エレベーターリニューアルについての相談が2倍増 エレベーターの部品供給停止による「2020年問題」深刻化が背景に

プレスリリース発表元企業:エレベーターコミュニケーションズ株式会社

配信日時: 2021-06-22 12:00:00

エレベーターの保守・リニューアルを展開するエレベーターコミュニケーションズ株式会社(代表取締役:薄田 章博、本社:東京都品川区)に、エレベーターのリニューアル工事のお問い合わせが急増しており、2020年は2017年と比較して2倍超のお問い合わせになっています。背景には、エレベーターメーカー各社が、2020年以降に部品の供給を停止する「2020年問題」が深刻化していることがあります。


【「2020年問題」~エレベーター部品供給が停止され死活問題に~】
1990年~2000年の間に、毎年3~3.5万台のエレベーターが設置されましたが、その多くが現在は製造されていない「油圧式」のエレベーターです。この「油圧式」のエレベーターについて、各エレベーターメーカーは2020年以降、順次部品の供給を停止していくことを発表しています。

部品交換ができないエレベーターは定期的なメンテナンスが実施できず、安全性が保てないためリニューアル工事が必須となってきますが、現在各メーカーは「ロープ式」のエレベーターの製造がほとんどで、「油圧式」から「ロープ式」にリニューアルするには、6階建ての建物だとエレベーター1基につき費用は1,000万円超と、多額のコストがかかってしまいます。

安全にエレベーターを使用するためにリニューアルをしなければならないものの、コスト面での悩みを抱えるビルオーナー様・マンション管理組合様は多く、「2020年問題」は利用者・入居者の方にとっても他人ごとではない死活問題へと発展してきています。

<エレベーターメーカー別1990年代製の部品供給停止時期>
2020年停止:日立ビルシステム・フジテック
2023年停止:三菱電機
2024年停止:東芝エレベーター


【「油圧式」→「油圧式」のエレベーターリニューアル工事件数が2.3倍に急増】
そんな中、当社にエレベーターリニューアルに関する問い合わせが急増してきており、2017年と比較すると2020年は、リニューアル工事数は2.3倍に、お見積り・お問い合わせ数は2.05倍と、共に2倍を超える数字となっています。
相談急増の理由は、当社が「油圧式」のエレベーターへのリニューアルが可能であるためです。「油圧式」から「油圧式」へのリニューアルだと、6階建ての建物でエレベーター1基につき費用は500万円程度と、「油圧式」から「ロープ式」へのリニューアルに比べて半額以下で済み、この点が多くのビルオーナー様・マンション管理組合様から支持されている要因になります。

<リニューアル工事実績>
2017年:45台
2018年:78台
2019年:95台
2020年:106台

<お見積り・お問い合わせ数>
2017年:336台
2018年:556台
2019年:685台
2020年:691台


【「油圧式」エレベーターへの工事可能な理由は独自の「仕入先」と「技術」】
当社が「油圧式」へのエレベーターリニューアル工事が可能な理由は、独自に部品の製造仕入先を確保していることと、「油圧式」への工事をこなせる技術をもつ自社技術スタッフを育成してきたためです。
お客様の悩みとしてもっとも多いのが費用面と工期の短さのため、この深刻化する「2020年問題」に柔軟に対応できるよう、日々体制を整え強化し、ニーズにお応えできるよう取り組んできました。


【今後の展開】
「2020年問題」によるエレベーターリニューアルのニーズは、今後も増加し続けていくことが予測されます。当社では、より安価に迅速にリニューアルに対応できるよう、技術や対応スタッフの質の向上に注力し、お客様の期待に応えられるよう鋭意努力して参ります。
また、地震が起きた際に迅速に対応できるエレベーター管理システムの開発などの強化も進めており、利用者の方により安心安全なエレベーターを提供できるよう取り組んで参ります。


【会社概要】
名称 : エレベーターコミュニケーションズ株式会社
所在地 : 〒140-0013 東京都品川区南大井6-16-16 鈴中ビル大森3階
代表 : 代表取締役 薄田 章博
設立 : 平成18年2月22日
資本金 : 6,709万円
事業内容: 昇降機保守管理事業・法定点検の代行業務・昇降機リニューアル工事業務 等
URL : https://www.evcom.co.jp/


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