親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」東京国立博物館 本館 特別4室にて2021年7月20日(火)~9月5日(日)に開催

プレスリリース発表元企業:東京国立博物館

配信日時: 2021-06-24 15:00:00

東京国立博物館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会は、ファミリー向け企画・親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」を開催します。2021年1月~2月に開催しご好評いただいた企画、親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」が夏休みに帰ってきます。本展は、東京国立博物館のコレクションの中から「浮世絵」「うるし」「きもの」「よろい」の4つをテーマに取り上げた、デジタルコンテンツやぬりえなどの体験型展示です。各コンテンツの体験により、日本の美術や文化をより深く楽しむことができます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_12.jpg
12_ロゴ

※本展はデジタルコンテンツや複製品を用いた体験型展示です。体験のモチーフとなっている原作品は展示していません。
※会場内では消毒等、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して行います。


■親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」
2021年7月20日(火)~9月5日(日) 本館 特別4室
※「きもの」コーナーは7月20日(火)~8月15日(日)、「よろい」コーナーは8月17日(火)~9月5日(日)に実施します。

▼浮世絵
日本の江戸時代(17~19世紀)の人びとの姿や世の中の様子を描いた浮世絵。本展の浮世絵コーナーでは、複製品の展示を通し、版を重ねて多色摺りの浮世絵版画ができるまでの工程を紹介します。
また、会場内ではスタンプを重ねて浮世絵版画のしくみを体験することができます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_1.jpg
1_スタンプコーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)

▼多色摺り浮世絵版画の現代につくられた複製品
制作 :公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
原作品:重要文化財 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 東洲斎写楽筆 江戸時代・寛政6年〔1794〕

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_2.jpg
2_浮世絵 多色摺り版画の複製品 1

最初は絵の輪郭です。これを主版(おもはん)といいます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_3.jpg
3_浮世絵 多色摺り版画の複製品 2

きものは黄色い地に茶色い縞を重ねます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_4.jpg
4_浮世絵 多色摺り版画の複製品 3

背景は「雲母(うんも)」をのせた雲母摺(きらず)りでメタリックに表現されます。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_5.jpg
5_浮世絵 多色摺り版画の複製品 4

完成(ここでは工程を省略して紹介しています。)

▼うるし
「ウルシノキ」の樹液を、器の表面に塗り重ね飾ったものを漆工芸とよびます。この樹液に色をつけたり、漆を接着剤のように使い金属の粉を蒔きつけたり(蒔絵・まきえ)、金属や貝殻の薄い板を貼りつけたり(螺鈿・らでん)と、さまざまなテクニックで文様を表します。会場のタッチ端末では、漆工芸に用いられるテクニックを学びながら、尾形光琳の代表作である国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」を題材としたオリジナルの漆の箱をデザインできます。(コンテンツ制作:TNYU Inc.)

※デザインしたオリジナルの漆の箱は、ペーパークラフトの型紙データとして、会場でお手持ちの携帯端末等にダウンロードできます。ダウンロードしたデータはご自宅で印刷の上、組み立ててお楽しみいただけます。
※会場で型紙データの印刷サービスも実施します。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_6.jpg
6_うるし 体験コーナー(2020年度 親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化」の様子)

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_7.jpg
7_うるし タッチ端末

▼きもの 開催期間:7月20日(火)~8月15日(日)
日本の民族衣装として知られるきもの。江戸時代のはじめ(17世紀)には、雛形(ひいながた)と呼ばれる、きもののファッション雑誌が刊行されていました。このコーナーでは雛形をモチーフにしたぬりえに思い思いの色をぬって、細かい模様やデザインの工夫を楽しめます。

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_8.jpg
8_きもの 雛形のぬりえ

▼よろい 開催期間:8月17日(火)~9月5日(日)
日本のよろいは、武士が合戦の時に着て身を守るだけではなく、自分の活躍をアピールするために、力強く、そして美しくつくられています。このコーナーでは、よろいの構造がわかる着付け動画をご覧いただけます。また、現代につくられたよろいの展示により、伝統的な技法を間近でじっくり観察できます。

※会場ではよろいの着付け体験はできません。

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_9.jpg
9_榊原康政_甲冑

榊原康政が用いた甲冑をモデルにしたもの
制作 :甲冑工房丸武
原作品:重要文化財 黒糸威二枚胴具足 榊原康政所用 江戸時代・17世紀

画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_10.jpg
10_足利尊氏_兜

足利尊氏が用いた兜をイメージしたもの
制作:甲冑工房丸武


■親と子のギャラリー「まるごと体験!日本の文化 リターンズ」
会期、会場:2021年7月20日(火)~9月5日(日) 本館1階 特別4室
開館時間 :9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで。体験受付は閉館15分前まで。
休館日 :月曜日、ただし、8月9日(月・休)は開館。
観覧料 :一般1,000円/大学生500円

画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/263858/LL_img_263858_11.jpg
11_ポスタービジュアル(イラスト:萩原慶)

※総合文化展観覧料および開催中の特別展観覧券(観覧当日に限る)でご覧いただけます。
※当館では事前予約制(日時指定券)を導入しています。入館にあたって、すべてのお客様はオンラインでの日時指定券の予約が必要です。詳細は東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
※特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(6月22日[火]~9月12日[日])、聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」(7月13日[火]~9月5日[日])は別途事前予約(日時指定券)および観覧料が必要です。
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、東京国立博物館ウェブサイト等でご確認ください。

主催 : 東京国立博物館、文化庁、
独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
東京国立博物館ウェブサイト: https://www.tnm.jp/


本展は、令和3年度日本博主催・共催型プロジェクトです。

<日本博とは>
文化庁及び独立行政法人日本芸術文化振興会を中心に、関係府省庁や文化施設、地方自治体、民間団体等の総力を結集した大型国家プロジェクトです。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、「縄文から現代」までの「日本の美」を体現する美術展・舞台芸術公演・文化芸術祭等を、「日本人と自然」という総合テーマの下、四季折々・年間を通じて全国で展開します。
URL: https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press