血液浄化装置の市場規模、2027年に239億3,914万米ドル到達見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-06-01 15:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「血液浄化装置市場の成長機会・成長予測 (2020-2027年):製品タイプ (ポータブル型・定置型)・適応症 (敗血症・腎疾患など)・エンドユーザー (病院&診療所・透析センターなど)・地域別」 (Allied Market Research) の販売を5月31日より開始いたしました。

血液浄化装置市場の概要
血液浄化とは、患者の体内にある血液を装置に取り込み、不純物を除去して再び体内に送り込む技術です。血液浄化は、腎臓や血液に関連するいくつかの疾患に重要な役割を果たすため、この市場は予測期間中に大きな成長を遂げると考えられています。透析やろ過技術の進歩と吸着法の進歩により、多くの重要な治療に血液浄化装置が採用されるようになりました。血液浄化装置は、主に臓器障害や腎障害、免疫代謝疾患、プラズマフェレーシスなどに使用されます。血液浄化装置の市場規模は、2019年には146億2,756万米ドルと評価されましたが、2027年には239億3,914万米ドルとなり、予測期間中に5.6%のCAGRを記録すると予測されています。

腎不全などの代謝性・免疫性疾患の急増、糖尿病や高血圧症の増加、腎臓関連疾患に罹患しやすい高齢者の増加などが、血液浄化装置市場の成長を促進する要因と考えられています。また、血液浄化技術や血液学、疾病の病態生理学に関連した進歩の急増は、今後数年間の市場成長をさらに促進すると予想されます。一方で、装置のコスト上昇や血液浄化法に伴うリスクは、近い将来の血液浄化装置市場の成長を妨げる可能性があります。

COVID-19の影響
COVID-19は、全国的なロックダウンや交通取引の制限をもたらし、世界のあらゆる産業分野に影響を与えました。同様に、血液浄化装置市場もパンデミックの影響を受けています。血液浄化装置業界は現在、装置の適切な機能に必要な血液浄化コンポーネントや消耗品の需要と供給に対応するための新たな課題に直面していました。さらに、一貫性のない中断されたサプライチェーン活動や、人材の不足が市場の成長率に影響を与えています。一方、COVID-19は、血液浄化装置市場の成長に強固な影響を与えると予測されます。世界的に規制が緩和されつつある中、COVID-19感染症の感染を抑制する方法として血液浄化を利用する可能性に焦点を当てた研究開発が急増していることから、今後数年間で市場が拡大することが予想されます。複数の企業が、COVID-19感染者の治療に自社の血液浄化装置を使用するために、米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration: U.S. FDA)に緊急使用認可(Emergency Use Authorization: EUA)の申請を行っています。最近では、2020年4月に、バクスター・インターナショナル社が、CRRT機器であるPrisMaxおよびPrismaflexシステムに使用されている同社のオキシリス・フィルターについてEUAを取得しました。同社は、COVID-19対策として、血液浄化装置やシステムの需要がかつてないほど急増していることに対応するため、最大限の生産を行っています。したがって、このパンデミックは、血液浄化装置市場の成長にプラスの影響を与えると予測されます。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/amr1000265-blood-purification-equipment-market-by-product.html

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