムは、大気から炭素を吸収するために優先するべきものであると明確に見なされており、最新のIPCCレポートはこれを強調しています。既存の生態系を保護して劣化した土地を回復することは、炭素緩和戦略として、特に今後10年、20年にわたって非常に重要です。これを達成して自然と地域社会の生活の両方を持続させるプロジェクトは、気候危機をはるかに超えて繁栄するために必要な変革にとって非常に有益です。アマゾンとザ・ネイチャー・コンサーバンシーを称賛します。」

アクセラレーターへのアマゾンの初期投資は、3000人の農業従事者をサポートし、シアトル市とほぼ同じ大きさである約2万ヘクタールの土地を3年以内に回復し、2050年までに最大1000万トンの二酸化炭素を大気から除去します。

ザ・ネイチャー・コンサーバンシーは、世界アグロフォレストリー・センターおよびいくつかの地域の市民社会組織と協力し、小規模農家が劣化した牛のための牧草地を自然林やアグロフォレストリーに回復するサポートをすることにより、アクセラレーターを実行します。アグロフォレストリーのシステムは、カカオやその他の作物の販売を通じて、農家に持続可能な収入源をもたらします。アクセラレーターはまた、デジタル技術も含め、農家を支援して持続可能な森林を基盤とした商品のための市場を育成する革新的な方法を実験し、炭素除去の定量化およびモニタリングの新しい手法や衛星ベースの技術を促進します。

ザ・ネイチャー・コンサーバンシーのジェニファー・モリス最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「パラー州には世界の熱帯雨林の9%が存在していますが、前例のない速度での森林破壊に直面しており、昨年は毎日3300エーカーの森林が失われました。焼畑農業が唯一の選択肢のように思われる地域であるパラー州では、過去13年間で、森林破壊の平均40%が小規模農場によって行われました。ザ・ネイチャー・コンサーバンシーは20年にわたり、小規模農家やコミュニティー・リーダー、政府関係者、先住民と協力して、アグロフォレストリーのような人々と自然の繁栄を助けるウィン・ウィンのソリューションを特定し、実施してきました。アマゾンとのこの新しいパートナーシップにより、私たちはこのプログラムを前進させるために必要なリソースと技術援助を提供することができ、再生アグロフォレストリーと炭素市場がアマゾンのコミュニティーにとって実行可能なビジネスモデルであると実証できるようになります。」

パラー州のエルデル・バルバーリョ知事は、次のように述べています。「私たちは、森林を保全および復元しながら経済を発展させ、人々の所得を守るという今世紀の目標と言えるものを達成するために、力を合わせなければなりません。パラー州はこの課題に取り組む準備ができており、私たちの戦略はアマゾニア・アゴラ計画に明確に示されています。この計画は、森林破壊を削減し、森林回復を促進することによって、2036年までにカーボンフリーになることを約束するものです。アマゾンによる投資のような、パラー州での持続可能なアグロフォレストリーと再植林への投資は、大変ありがたいことです。このイニシアチブは、州のコミュニティー、天然資源、生物多様性に大きな利益をもたらすでしょう。」

アマゾンの持続可能性に向けた取組みに関する詳細情報については、https://sustainability.aboutamazon.comをご覧ください。

アマゾンについて

アマゾンは、4つの指針として、競争よりも顧客に目を向けること、発明に情熱を傾けること、優れたオペレーションに注力すること、長期的に思考することを拠り所としています。アマゾンは、地球で最も顧客中心の企業、地球で最高の雇用主、地球で最も安全な職場となるために努力しています。カスタマー・レビュー、ワンクリック・ショッピング、個人に合わせたおすすめ、プライム、アマゾン・フルフィルメント、AWS、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Outテクノロジー、Amazon Studios、クライメート・プレッジなどは、アマゾンが先駆的に開始しました。詳細情報については、amazon.com/aboutをご覧いただき、@AmazonNewsをフォローしてください。

ザ・ネイチャー・コンサーバンシーについて

ザ・ネイチャー・コンサーバンシーは、すべての生命が依存する土地や水域の保全に取り組む世界的な自然保護団体です。科学に導かれ、私たちは自然と人々が共に繁栄できるよう、この世界で最も困難な課題について革新的で実際的な解決策を生み出します。私たちは気候変動に取り組み、前例のない規模で土地、水、海洋を保全し、食料と水を持続可能な方法で提供し、都市の持続可能性を高めるサポートをしています。当組織は72カ国・地域で(38カ国・地域で直接的な保全の効果をもたらし、34カ国・地域ではパートナーを通じて)活動を行い、地域社会や政府、民間セクター、その他のパートナーが参加する協働アプローチを採用しています。詳細については、www.nature.orgをご覧いただくか、ツイッターで@nature_pressをフォローしてください。

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