Xプライズ、未来のタンパク質を発見するコンテスト「Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオン」のセミファイナリスト・チームを発表

プレスリリース発表元企業:XPRIZE

配信日時: 2021-07-18 03:29:00

Xプライズ、未来のタンパク質を発見するコンテスト「Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオン」のセミファイナリスト・チームを発表

数カ月にわたる応募とコンテストの審査員団による数週間の審査の結果、世界中で利用可能な鶏肉と魚の代替品の開発を支援すべく、28チームに総額最大50万ドルの賞金を授与

(ロサンゼルス)-(ビジネスワイヤ) -- 本日、Xプライズは、Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオンで勝ち残ったセミファイナリスト28チームを発表いたします。2020年12月にスタートしたこの賞金1500万ドルのコンテストは、利用しやすさ、環境の持続可能性、動物福祉、栄養・健康に加えて、味や食感の点で従来の鶏肉や魚を再現するか上回る培養鶏胸肉や魚の切り身の代替品の生産を奨励することで、人類が将来世代を養う方法を再発明することを目的としています。

このコンテストの審査員団が選出したセミファイナリスト28チームは、技術に関する応募書類に基づいて選ばれ、14カ国を代表しています。

今後1年間、セミファイナリスト・チームは、ASPIREやトニー・ロビンズ財団を含むこのコンテストのエコシステムやスポンサーと密接に協力しながら、製品の第一段階の開発に着手します。セミファイナリスト・チームの中から、2022年末までに、最大10組の最終候補チームが技術ソリューション・プロトタイプの長所に基づいて選ばれ、250万ドルのマイルストーン賞金を分け合います。最終候補チームは、最終審査の前にソリューション開発の最終ラウンドを行い、大賞1チームに700万ドル、2位と3位にそれぞれ200万ドルと100万ドル、そしてボーナスとして200万ドルが授与されます。受賞チームは、115グラム(4オンス)の培養された鶏胸肉または魚の切り身の類似品を少なくとも25カット作成し、それは従来の鶏肉や魚の食感、汎用性、栄養特性を再現したものである必要があります。

Xプライズは、以下のチームがこのコンテストで勝ち残ったことをお知らせします。

エア・プロテイン、米国アナザー・フィッシュ、カナダアトラスト・フード、米国BlueNalu、米国ボストン・ミーツ、米国Brew51、インドセルAGテック、カナダCellX、中国ダイバースファーム-ストラクチャード・ミート、日本イナフ – ノーリミッツ、英国グッド・ミート、米国インテグリカルチャー、日本Kernel Mycofoods、アルゼンチンKuleana、米国ミートアワフューチャー、南アフリカミーティ・フーズ、米国MyoWorks、インドNovel Farms、米国ProFillet、カナダレボ・フーズ、オーストリアSeaSpire、ニュージーランドTFTAK、エストニアザ・ベター・ミート、米国The PlantEat、韓国ウマミ・ミーツ、シンガポールUmiami、フランスホワイトボード・フーズ、カナダワイルドタイプ、米国Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオンのプログラム・リーダーのキャロライン・コルタは、次のように述べています。「過去数年間で、世界の人口が増加を続け、肉製品の需要が拡大する中で、現在の世界の食物連鎖では対応できないことが明らかになっています。私たちは、従来の動物由来製品と比べて栄養価が高く環境にやさしく持続可能な代替品が必要であると分かっていますが、大規模な導入には継続的に市場投入されるさらなる技術革新が必要なことも知っています。私は、鶏と魚から始めて食の未来を形作るべく、この技術革新と探求の旅に乗り出すよう選出された世界的なセミファイナリスト・チームに大いに期待しています。」

Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオンの審査員団は、最高水準の学術・研究で活躍する多様で国際的な技術業界の専門家グループで構成されています。8人の審査員は次の通りです。

