Bentley Acceleration Initiatives、Visual IntelligenceおよびAeroprotechnikとのデジタル共同ベンチャーによる5G通信塔向けソリューション、OpenTower iQ の提供を開始
配信日時: 2021-03-27 03:00:00
特許取得済みのデュアルセンサードローン技術と人工知能を組み合わせた、非常に高精度なデジタルツインソリューションにより、タワー事業者の設備展開の加速とより優れた意思決定を支援
(米国ペンシルバニア州エクストン)-(ビジネスワイヤ)-- Bentley Acceleration Initiativesは本日、3D視覚化、リアルタイムの意思決定支援、初期段階からの予測設計などの機能を備えた「iTwin活用型」通信塔向けデジタルツインソリューション、OpenTower® iQの提供開始を発表しました。OpenTower iQは、センサー技術を専門とする企業であるVisual Intelligence(本社所在地: 米国テキサス州ヒューストン)、および空中検査分野に特化したエンジニアリング企業であるAeroprotechnik(本社所在地: ポルトガル、ヴィゼウ)とBentleyのデジタル共同ベンチャーにより開発されたソリューションです。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210326005406/ja/
自動化されたAIなどを活用したインベントリの自動管理により、設備の特定と分類を効率化。 (Photo: Business Wire)
Bentley Acceleration Initiativesは、Bentley Systems(Nasdaq: BSY)が創設した新規技術および事業の創出のための戦略的投資ファンドであり、Bentley Systemsのエコシステムパートナーの力をデジタル共同ベンチャーに結集することで、Bentley iTwinプラットフォームを基盤とする創造的なクラウドソリューションの市場投入を加速させることを目的としています。「iTwin活用型」ソリューションであるOpenTower iQは、新興企業による革新的なデジタル技術を活用して市場のニーズに迅速に対応する、共同ベンチャー事業の強みを活かした模範例と言えます。
データ通信の需要が高まり続けるなか、タワー事業者やエンジニアリング企業の間には、5Gネットワーク展開のための通信インフラストラクチャとなる通信塔におけるコロケーションの検討、既存設備からの切り替え、そしてメンテナンスを行うための、包括的エンジニアリング品質ソリューションに対する大きなニーズがあります。OpenTower iQを導入することで、既存の通信塔からの切り替え、精度の高いモデルの維持、竣工時モデル作成における反復作業の自動化、重要コンポーネント検出のための人工知能の使用などを容易に実現できます。
タワー事業者はOpenTower iQの使いやすいポータルを介して、セキュアな方法で共有データにアクセスし、通信塔の健全性やその他の情報を確認できます。データ解析機能を使用して費用対効果解析を行うことで運用効率の改善と収益の確保を図れるほか、通信塔検査の精度の向上とインベントリ管理のスマート化により、時間とコストの節約と安全性の強化を実現できます。OpenTower iQは運用事業者の大規模な資産ポートフォリオの管理に対応するよう設計されており、膨大な数の通信塔に関するデータの処理と分析を容易にします。
人工知能と特許取得済みのドローン技術を融合
OpenTower iQの市場投入を早期に達成するため、Bentley Acceleration InitiativesはAeroprotechnikからデジタルツイン技術を取得しました。Aeroprotechnikは空中検査分野に特化したエンジニアリング企業であり、資産データの自動収集とデジタル化のためのソリューションを専門としています。Aeroprotechnikのデジタルツイン技術には、対象設備の最新の状況に関する詳細な情報を提供する、人工知能およびリアリティモデリング機能が搭載されており、設備展開の迅速化、より優れた意思決定の実現、販売サイクルの短縮に取り組むタワー事業者を強力に支援します。
Bentley Acceleration Initiativesはまた、物理インフラストラクチャをミリメートルの単位までに至る精度でデジタル化し、3Dによるエンジニアリング品質の資産インテリジェンスを高い信頼性のもとで提供する、特許取得済みのデュアルセンサードローン技術を持つVisual Intelligenceとも提携しました。Visual Intelligenceのソリューションでは、他社の空中検査や地上からの検査といった方法では実現できない広範囲の表面を計測しマッピングできます。ドローンセンサーに関するVisual Intelligenceの特許技術は、ボルト、ワイヤー、階段などの通信塔のコンポーネントを従来不可能であったレベルの非常に高い精度でキャプチャする、独自性の高い技術です。
