「doda」の持つ100万件のキャリアデータをもとに 『ジョブごとの報酬水準データ』を提供する 「Salaries(サラリーズ)」正式版を5月14日(金)より提供開始
配信日時: 2021-05-14 12:00:00
~フェアな報酬を実現し、「ジョブ型雇用」への転換・採用力強化・離職防止をサポート~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎、以下パーソルキャリア)と、シンクタンク・コンサルティングファームである株式会社パーソル総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渋谷 和久、以下パーソル総合研究所)は、2021年5月14日(金)より、『ジョブごとの報酬水準データ』を企業に提供する「Salaries.jp※1(以下、サラリーズ)」のサービス提供を正式に開始いたします。業界・企業規模別に、職種と役割階層(グレード)に応じた人材の市場価値を把握できるようにすることで、企業の「ジョブ型雇用」への移行など人事制度の見直しや、採用力強化・離職防止に資するサービスを目指します。※1:「Salaries.jp」として商標申請中
■背景
[画像: https://prtimes.jp/i/22215/457/resize/d22215-457-255728-0.jpg ]
労働市場の転換期における、企業の課題
労働人口の減少、同一労働同一賃金、人生100年時代、「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用」への移行、ビジネスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)化など、労働市場は大きな転換期を迎えており、新たな雇用モデルが模索されています。
今後、働く個人には「キャリア自律」が、企業には「フェアな処遇」が求められるようになると考えています。
こうした流れの中、働く個人・企業の両者にとって、「給与の妥当性」への関心が高まると予想されますが、日本の雇用市場では、海外のような業界・職種ごとの労働マーケットが確立していないのが現状です。
企業と個人のフェアな関係性を実現したい
上記のような背景を踏まえて、「サラリーズ」の開発は始まりました。
「サラリーズ」は、『ジョブごとの報酬水準データ』を提供することで、「マーケットに準拠したフェアな処遇」の実現を目指しています。企業が社員を職責や職務に応じてフェアに処遇し、社員は自律的にキャリアを形成していくことで、企業とはたらく個人がフェアな関係性を築いていく。そのような社会を実現していきたいと考えています。
■サービス概要 < https://salaries.jp/contents/lp >
「サラリーズ」は『ジョブごとの報酬水準データ』をご提供するサービスです。この『ジョブごとの報酬水準データ』は、パーソルキャリアが提供する転職サービス「doda」の膨大なデータをベースに、パーソル総研のコンサルファームとしての知見、そして転職支援を行ってきたパーソルキャリアの知見などを活用し、機械学習による推定が有効な約100万件のデータを厳選し作成しています。今後は、業種や職種だけでなく、社会から評価される個人の経験・スキルを切り口として分析結果を参照できる機能などを追加予定です。
<特徴>導入したその日から分析データが見られる
1. 社員データをアップロード
職位や年収などの社員データをアップロードすると、サラリーズが振り分けに必要な項目を判別します。
2. 8つの「グレード」に自動振り分け
取り込まれた社員データは、機械学習により、自動的に8つの「グレード」に分類されます。これまで人事担当者が時間をかけ、手動で行っていた「マーケット定義の職種やグレードに振り分ける」という作業がなくなり、業務の効率化が図れます。
3. 結果はグラフで出力
分析が完了すると、マーケットデータに基づいた『ジョブごとの報酬水準データ』をグラフで確認できます。報酬水準は、8つのグレード、90以上の業種、70以上の職種ごとに出力が可能です。マーケットと自社の報酬水準を比較・分析することで、採用時の給与検討や、人事制度の見直しに活用できます。
■サービス提供開始にあたっての想いと決意
昨年10月、正式版リリースに先立って、無償パイロット版への参画企業を募ったところ、80社を超える企業様からお問い合わせをいただきました。結果、パイロット版には50社近くの企業様にご参画いただき、「マーケットの相場感を知るツールとして、非常に魅力的でぜひ引き続き利用したい」「人事制度策定にあたり、ぜひ利用したい」といったうれしいお言葉を頂戴いたしました。一方で、「データが一部薄い部分がある」「より詳細なデータがほしい」といった意見も頂戴しております。この点に関しては、パーソルとして今後強化するべきものと捉えています。
「サラリーズ」は利用企業様のデータを統計化してマーケットデータに反映することで、マーケットの実態により近いデータを提供することができます。上記を通じて目指すのは、企業と働く個人がフェアな関係性を築ける社会です。今後、ご利用企業様のご協力をいただきながら、機能・データをより充実させていくことで、「フェアな処遇が当たり前となる社会」を実現していきたいと考えています。
パーソルキャリア株式会社 執行役員 兼 テクノロジー本部 本部長 柘植 悠太
株式会社パーソル総合研究所 代表取締役社長 渋谷 和久
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
■株式会社パーソル総合研究所について< https://rc.persol-group.co.jp/ >
パーソル総合研究所は、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、組織人事コンサルティング、タレントマネジメントシステム提供、人材開発・教育支援などを行っています。経営・人事の課題解決に資するよう、データに基づいた実証的な提言・ソリューションを提供し、人と組織の成長をサポートしています。
■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
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