シャーロック・バイオサイエンシズの221bファンデーションが1カ月当たり最大1000万件の検査によりCOVID-19診断法の世界的利用を実現

プレスリリース発表元企業:Sherlock Biosciences

配信日時: 2021-06-26 00:57:00

シャーロック・バイオサイエンシズの221bファンデーションが1カ月当たり最大1000万件の検査によりCOVID-19診断法の世界的利用を実現

複数社との提携により世界的規模でポイントオブケアによる高速処理のCRISPR COVID-19診断キットを確保

(ボストン)-COVID-19の世界的流行病に対処しながらSTEM分野における多様性を促進する目的でシャーロック・バイオサイエンシズが設立した非営利団体の221bファンデーションは本日、提携先がCOVID-19診断キットの製造能力を年末までに1カ月当たり最大1000万件の検査が可能となるように拡大すると発表しました。221bファンデーションは、ALBOT Technologiesクーパー・インターナショナルロジックインクRoklineUnited PPEビンクス・ヘルスを含む組織と今年締結した複数のライセンス契約を通じ、米国、アラブ首長国連邦、インド、シンガポールにおける製造および世界販売を実現しており、またこれらの地域を越えて世界的規模で必須の診断ソリューションへのアクセスを向上させるための協議を行っているところです。

221bファンデーションは、同社のSHERLOCK™ CRISPRを基盤とする技術に関連する知的財産を利用できるようにすることで、COVID-19の世界的流行病との闘いを支援すべく設立されました。SHERLOCK CRISPR COVID-19製品の第三者による売上げの収益は、HMS MEDscienceスクラッチザ・アキラ・インスティチュートを含め、STEM分野における人種やジェンダーの多様性を促進する各種プログラムを支えてきました。

シャーロック・バイオサイエンシズの共同創設者で社長兼最高経営責任者(CEO)のRahul Dhandaは、次のように述べています。「世界がCOVID-19の世界的流行病に対応するために結集しており、当社はその使命感から世界規模の解決策を生み出す取り組みに参画してきました。221bファンデーションは当社の最も重要な対応策の1つであり、当社の包括的なCRISPR IP資産を提供してこの世界的流行病の終息を早めるオープンイノベーションモデルとなります。当社は当ファンデーションの設立以来、ポイントオブケアからネパールでの戦略的検査センター、高度に自動化された臨床環境まで、多様な使用例を実現してきました。当社は、この世界的なニーズに応えながら、STEM分野におけるジェンダーおよび人種の多様性を支えるプログラムのために道筋をつけることができ、光栄に思います。こうしたプログラムを支える活動は、当業界が世界中でサービスを提供しているコミュニティーの意向を確実に反映する上で不可欠の取り組みです。」

Sherlock™ CRISPR SARS-CoV-2キットは米国食品医薬品局(FDA)から承認されたCRISPR技術の使用例として初のものですが、本技術に対する緊急使用許可(EUA)を2020年5月にFDAより取得して以来、221bファンデーションは世界各国における提携を通じ、本技術へのアクセスを一貫して向上させています。

シャーロック・バイオサイエンシズの最高技術責任者(CTO)であるウィリアム・J・ブレイク博士は、次のように述べています。「当社は221bファンデーションの設立以来、本プラットフォームのワークフローを継続的に発展させ、処理速度が高く低コストで非常に正確なソリューションを世界中の患者さんに提供すると同時に、当社が発見した新しいCas酵素を基盤とする革新によってCRISPR診断の分野を進歩させ、完全一体型のリアルタイムマルチプレックス検査を実現してきました。当社および提携先のアッセイ法は、伝染性の高い新しいCOVID-19変異株の検出に非常に効果的であり、この世界的な公衆衛生上の危機に対する強力な解決策となります。」

ライセンスの機会または当社CRISPR SARS-CoV-2検査法に関する詳細については、直接sales@sherlock.bioまでご連絡いただくか、当社のホワイトペーパーをこちらからご覧ください。

221bファンデーションについて

221bファンデーションは、COVID-19の根絶を支援するとともに、STEM分野における人種およびジェンダーの多様性を支援するという、2つの使命を持って設立されました。221bファンデーションは、CRISPRを使用した診断検査法の開発を非営利団体および営利団体の両方が行えるようにするための支援と知的財産を提供することで、COVID-19の世界的流行病との闘いを支援するとともに、STEM産業におけるアクセスと多様性を一層向上させることを目指しています。診断検査、STEM、多様性の分野における業界専門家が主導する221bファンデーションは、CRISPR技術の進歩がCOVID-19の世界的流行病を終息させる革新を促進する世界を構想しています。詳細情報については221bfoundation.orgをご覧ください。

シャーロック・バイオサイエンシズについて

シャーロック・バイオサイエンシズは、人々が各自の健康を管理する能力を得られるよう、最も簡素で最も正確な検査法への世界的なアクセスを提供することに専心しています。当社は、保有するエンジニアリング・バイオロジー(Engineering Biology)プラットフォームを通じ、CRISPRを使用した「スマートなアンプリコン検出」法であるSHERLOCK™と、合成生物学を基盤とする機器不要の分子診断プラットフォームであるINSPECTR™を対象に、用途の開発に携わっています。SHERLOCKおよびINSPECTRは、複雑な機器なしに実質的にあらゆる条件で使用可能であり、プレシジョンオンコロジー、感染症識別、食品安全、在宅検査、現場での疾患検出などの分野で、広範囲にわたって潜在的用途を広げています。当社は2020年に、CRISPR技術の使用で初めてFDAから承認を取得し、歴史的な偉業を成し遂げました。詳細情報についてはSherlock.bioをご覧ください。

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katie@1abmedia.com

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