「海洋プラごみ」を再生利用したごみ袋で初のエコマーク認定が誕生(株式会社ジャパックス)

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局

配信日時: 2021-06-21 12:00:00

エコマーク事務局

公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局(所在地:東京都千代田区、理事長:森嶌 昭夫)は、エコマーク商品類型 No.164「海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物を再生利用した製品 Version1」認定基準において、株式会社ジャパックスのごみ袋が第一号の認定を取得しましたことを、お知らせします。

詳細URL: https://www.ecomark.jp/info/release/PR21-01.html

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/263524/LL_img_263524_1.png
エコマーク事務局

◇株式会社ジャパックスの認定商品(ごみ袋)について
今回エコマークの認定を受けた商品は、以下の通りです。
・事業者名 : 株式会社ジャパックス
(所在地:東京都台東区、代表取締役:大木 敏夫)
・商品ブランド名: 環境袋策+
・型式・品番等 : OCN01B、OCN01W
・認定番号 : 21 164 001
・URL : https://www.japacks.com/

プラスチック製ごみ袋「環境袋策+」には、沖縄県久米島に漂着した海洋プラスチックごみ(カゴ、ボトル等)を原料にリサイクルした再生プラスチックを10%配合しています。残りの90%についても、再生プラスチック(海洋プラスチックごみ以外の再生プラスチック)を使用し、100%再生プラスチックを使用したごみ袋の製品化を実現しました。また、本商品はグリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)のプラスチック製ごみ袋の判断の基準にも合致しています。
今回のエコマーク認定商品は、2021年7月より同社にてインターネット販売されるとともに、商品製造趣旨に賛同いただける国内ビーチクリーン活動団体には無償提供される予定です。


◇エコマーク「海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物を再生利用した製品 Version1」基準について
海洋プラスチックごみ汚染が世界中で深刻な問題となっている中、SDGs(持続可能な開発目標)においても、目標14「海の豊かさを守ろう」のターゲット14.1で2025年までに大幅に削減することが掲げられています。日本でも2019年5月に「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」が公表され、行政にとどまらず、事業者ならびに消費者にもその取り組みの推進が求められています。
日本環境協会が運営するエコマークでは、海洋プラスチックごみ対策に特化した、世界で初めての環境ラベル認定基準※となる、エコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物を再生利用した製品 Version1」認定基準を2021年2月に制定し、認定を開始しました。

※世界エコラベリング・ネットワーク(GEN)に加盟するISO14024に準拠したタイプI環境ラベルとして


◇認定基準のポイント
・対象となる「海洋プラスチックごみ」は、海岸漂着物、漂流ごみ、海底ごみのうち、プラスチック製のものです。また、海洋プラスチックごみ対策の重要な施策の一つである漁業系廃棄物のリサイクルを促進させるため、漁業系プラスチック廃棄物も対象としています。
・海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物由来の再生プラスチックを、製品プラスチック中に10%以上使用することを第一の要件としています。
・それ以外の要件としては、回収拠点から製品製造までのトレーサビリティの確保、その他の海洋ごみの適正処理、有害化学物質の不使用、消費者への情報提供などを設定しており、再生した商品を購入する消費者にも安心して使用できるように配慮して基準を設定しました。
・本認定基準は、海岸に漂着するプラスチック製のごみなどを、地域で積極的に収集・リサイクルする仕組み作りを推進し、また消費者がエコマーク認定商品を目にすることで、「ポイ捨てをしない」などのマナー向上や環境問題への関心を高めることを目的としています。
認定基準については、エコマーク事務局ウェブサイトで公開しています。
( https://www.ecomark.jp/nintei/164.html )


<エコマークについて>
国際標準化機構の規格ISO14024「タイプI環境ラベル制度」に基づく認定制度です。
1989年に創設され公益財団法人日本環境協会が運営しています。環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられ、消費者が暮らしと環境の関係を考え、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
エコマーク事務局ホームページでは、最新情報を随時アップしています。

( https://www.ecomark.jp/ )


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