【新開発】独自のAI技術を応用したCAE自動化ソフト
配信日時: 2021-08-27 15:00:00
独自開発のAI技術と現ソフトへの応用方法
次元圧縮型3次元AIによる形状認識技術を開発中である。点角度法、面角度法、端部やリブを認識するパラメータといった独自の形状認識を行い、特徴量を抽出しニューラルネットワークによる学習を行う。従来では数時間かかった形状認識が数秒で完了するだけでなく、従来のソフトでは誤認識していた形状を正確に認識できる。弊社ではCAE解析の為のメッシュデータ作成を行う際、形状認識部分でどれだけ精度を上げられるかでメッシュ精度が変わってくると考えている。独自開発を行うAIによる形状認識技術を取り入れることで認識精度を上げ、より高品質なメッシュ生成を可能とする。
現在は中立面メッシュ生成ソフトの形状認識部分にAIを適応し、樹脂部品の爪などの部品を締結AI認識しアセンブル自動化を行う予定である。シェルメッシュ対応ソフトにおいてはメッシュ流れ評価をAIで行い、過去データと比較し問題箇所を自動検出することで、高品質メッシュ生成を可能とする。他に当社のAI形状認識結果を他社ソフトに引き継ぐ試みも行っている。
画像 : https://newscast.jp/attachments/kAnYIXI2VgNl1mh00OVn.png
図1:独自AIパラメータによる形状認識方法
中立面メッシュ生成でのAI応用事例
現在、樹脂部品に対応した中立面メッシュ生成ソフトLATONA8.3にAI技術を応用し開発を進めております。上記の独自AIパラメータによる形状認識方法を搭載することでカウルではメッシュ作成とエラー修正を3時間台で完了致しました。エラー数においても現状傾向がみられています。現在の最新バージョンLATONA8.3ではAI採用率が20%ですが、今後この採用率を上げることで認識率向上を見込んでおります。この結果に伴い形状再現性や処理時間の向上、エラー数の削減を実現し、高品質メッシュ生成を行うソフト開発を行っていきます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/Fi94VzNwGaowBKEFuH1p.png
図2:中立面メッシュ生成ソフトへのAI応用事例
インテグラル・テクノロジー株式会社とは
インテグラル・テクノロジー株式会社は2007 年⼤阪に創業致しました。
『豊かな個性と自由な環境の中で独創的な技術を開発し、社会に貢献する』をモットーに自動車会社様を中心に事業を行っています。弊社ソフトは、シミュレーション実験⽤データ作成ソフトを⼈に代わって⾃動運転致します。PC 画⾯の形状を⾃動で認識し、形状にあった操作を⾏います。操作結果の判定も⾃動で行い、問題があれば修正致します。人の工数を多く必要とせず、シミュレーション作業の90%以上の⼯数割合となるモデリングを 80〜 95%短縮致します。近年では、AIによる形状認識技術開発に取り組んでおり、更なる形状認識・メッシュ生成の高速化に勤しんでいます。
インテグラル・テクノロジー株式会社 : https://integral-technology.co.jp/
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