非常に精度の高い包括的なデジタルツインソリューションがもたらされたことで、タワー事業者はバーチャル技術を活用して通信塔を検査し、設置が正確に実施されているか、または構造上の完全性が損なわれていないかを精査できるほか、コロケーションのための試算を行うこともできるようになりました。Visual Intelligenceのソリューションは他社のカメラによる基礎レベルのリアリティモデリングとは異なり、接合部完全性解析やマウントマッピング解析などの高度な解析にも対応する高精度のデジタルツインを実現します。
「Bentley Acceleration Initiativesが目指しているのは、Bentley iTwinの技術の活用による新しいビジネスの創出と既存事業の強化です。Bentleyの研究開発の成果から革新的なアイデアをスピーディに生み出せるよう、Visual IntelligenceやAeroprotechnikのような、業界をけん引する専門技術に精通した新興企業と提携し、新商品の迅速な市場投入を支援しています。Bentley Acceleration Initiativesは開発資金の提供、不足する技術を補完するパートナーの選定、包括的な市場投入戦略の策定を通じてOpenTower iQをサポートしました」と語るのは、Bentley Acceleration Initiativesのシニアバイスプレジデント兼最高アクセラレーション責任者を務めるSantanu Dasです。「Bentley Acceleration Initiativesの次の展望は、興味をお持ちいただけるエコシステムパートナーをさらに結集して、新しいデジタルインテグレータサービスを立ち上げることです。これにより、通信塔におけるエンタープライズ規模の統合と実装という新興分野に秘められた大きなビジネスチャンスを追求できます。通信業界では、マルチネットワーク事業者が統合および合併によりポートフォリオを拡大し4Gから5Gプラットフォームへと移行するなか、急速な変革が起こっています。「iTwin活用型」のOpenTower iQのようなデジタルツインソリューションが、素晴らしいビジネスチャンスが見込まれるこの業界でタワーオーナーが最大の利益を上げるための大きな力となることは、もはや疑いようがありません」
Genesys Internationalの通信事業およびユーティリティ担当バイスプレジデントであるNikhil Jani氏は、次のように述べています。「通信塔のプランニングと管理の分野におけるOpenTower iQの登場は、通信市場に大きな変化をもたらしました。たった数日のうちに、各種レポート機能やプロジェクトのその他の情報を提供する、高品質なリアリティモデリングの使用が可能になったのです。通信塔に関するあらゆるデータを、高精度かつ最新のデジタルデータとして得られます」
Crown Castle International(NYSE: CCI)の前会長兼CEOであり、Visual Intelligenceの創設者兼会長を務めるTed Miller氏は、次のように述べています。「これまで、通信塔業界の期待に応えるようなドローンデータはありませんでした。これは主に、検査用グレードのドローンセンサーであっても、エンジニアリング品質の通信塔インテリジェンスを抽出するために必要となる十分なデータの信頼性を達成できなかったことに起因しています。特許を取得したVisual Intelligenceのドローンセンサー技術は、通信塔の情報の収集に求められる、ミリメートルに至るまでの精度を業界で初めて達成しました。Bentleyと提携してOpenTower iQを活用することで、私たちの最新技術による信頼性の高いデータから竣工時のデジタルツインを生成でき、さらに人工知能を適用することで自動化と通信塔に関する有用な情報の取得が可能になります。OpenTower iQを通じてドローンデータの新しい用途を開拓し、デジタルツインの価値活用を推進することで、世界中のタワー事業者にメリットを提供できます」
Aeroprotechnikの創設者であるNuno Marques氏は、次のように述べています。「Aeroprotechnikのようなエコシステムパートナーにとって、Bentley Acceleration Initiativesは有益なプラットフォームであると実感しています。人工知能ベースのソリューションをスケールアップして、新興技術からBentleyのユーザーのための素晴らしい価値を創出できました」
