Bentley Systems、SeequentによるImagoの買収を発表

地質データ管理・モデリングツールに地球科学分野向けクラウドベース画像プラットフォームが加わり、地球問題、環境問題、エネルギー問題の解決をさらに促進

（米国ペンシルベニア州エクストン）-（ビジネスワイヤ）--インフラストラクチャエンジニアリングソフトウェア企業のBentley Systems, Incorporated（NASDAQ: BSY）は本日、同社傘下のSeequentが地球科学分野向けの画像記録および管理用クラウドベースソフトウェアの開発会社であるImago Incを買収したことを発表しました。この買収により、Seequentの技術ソリューションポートフォリオが拡充されるだけでなく、地球問題、環境問題、エネルギー問題に挑む地球科学界やエンジニアを支えるクラウド面の機能が、さらに強化される見通しです。

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Imagoには高品質な画像を記録する一貫性のあるプロセスが備わっており、既存のワークフローとの連携および機械学習の適用を行えます。解釈およびモデリング時には、機械学習で得られたインサイトが画像と合わせて瞬時に表示されます。画面上でマスキングツールおよび分類ツールを適用し、モデルのトレーニング用のデータをエクスポートできます。地質画像が収められたImago Cloudライブラリから、解釈やモデリングに役立つ豊富な情報を得られます。

Imagoのクラウドベースプラットフォームは調査や傾斜制御などの地質学的プロセスのサポートを目的として開発されており、あらゆるソースからボーリングのコア画像およびチップ画像を取り込み、カタログ化し、レビューできます。Imagoの機械学習の開発が今後さらに進むことで、地質データの解釈が新たな次元に引き上げられるものと期待されます。

Imagoのソリューションは、地質データ管理およびモデリングツールと合わせて世界中の採鉱企業に採用されており、高品質な画像の迅速な提供を通じてより高い利益につながる確実な決断をサポートしています。Seequentでは、地質学者やエンジニアなどが地質画像からこれまでになく手軽に情報を引き出し、新たな知見を見いだせるよう、ImagoのソリューションとLeapfrog、Oasis montaj、Target、Minalytix MX Depositとの統合をすでに進めています。本買収の目的は、画像データを地質学の活動に役立つインサイトに変え、鉱業その他の業界に眠る大きな可能性を解き放つことにあります。

Seequent最高経営責任者（CEO）であるGraham Grantは、次のように述べています。「今回Imagoチームを迎えたことで、Seequentのクラウド分野への進出がさらに進むものと期待しています。当社はこれからも、世界が抱える土木、環境、エネルギー面の課題に挑むお客様のために、さまざまな方策を通じて、ワークフローの問題の解決、業務効率の向上、提供価値の増大につながる新しい技術やソリューションを実現してまいります。今回の買収は、当社の継続的な発展を示すだけでなく、世界中の各種業界のお客様に対して積極的に貢献するという姿勢の現れでもあります」

Imago共同創設者であるFederico Arboleda氏は、次のように述べています。「アリゾナ州フェニックスとオーストラリアのパースを拠点とする当社のような小規模チームにとって、Seequentと提携できることは大きな喜びです。鉱業などの市場において、Imagoならではのソリューションを飛躍的に展開できる道筋が整いました。Imagoは、大量かつ大サイズの地質画像の管理に悩む鉱業会社の皆様をサポートし、そうした地球科学の画像から大きな価値を引き出すお手伝いをしたい、という願いから生まれました。地球科学全体において、画像データが持つデータソースとしての重要性はますます高まっています。加えて、画像のソースの幅も広がっており、コア写真からハイパースペクトルカメラ、航空写真、ドローン、携帯機器に至るまで、あらゆる媒体、機材が使われるようになっています。自動化のニーズが強まっている中、画像データを変換し情報を引き出せるソリューションの重要性もさらに増していくことでしょう」

詳細については、https://www.imago.live/をご覧ください。

画像1:

キャプション: Imagoには高品質な画像を記録する一貫性のあるプロセスが備わっており、既存のワークフローとの連携および機械学習の適用を行えます。解釈およびモデリング時には、機械学習で得られたインサイトが画像と合わせて瞬時に表示されます。画面上でマスキングツールおよび分類ツールを適用し、モデルのトレーニング用のデータをエクスポートできます。地質画像が収められたImago Cloudライブラリから、解釈やモデリングに役立つ豊富な情報を得られます。

画像2:

キャプション: Imagoプラットフォーム（右）およびLeapfrog Geo（左）に表示されたコアボックス。ボーリング孔の跡をクリックすると、Imagoの適切なパス上に対応するコア写真がボーリング孔として表示されます。岩石素材の元画像を使いながら、ログおよび分析検査の検証を途切れなく行うことができます。

画像3:

キャプション: Imagoは、コア画像の記録プロセスの改善を求める企業を支援しています。

Seequentについて

Bentleyの子会社Seequentは、地球化学の理解と設計ソリューションの立案に役立つ強力な地球化学解析、モデリング、コラボレーション技術を開発する、世界的リーダー企業です。Seequentのソリューションは、ユーザーが複雑なデータを分析し、リスクを管理して、最終的に地球、環境、エネルギー面での課題に関するより適切な意思決定を行うことを可能にします。

Seequentのソフトウェアは、道路および鉄道トンネルの建設、地下水の検出と管理、地熱探査、海底インフラのマッピング、資源評価、使用済み核燃料の地下貯蔵など、世界中の大規模プロジェクトに利用されています。

Seequentの拠点はクライストチャーチの本社と、クライストチャーチおよびカナダにある研究開発センターを中心として全世界に広がっており、アジア太平洋、アフリカ、南米、北米、ヨーロッパに及ぶオフィスのネットワークを通じて、100か国以上で最先端の地下ソリューションを提供しています。詳細については、www.seequent.comをご覧いただくか、LinkedInまたはTwitterでSeequentをフォローしてください。

ベントレー・システムズについて

Bentley Systems（NASDAQ: BSY）は、インフラストラクチャエンジニアリングソフトウェア企業です。世界経済と環境の両方を維持しつつ、世界のインフラを前進させる革新的なソフトウェアを提供しています。業界をリードする当社のソフトウェアソリューションは、専門家やあらゆる規模の組織によって、道路・橋梁、鉄道・輸送、上下水道、公共事業や公益事業、建物やキャンパス、産業施設の設計、建設、運用に活用されています。当社の製品には、モデリングおよびシミュレーション用のMicroStationベースのアプリケーション、プロジェクトデリバリ用の ProjectWise、資産およびネットワークパフォーマンス用の AssetWise 、インフラストラクチャデジタルツイン用のiTwinプラットフォームなどがあります。 Bentley Systemsは、 172カ国に4,000人以上の従業員を擁し、年間売上高は8億ドルを上回ります。
www.bentley.com

© 2021 Bentley Systems, Incorporated. Bentley、Bentleyのロゴ、AssetWise、Imago Inc、iTwin、Leapfrog、MicroStation、Oasis montaj、ProjectWise、Seequent、Seequentのロゴ、およびTargetは、Bentley Systems, Incorporated、またはその直接的または間接的な完全所有子会社の登録商標または未登録の商標またはサービスマークのいずれかです。その他すべてのブランドおよび製品名は、それぞれの所有者の商標です。



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