弘前城本丸石垣修理事業 石垣の積直し工事が本格始動 工事内容などを紹介「石垣普請番屋」リニューアルオープン

プレスリリース発表元企業:青森県弘前市

配信日時: 2021-06-30 10:30:00

青森県弘前市では、史跡弘前城跡の本丸東面の石垣を約100年ぶりに修理する「弘前城本丸石垣修理事業」を行っており、石垣の解体工事や発掘調査等を経て、2021年6月23日から、本丸石垣の積直し工事を本格始動しました。また、これまでの工事内容などを紹介する「石垣普請番屋(いしがきふしんばんや)」もリニューアルオープン。この歴史的な工事を、2028年度の完工を目指し進めていきます。

●弘前城本丸石垣修理事業
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/ishigaki/index.html

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/264958/LL_img_264958_1.jpg
令和3年度実施予定の北側工区範囲

弘前城本丸東面の石垣には、1983年の日本海中部地震を契機とした調査で、孕み(はらみ)が確認されており、地震等の衝撃により石垣が天守を巻き込んで崩壊する危険性が指摘されたことから、2014年度に石垣修理工事に着手。2015年度に天守を曳屋、2016年度から2018年度にかけて石垣の解体工事を実施し、天守台下の発掘調査等を経て、2021年6月、石垣の積直し工事が本格的に始まりました。
今後は、2024年度に石垣の積直し工事を終え、2025年度に天守を元の位置に曳戻し、2026年度から2028年度にかけて、天守の耐震補強と保存修理を行う予定です。


●2021年度の工事内容
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/ishigaki/2021-0513-1133-48.html
本丸石垣の東面(北側)の積直し工事を実施。この工区の石垣は18段前後で築かれており、2021年度は8~9段を積み直す予定。
解体した築石(つきいし)を石材置き場(四の丸)から現場(本丸)に運搬し、1石ずつ積み直し、当時の勾配や背面の構造を再現していきます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/264958/LL_img_264958_2.jpg
石垣模式図及び作業の様子

●「石垣普請番屋」をリニューアル
2017年度に設置した「石垣普請番屋」を、江戸時代の井戸跡や出角石垣(ですみいしがき)など、発掘調査で得られた新たな知見をもとに、展示内容をリニューアルして公開します。
弘前城本丸石垣修理事業に係るパネルや模型などの展示のほか、ガラス越しに石垣修理現場が見学できます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/264958/LL_img_264958_3.jpg
石垣普請番屋

●施設概要
【弘前公園】所在地:弘前市大字下白銀町1
(1) 有料期間:4月1日~11月23日
(2) 有料時間:9時~17時(入園券の販売は16時半まで)
※4月23日~5月5日の期間は7時~21時
※11月24日~翌年3月31日の期間は、弘前城(本丸・北の郭)は
無料、天守は冬季閉館
(3) 入園料 :大人320円(250円)
子供100円(80円)
※3施設共通券(弘前城(本丸・北の郭)・弘前城植物園・
藤田記念庭園(※弘前公園外))
大人520円(470円)
子供160円(130円)
※( )内は10名様以上の団体料金
※「子供」は小・中学生
※未就学児は無料

【石垣普請番屋】所在地:弘前市大字下白銀町1 弘前公園本丸エリア
(1)開館期間:4月23日~11月23日
(2)開館時間:9時~16時半
(3)入場料 :無料(弘前城(本丸・北の郭)の入園料は必要)


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プレスリリース提供元:@Press