画像とキャプション:
自動化されたAIなどを活用したインベントリの自動管理により、設備の特定と分類を効率化。リアリティメッシュとデジタルエンジニアリングモデルを組み合わせて、通信塔の状態を詳細に視覚化。OpenTower iQのデジタルツインおよびリアリティモデリング機能を使用することで、タワー事業者とモバイル通信事業者はほぼリアルタイムの情報を常時取得して、調整が必要な通信塔の監視、予測、対応が可能。自動での資産状態の評価を含む、インフラストラクチャの検査を自動実行。OpenTower iQによってデジタルツインの可能性が拡がり、プランニング、可視化、検査のためのインテリジェンス活用が実現。Visual Intelligenceについて
Visual Intelligenceは、米国テキサス州ヒューストンを本拠とする企業であり、ソフトウェアとセンサー技術の分野で業界をリードする目覚ましい業績を上げています。空中、地上、モバイルの各用途に使用される地理情報画像化ソリューションを提供しており、これらの技術を活用することで、物理インフラストラクチャをミリメートルの単位までに至る精度でデジタル化し、3Dによるエンジニアリング品質の資産インテリジェンスを高い信頼性のもとで提供する、ドローンセンサーおよびソフトウェア自動化の統合プラットフォームを実現しています。https://visualintelligenceinc.com/telecom/
Bentley Systemsについて
Bentley Systems(Nasdaq: BSY)は、インフラストラクチャエンジニアリングソフトウェア企業です。世界経済と環境の両方を維持しつつ、世界のインフラを前進させる革新的なソフトウェアを提供しています。業界をリードする当社のソフトウェアソリューションは、専門家やあらゆる規模の組織によって、道路・橋梁、鉄道・輸送、上下水、公共事業や公益事業、建物やキャンパス、産業施設の設計、建設、運用に活用されています。当社の製品には、モデリングおよびシミュレーション用のMicroStationベースのアプリケーション、プロジェクトデリバリ用のProjectWise、資産およびネットワークパフォーマンス用のAssetWise、インフラストラクチャデジタルツイン用のiTwinプラットフォームなどがあります。Bentley Systemsは、172カ国に4,000人以上の従業員を擁し、年間売上高は8億ドルを上回ります。www.bentley.com www.bentleyaccelerationinitiatives.com. www.opentower.com
© 2021 Bentley Systems, Incorporated.Bentley、Bentleyのロゴ、AssetWise、iTwin、MicroStation、OpenTower、OpenTower iQ、ProjectWiseは、Bentley Systems, Incorporated、またはその直接または間接の完全所有子会社のいずれかの登録商標、未登録商標、または商標です。その他すべてのブランドおよび製品名は、それぞれの所有者の商標です。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20210326005406/ja/
連絡先
ニュースリリース
報道機関お問い合わせ先:
株式会社ベントレー・システムズ
Tel.03-5992-7770(代)
Rachel.Rogers@bentley.com
Twitter
@BentleyJapan
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
スポンサードリンク
「Bentley Systems」のプレスリリース
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- 「風が通り抜ける道」スピンオフ作品となる映画「虹、結」が11月29日よりイオンシネマ茨木にて公開!11/18 17:15
- 合格祈願の御守り 元東大王 水上 颯さんをお迎えし『落ちない御守り』進水式を開催します11/18 17:00
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、第11回JASRAC音楽文化賞を発表しました11/18 16:18
- 来場者数3.2倍 来場単価1/2削減! 具体的事例大公開セミナー11/18 16:10
- 英国政府観光庁(VisitBritain)、インドで主要な旅行業界関係者を招き、英国観光の魅力を紹介する商談会を開催11/18 16:05
- 最新のプレスリリースをもっと見る