エコラボ、インドの製鉄会社Tata Steelの生産性向上と原料の現地調達拡大をサポート

プレスリリース発表元企業:エコラボ合同会社

配信日時: 2021-07-12 14:03:36







選炭工程での廃棄物と天然資源使用量の削減、従業員の安全性も向上


[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1673/49297/250_48_2021071212101960ebb29b38917.jpg


衛生管理の世界的リーディングカンパニーであるエコラボでは、「Partners for Greater Purpose: Leading in a Changing World(より大きな目標に向けて共に取り組むパートナー:変化する世界をリードする)」と題した「2020年コーポレートサステナビリティレポート」を発表しました。本レポートでは、エコラボが掲げる2030年に向けた意欲的な目標「2030 Impact Goals」に対する進捗状況と、環境およびオペレーション面での成果を促進するためのお客さまとの取り組みに焦点を当てご紹介しています。

2020 年にエコラボがお客さまに提供した成果


2,060億ガロンの水を節減(7億1,200万人分の飲料水に相当)
13億人に安全な食品を提供
660億人の手を清潔にする
180万人を感染症から守る
350万トンの温室効果ガス排出を抑制


指数関数的投資利益率(eROI)


[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1673/49297/150_61_2021071212103060ebb2a6be725.jpg

eROIとは、エコラボのソリューションとサービスを通じてお客さまにもたらされたベネフィットと総価値を測定して数値化する当社独自のプロセスです。生産性やパフォーマンスの向上、オペレーションコストの削減・効率化、そしてサステナビリティの観点から、企業責任の目標を達成し、世界にポジティブな影響を与える重要な成果をお客さまの投資利益として数値化します。eROIはお客さまの企業目標に対する推進状況の把握をサポートするだけでなく、当社のアプローチを可視化して実証する手段でもあります。2020年に完了したお客さまとのeROIプロジェクトは、世界全体で年間8,770億ドル以上の削減を達成しました。
https://ja-jp.ecolab.com/expertise-and-innovation/exponential-value-eroi

顕著な成果を上げた取り組みの中から、今回はインドに本社を置く製鉄会社Tata Steelへの支援事例をご紹介します。

<ケーススタディ>インドの製鉄会社Tata Steelにおける生産性向上と原料の現地調達拡大



[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1673/49297/700_232_2021071212053560ebb17fe5b25.png


建物やインフラにおいて欠かせない鉄鋼は、高い品質と信頼性が極めて重要です。しかし、高品質の石炭を入手・処理して、使用可能な鉄鋼を生産するプロセスには膨大な時間と資源が必要です。インドに本社を置く製鉄会社のTata Steelでは、製鉄プロセスにおいて高品質の石炭製品を増産するソリューションに関心を寄せていました。高品質の石炭を生産できれば、製鉄に必要な石炭の輸入量を最小限に抑えられ、コスト削減につながります。また、輸入に頼らず、原材料の現地調達を奨励するインド製造業振興策「Make in India」に貢献することになります。

10年におよぶパートナーシップに基づいて、ナルコ ウォーターのチームではTata Steelと協力し、NALFLOTE Flotation Aidを使用して石炭からの灰の除去プロセスを最適化しました。製鉄を支える石炭の品質を高めるには、「選炭」と呼ばれる工程において水を使って石炭から灰を除去する必要があります。除去できる灰の量が多いほど石炭の質は高くなります。通常は、石炭の中で使用できる部分と廃棄物となる部分が出てきます。
この石炭灰除去プロセスでNALFLOTEを使用することにより、私用可能な製品の回収率が上がり、最終的に廃棄される石炭量が減少しました。結果としてTata Steelが調達しなければならない原炭の量が最小限に抑えられ、現地の資源をより有効に活用できるようになりました。この浮遊ソリューションは水を使用した不燃性の無害なソリューションなのでTata Steelの安全目標達成も支援します。

プログラム実施以降、Tata Steelは操業の生産性を向上しながらも、廃棄物と天然資源使用量の削減、従業員の安全性向上、輸入の削減を実現しました。輸入の減少はオペレーションコスト削減につながり、生産性が向上したことで、同社の事業全体の収益性が向上しました。輸入コストの削減と生産性の向上を合わせて、年間50万ドルの収益増となりました。

Tata Steelが達成したインパクト(年間)


41,000トンの原料を削減し、廃棄物を削減
5,000トンの精炭増産により工場の生産性向上
無害なソリューションの採用により従業員の安全性を改善
年間50万ドルに相当する総価値を実現


2020年コーポレートサステナビリティレポート(デジタルサステナビリティレポート)
https://ja-jp.ecolab.com/corporate-responsibility/sustainability-progress-report
2030 Impact Goals
https://ja-jp.ecolab.com/corporate-responsibility/2030-impact-goals



エコラボについて
エコラボは、300万カ所に及ぶお客さまの現場で信頼されるパートナーとして、水、衛生、感染防止のソリューションとサービスのグローバルリーダーです。世界170カ国以上において食品、ヘルスケア、ホスピタリティ、産業分野のお客さまに、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化、オペレーション効率とサステナビリティの向上のための包括的ソリューション、データ活用によるインサイト、個々に適したサービスを提供しています。年間の売上高は120億ドル、従業員数は約44,000人です。
詳しくは https://www.ecolab.com/
をご覧ください。

Twitter(https://twitter.com/Ecolab

Facebook(https://www.facebook.com/ecolab

LinkedIn(https://jp.linkedin.com/company/ecolab

Instagram(https://www.instagram.com/ecolab_inc/


プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform