“最も危険な論客”が自称知識人たちの無知・無見識をあぶり出す。『バカに唾をかけろ』

プレスリリース発表元企業:株式会社小学館

配信日時: 2021-07-06 10:13:51

人の嫌がることを言おう。



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偽善・欺瞞・疑惑。3つのギが社会を暗黒化する。

«大衆も知識人もバカまみれ、バカ汚染である。
こんな時代に心ある人のできることは何か。
バカを凌駕することだ。
バカに痛罵をかけろ。
バカに唾をかけろ。»
(本書「まえがき」より)

“最も危険な論客”こと呉 智英が自称知識人たちの無知・無見識を容赦なくあぶり出す「劇薬」が登場。本書には、毒にも薬にもなる正鵠を得すぎた暴言が散りばめられている。

たとえば話題になった「表現の不自由展」については、こう一刀両断!

«議論の中心にあるのは慰安婦を象徴する「少女像」だが、これ、いつ表現が不自由になったのか。少女像はソウルの日本大使館前に二〇一一年から堂々と設置されている。しかも公道にである。〈中略〉こうした少女像のどこが「表現の不自由」なのか。津田大介ら破廉恥な運動家連中がわざわざここで表現の不自由を作り出したのだ。ありもしない交通事故を作り出す「当り屋」商売と同じである。»
(本文より)

返す刀で保守派に対しても、手厳しい。

«何を「保守」すべきかといえば、まず伝統だろう。しかし、伝統の意味を誤解していては話にならないし、昨日今日の流行を伝統だと思い込んでいては大恥だろう。ところが、現実にはそういう論者が多いのだ。»

「週刊ポスト」で連載していた「現実のバカ」に新たに補論を加え、さらに長文評論「人権を疑え」を加筆した、著者の集大成的評論集。

«私の小学校時代の話である。週訓だの月訓だのが定められ、その励行が求められた。その一つに「人の嫌がることをしよう」があった。なるほど、掃除当番はトイレ棟の裏の日当たりが悪い場所はおざなりの掃除しかしなかったし、生物委員は水槽の死んだドジョウを捨てる仕事を嫌がった。先生は、人の嫌がる仕事ほど尊いものだとも言った。その通りである。そしてまじめな親友は人の嫌がることを率先してやった。私は、うーん、あんまり、ちょっと・・・。
大人になり、私は評論家になった。ずっと心残りだったあの訓戒を実践しようと決めた。言論人として、人の嫌がることを言おう。人の嫌がる発言こそ尊いのだ。»

ベストセラー「バカにつける薬」から30年余り、ますます劣化した「偽善」「欺瞞」「疑惑」まみれの衆愚社会を撃つ!

〈目次〉
第1部 時代を疑え
スケベ人間って言ってみろ/この本はこう読め/「分断社会」への忖度ほか

第2部 俗論を疑え
結婚と恋愛至上主義/学歴の深層と真相/韓国統治の実態/環境型セクハラって何?ほか

第3部 通説を疑え
世俗化する天皇制/宗教とコロナ禍/表現の不自由と闘おう/珍名あり不自由名ありほか


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【著者プロフィール】
呉 智英 (くれ・ともふさ)
1946年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。知識人論やマンガ論などの分野で執筆活動を展開。日本マンガ学会理事。

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