半導体整流器の市場規模、2027年に77億2,000万米ドル到達見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-05-24 17:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「半導体整流器の世界市場:製品タイプ(単相、三相)、業種(自動車、家庭用電化製品、電力・ユーティリティ、IT・テレコムなど)別の市場機会分析および業界予測(2020年~2027年)」 (Allied Market Research) の販売を5月21日より開始いたしました。

半導体整流器の市場展望 - 2027年
半導体整流器の市場規模は、2019年に32億2,000万米ドル、2020年から2027年にかけて11.4%のCAGRで成長し、2027年には77億2,000万米ドルに達すると予想されています。整流器とは、電流を一方向にしか流せない2本のリードを持つ半導体のことです。AC(交流)をDC(直流)に変換する電気部品です。ほぼすべての電子機器の電源内部に使用されています。また、電源では通常、トランス、平滑フィルタ、場合によっては電圧レギュレータに続いて、半導体整流器が直列に配置されます。半導体整流器は、電子回路の極性ガードとして使用され、誤って電源電圧を反転させた場合の危険性を排除しています。

発展途上国におけるスマートグリッドの普及率の急上昇や、最新の配電・発電インフラへの政府支出の増加は、半導体整流器市場の成長を促進する主な要因となっています。また、通信サービスや家庭用電化製品の増加も、市場の成長を促進しています。しかし、半導体整流器の技術的な問題やコストの高さが、市場成長の妨げになることもあります。

一方で、自動車や電力分野の様々なアプリケーションにおける整流ダイオードの需要の高まりは、半導体整流器市場の成長に有利な機会を提供すると予想されます。さらに、電子部品の小型化は、予測期間中の半導体整流器市場の成長に好都合であると予想されます。

半導体整流器市場の動向は、COVID-19の発生によって大きな影響を受けています。電子部品や半導体の生産設備が停止しているのは、世界各地で労働力が不足しているためです。COVID-19の発生により、製造稼働率が大幅かつ長期的に低下し、渡航禁止と施設閉鎖により労働者が工場から離れてしまったことで、2020年の半導体整流器市場の成長が鈍化する可能性があります。
しかし、COVID-19による半導体整流器市場への悪影響は短期間にとどまり、2021年初頭には、多くの産業でIoTデバイスの導入需要が拡大し、スマートシティやスマートグリッド技術への取り組みが急速に進んでいることから、市場は堅調な回復速度を示すと予想されています。
また、COVID-19の影響で、半導体企業はサプライチェーンの安全確保や従業員の保護など、緊急性の高い課題に対応するための戦略を導入する必要に迫られています。そのため、ABB、Infineon Technologies AG、三菱電機、Texas Instruments Inc.などの大手半導体整流器メーカーは、自社のビジネスモデルを再構築し、改革するための戦略を採用しています。
例えば、ABB社は顧客と協力して、パンデミック時に現場にいられないサービスエンジニアやフィールドオペレーターのアクセスを確保するために、制御室のライブストリーム、プロセスデータ、オペレーションインサイト、プラントの主要パフォーマンス指標を自宅に避難しているユーザーに配信しています。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/amr992237-semiconductor-rectifiers-market-by-product-type.html

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