カイメタ製品とケプラーLEO衛星との相互運用性により、KymetaTM u8端末による今後の強力な接続機能を約束

プレスリリース発表元企業:Kymeta Corporation

配信日時: 2021-03-26 02:27:00

カイメタ製品とケプラーLEO衛星との相互運用性により、KymetaTM u8端末による今後の強力な接続機能を約束

カナダのイヌヴィックでの長期試験から、Kymeta u8は過酷気象条件・温度下で先行世代の10倍に迫る速度を実証

(米ワシントン州レッドモンド & トロント)-(ビジネスワイヤ) -- モバイルをグローバル化する通信企業のカイメタ(www.kymetacorp.com)とケプラー・コミュニケーションズ(www.kepler.space)は本日、極寒温度下でのKymeta u8端末とLEO(低軌道)衛星によるデータの取得、追跡、スループット測定のデモが成功したと発表しました。カイメタは将来対応性があり、LEOアップグレードの道筋が明瞭で、拡大するメガコンステレーションに適合するソリューションを開発していますが、ケプラーとの協業は当社のこうした目標を支えるものです。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210325005811/ja/

Image of the Kymeta u8 Terminal in Inuvik, Canada during testing with Kepler LEO Satellites. (Photo: Business Wire)Image of the Kymeta u8 Terminal in Inuvik, Canada during testing with Kepler LEO Satellites. (Photo: Business Wire)

2020年、カナダのイヌヴィックで北極圏の長い冬を利用してu8の長期ベータ試験を行うために、ケプラーを選定しました。ケプラーのLEO衛星の回帰日数は短く、また現地が寒冷の気象、雪と氷から守るすべがない環境であるため、カイメタの最新技術を試験する上でまたとない機会でした。試験の結果、大幅な性能向上が実証され、遅延の低下とルックアングル向上に加え、速度は従来製品よりも10倍近くにも達し、スループットと総データ量も増加しています。

u8システムは下限が-40oCで動作するよう設計されています。試験の期間中、カイメタとケプラーはソフトウエアを更新することで、新しいアルゴリズムをリアルタイムで試験することができました。更新対象にはFPGAベースの内蔵トラッキングレシーバーも含まれており、これによりチャンネル使用はこれまでのデモの2倍以上に拡大しました。

こうした寒冷気象の下での試験による結果は予想を上回り、アップリンクとダウンリンクの平均速度は100 Mbpsとなり、各パスで2ギガバイト超のデータの転送能力を達成できました。最初の試験はu8の直線偏波を使用して実施しましたが、今後はソフトウエアの更新により円偏波のサポートを追加することで、さらにデータ転送速度を向上できるでしょう。

カイメタのグローバル販売担当シニアバイスプレジデントを務めるデイビッド・ハロワーは、次のように語っています。「この試験の間、ケプラーは素晴らしいパートナーであり、俊敏性を示し、当社がu8端末を調整するのと同時に調整を行い、性能を最適化してくれました。当社の顧客の多くはLEO衛星サービスとの適合性に関心を寄せており、今回の試験はu8とカイメタ・コネクト(Kymeta Connect)の長期稼働性を保証するとともに、当社がLEO衛星の利用率向上を生かしたソリューションを提供する上で役立ちます。」

ケプラーの最高技術責任者(CTO)で共同設立者のWen Cheng Chong氏は、次のように語っています。「ケプラーのグローバルデータサービスを利用したKymeta u8の性能は、当社の予想を上回るものでした。当社が最近行った試験や開発の活動から、各パスで予想されるよりもさらに多くのギガバイトデータを転送できる能力が実証されただけでなく、ケプラーを早期から採用してきた事業者の多くが活動する極地環境でu8が動作できることも実証されました。最近になってケプラーが容量を増加したことで、u8は北極から南極まで、そしてその間のあらゆる地点で、世界中の顧客にサービスを提供できます。」

ケプラーは1月、スペースX初のSmallSatライドシェア専用プログラムを利用して8基の新しい衛星を打ち上げました。3月22日、ケプラーはソユーズ2でさらに2基の衛星を打ち上げ、稼働衛星のコンステレーションは計15基となりました。6月には、さらに衛星を打ち上げる計画です。カイメタは、信頼できる接続機能と優れた利点を顧客に提供する上で、ケプラーとの連携、そしてさらなる試験が有益であると考えています。

カイメタの次世代ソリューションは移動体向けに構築したものであり、世界の防衛機関、政府、公共安全、商業顧客のニーズに応えるため特別設計されています。u8およびカイメタ・コネクトの投入により、当社は有意義にアンテナスループットを増加し、総所有コストを削減してきました。当社の製品は、画期的な性能と使いやすさを実現し、ハイブリッド衛星セルラー接続サービスを提供します。

カイメタについて

カイメタは、移動中の通信とモバイルのグローバル化に対する圧倒的な需要を満たすために、セルラーネットワークと組み合わせたブロードバンド衛星接続の可能性を引き出しています。カイメタ傘下のレプトン・グローバル・ソリューションズは、当社の衛星接続ソリューションをホストしており、顧客の任務要件を満たすかそれを上回るクラス最高の技術と顧客中心のカスタマイズ式サービスをベースとする独自の完全なターンキー・バンドル・ソリューションを市場に提供します。これらのソリューションは、この種類では初の当社の平面衛星アンテナやカイメタ・コネクト接続サービスと連携して、衛星ネットワークおよびハイブリッド衛星セルラーネットワーク上で世界中の顧客に革命的なモバイル接続を提供します。米国や各国の特許・認可に裏打ちされたカイメタの端末は、衛星の方角に向ける機械部品を必要としない軽量スリムで高スループットな通信システムに対するニーズに応えます。カイメタはあらゆる車両、船舶、固定プラットフォームの接続を容易にします。

カイメタはワシントン州レッドモンドに本拠を置く非公開企業です。

詳細については、kymetacorp.comをご覧ください。

ケプラー・コミュニケーションズについて

ケプラーはカナダに本社を置く衛星通信企業であり、コスタノア・ベンチャーズ、IAベンチャーズほか有力投資企業の支援を受けています。ケプラーの使命は、地上および宇宙のあらゆる場所で人々やモノを結び付けることです。そのために、ケプラーは製品と技術を順次導入しながら、宇宙通信ネットワークを構築していきます。低軌道におけるKu帯衛星サービスの投入・運用を最初に行ったケプラーは、能力を拡大してきており、当社トロント本社のキューブサット生産設備の試運転を成功させ、ここからGEN 1衛星を届けています。

詳細情報については、www.kepler.spaceと@KeplerCommsをご覧ください

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



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連絡先
Business Inquiries for Kymeta:
Jon Maron
Vice President of Marketing and Communications
Kymeta Corporation
+1 425.658.8827
jmaron@kymetacorp.comMedia Inquiries for Kymeta:
Amanda Barry
Associated Director PR
The Summit Group
abarry@summitslc.comBusiness Inquires for Kepler:
Nathan Robinson
Director, Sales & Marketing
Kepler Communications
+1-437-637-0026
nrobinson@kepler.space

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