モジュラー型戦闘タレットの市場規模、2028年に42億6151万米ドル到達予測
配信日時: 2021-08-10 10:00:00
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「モジュラー型戦闘タレット(砲塔)市場の予測(2028年まで):新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響、種類(有人、無人)、プラットフォーム(陸上、海域、空域)、地域別の分析」(The Insight Partners)の販売を8月6日より開始いたしました。
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モジュラー型戦闘タレットの市場規模は、2020年の23億9075万米ドルから、2028年には42億6151万米ドルに達すると予測されており、2021年から2028年のCAGRは 8.1%で成長すると予想されています。
モジュラー型戦闘タレット市場を牽引している主な要因は、主力戦車や装甲戦闘車の需要の増加です。戦争の増加に伴い、各国軍は高度な防衛能力を選択するようになっています。これに伴い、装甲兵員輸送車(APC)や軽装甲車(LAV)の需要が継続的に増加しています。先進的なソリューションへのニーズが高まり、軍事予算が年々増加していることから、軍の装甲車への関心が高まっています。
装甲車の需要を生み出しているもう一つの重要な要因は、国境を越えた紛争に対処できる能力です。装甲車メーカーは、センサー、モジュラー型戦闘タレット、指揮統制システム(C2)、対策システム、火器管制システムなどの高度なコンポーネントや技術を車両に採用しています。近年、いくつかの軍が装甲車を調達しています。例えば、2020年にBAE Systemsは、5億7500万米ドルの米国陸軍の装甲多目的車両(AMPV)の製造契約を新たに2件獲得しました。装甲車は機関銃やロケットランチャーを搭載できるため、装甲車に搭載するために、モジュラー型戦闘タレットの需要が急速に高まっています。
COVID-19パンデミックのモジュラー型戦闘タレット市場への影響
COVID-19パンデミックは、世界中に悪影響を及ぼし続けています。パンデミック以前は、防衛産業では生産やサービスを拡大していました。しかし、このパンデミックにより、防衛装備品のサプライチェーンと製造が混乱しています。一方で、防衛産業の回復は、他の産業に比べて早いと予想されます。これは、すでに防衛軍が装甲車やその他の装備品の契約をメーカーに発注していたためです。このことは、モジュラー型戦闘タレットをはじめとする防衛装備品の製造にプラスの影響を与えると予想されます。
軍事費の増加
現代の戦争が急速に変化していることから、各国政府は軍事力により多くの予算を割り当てるようになっています。軍事費が計上されることで、軍は強力な独自技術の開発や、国際的なメーカーから高度な武器、兵器、車両、機器の調達に取り組むことができます。ほとんどの軍隊では、兵士や車両を任務遂行可能な状態にしておくために近代化が進んでおり、世界各国の防衛省はモジュラー型戦闘タレットなどの新技術に多額の投資を行っています。このことが、モジュラー型戦闘タレット市場の成長を後押ししています。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、2019年の世界の軍事費は1兆9170億米ドルに上り、2018年から3.6%の増加となっています。主要国の中で、2019年、軍事費の顕著な増加が認められた国には、米国、中国、インド、ロシア、サウジアラビアなどがあります。
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