エイミー・C・ローワット氏、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の統合生物学・生理学部准教授ブライアン・ジェイコブソン氏、イリノイ大学の統合バイオプロセシング研究所(IBRL)のパイロット・プラント運営担当アシスタント・ディレクターDan Blaustein-Rejto氏、ブレイクスルー・インスティテュートの食品・農業担当ディレクターカンタ・シェルケ氏(Ph.D.)、コーバス・ブルー創業者・プリンシパルキース・コックス氏(博士)、シーフード・アナリティクス共同創業者・最高科学責任者、アラスカ大学サウスイースト校(UAS)の海洋水産学部助教ローラ・ドミガン氏(博士)、ニュージーランドのオークランド大学のバイオマテリアル科学者マルコス・サンチェスプラタ氏(博士)、テキサス工科大学の世界食糧安全保障 - 動物・食品科学部准教授オリビア・オギルビー氏、オークランド大学で培養肉を専門に研究する細胞農業学ポストドクトラルフェローXプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオンは、食の未来インパクト・ロードマップ(世界の食糧システムの課題に関するXプライズの詳細分析)に端を発しています。これにより、代替タンパク質の大規模生産は、大幅な技術的進歩、価格低下、消費者の嗜好の大きな変化を必要とする重要なインパクト分野であると分かりました。その後、このコンテストは、アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)(変革的技術成果のための研究開発を形成し、アブダビのR&D戦略を定義)の一部として、アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)の技術プログラム管理の支柱を務めるASPIRE、トニー・ロビンズ財団グッド・フード研究所Foundation for Food and Agricultureディストリクト3ニューハーベストProveg Internationalといったパートナーの支援を得てスタートしました。鶏肉や魚の代替品の開発を通じて、この賞で競い合うチームは、世界が豊かになる中で、今後10億人が活動的で健康的な生活を送ることができるように持続可能な食品が将来の食品需要を確実に満たせるよう活動します。

Xプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオンの詳細については、xprize.org/feedをご覧ください。

Xプライズについて

Xプライズは、第501(c)3条非営利団体であり、世界の最重要課題の解決に向けた革新的コンテストモデルの考案・実施における世界的リーダーです。現在実施中のコンテストには、賞金1億ドルの炭素除去ウイズ・イーロン・マスクXプライズ、賞金2000万ドルのNRG COSIAカーボンXプライズ、賞金1500万ドルのXプライズ・フィード・ザ・ネクスト・ビリオン、賞金1000万ドルの雨林Xプライズ、賞金1000万ドルのANAアバターXプライズ、賞金500万ドルのIBMワトソンAI Xプライズ、賞金500万ドルのXプライズ・ラピッド・リスキリング、賞金100万ドルのデジタル学習チャレンジがあります。詳細情報については、xprize.orgをご覧ください。

ASPIREについて

ASPIREは、アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)のプログラム管理の支柱として、将来の変革的技術の創造を推進しています。ATRCは、アブダビの研究開発戦略の定義、効率的な投資のための資金統合、政策・規制の推進を担当しています。ASPIREは、分野横断的な業界利害関係者、大学、研究機関と協議して、課題ステートメントを構成します。また、世界の最も差し迫った問題のいくつかを解決すべく、グランド・チャレンジと国際コンテストを開始します。ASPIREは、優れた人材、アイデア、資源、技術を集め、複雑な課題を解決します。詳細情報については、www.aspireuae.aeをご覧ください。

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トニー・ロビンズ財団について

1991年に設立されたトニー・ロビンズ財団は、忘れられがちな人々の生活の質に大きな好ましい変化をもたらせるよう、個人や組織に力を与えることを目的とする非営利団体です。世界的なプログラムやイニシアチブを通じて、トニー・ロビンズ財団は若者、高齢者、飢餓に苦しむ人、路上生活者、受刑者の生活に好ましい変化をもたらすことに注力しています。当財団は、毎年世界中で数百万食の食事を供給し、医療・福祉サービス組織に2000件以上の助成金やその他の資源を提供し、1700件以上の矯正施設でカリキュラムを実施し、10代の若者向けのプログラムに世界中から数千人の若いリーダーを集めています。詳細情報については、www.thetonyrobbinsfoundation.orgをご覧ください。

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caden.kinard@xprize.org

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