徳島県三好市のフォトコンテスト、第8回「千年のかくれんぼ フォトコンテスト」のプリント部門・最優秀賞は酒井利恵さんの『躍動する息吹き』に決定!!

プレスリリース発表元企業:三好市

配信日時: 2021-03-23 18:20:00

3月22日、三好市役所で表彰式が開催されました。プリント部門から392点、インスタグラム部門からは1456点と、応募総数1848点の作品応募がありました。

四国のほぼ真ん中に位置する徳島県三好市は、四季折々の表情を見せる山並みや変化に富んだ渓谷美などの美しい自然に恵まれ、個性豊かな景観が沢山あります。
今回で第8回目を迎える「千年のかくれんぼフォトコンテスト」は、三好市の自然景観、文化財、伝統芸能、イベント、お祭り、街並み、感動体験・風景や思い出などを感性豊かに表現した写真作品を2020年8月~2021年1月の期間募集。本年度は三好市が注力する、「ジオパーク構想」も視野に入れ、特別賞「ジオ賞」を設けました。



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2021年2月に、フォトコンテストの審査員であるプロ写真家 宮武健仁氏によって厳選なる審査を行われ、プリント部門・最優秀賞:1点、優秀賞:1点、特別賞(ジオ):1点、及び入選:10点、佳作:10点。インスタグラム部門・最優秀賞:1点、特別賞(グルメ):1点、特別賞(ポートレート):1点、入選:5点、佳作:5点が決定いたしました。

審査員の宮武健仁氏からは、今回のコンテストの応募作品に関して、以下のコメントが寄せられております。
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第8回を迎えた本コンテストですが、新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止や延期となったり、観光施設の一時閉鎖など、撮影もままならない不自由な年となってしまいました。
予測できない感染対策として、過去3年間に撮られた作品に時期条件を変更させて頂いた事や、若い方を中心に新たにご応募下さった方々が増えたおかげで、昨年に増して多くの力作をお送り頂き、審査会場に並びきらない程の作品を拝見し感動しました。
制約の多いこの1年を受けてか、気象条件などの良い時に、その絶景を引き立てるように撮影技術を工夫して捉えられた秀作が多く見られました。それぞれに思い描く最高の瞬間に出会うまで何度も足を運んだ熱意や工夫が写りこんでいて、新しい絶景の発見につながったように感じられます。今回は三好市さんが観光行政の中で注目されている「ジオ」な切り口での力作を選ぶ特別賞「ジオ賞」を設けました。「ジオ」とは地球が活動している証が見える地形などの事を表し、三好市のほぼ全域において青石や切り立った渓谷や特徴的な地形など「ジオ」を感じる風景は沢山あります。日本最大の活断層の中央構造線を抱える町ですので、これを機会にぜひジオ的な好奇心を育んで頂ければと思います。
まだしばらくは不自由もあるかと思いますが、マスクを忘れずにどうぞ感染予防に気を付けつつ、歴史・文化・自然・絶景の宝庫である三好市の風景の宝探しを楽しみながら続けて下さい。

審査員 宮武 健仁 氏《プロフィール 》Takehito Miyatake
1966年大阪生まれ、徳島育ち。紀伊半島で 水をテーマとして撮りはじめ、郷里の吉野川を中心に四国の水ある風景を撮り歩く。桜島の噴火を見て以来、大地のマグマ「赤い火」の迫力と、火山国日本各地にある地球の活動が感じられる風景や、その近くを流れる清流、そこに暮らす光る生き物たちを追って全国を旅する。桜島の赤く光る溶岩や、ホタルの緑に輝く川、ホタルイカの青く輝く浜などの光景が評価される。ニューヨークへも招待され、個展「日本の夜と光」を開催。著書に写真集「 Shine命の輝き」「生ている大地 『桜島 』」 「清流吉野川」「四季紀伊」や、写真絵本「光るいきもの(3冊組)」「火山国に生きる(3冊組)」などがある。
「日経ナショルジオグラフィック写真賞2013 」グランプリ受賞

第8回千年のかくれんぼフォトコンテスト:プリント部門 ~入賞作品ご紹介~

令和2年度 プリント部門【最優秀賞】「躍動する息吹き」

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氏名:酒井利恵さん (徳島県在住)
撮影場所:池田町
撮影日:2020年11月22日

【審査員のコメント】
馬場(うまば)展望台から望む、 池田ダムから下流の吉野川にかかる雲海の中を明ける朝焼けの鮮やかな色彩の1枚です。盆地地形の池田は吉野川の湿気により朝に霧が立つことがあります。完全に雲海で覆われずに池田ダムと青い水面、そして朝に向けて灯る街明かりや輝く線路が写真により動感を生んでいて、素晴らしい瞬間を切り取っています。

令和2年度 プリント部門【優秀賞】「雪舞う秘境駅」

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氏名:大坪邦仁さん (香川県在住)
撮影場所:池田町(坪尻駅展望台)
撮影日:2018年2月13日

【審査員のコメント】
全国屈指の谷底の秘境駅を、舞う雪と共に幻想的に捉えています。線路やホームは雪が積もり白く見えがちですが、周囲の山の雪化粧を見ようと思うと降りたてでなくてはならず、天気図を見ながら何度も現地に通われた事と思います。その努力にご褒美の雪が舞い、補助光とのバランスも良く絵画のような美しい世界にまとめられました。

令和2年度 プリント部門【特別賞(ジオ)】「そば落とし」

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氏名:藤本正昭さん (香川県在住)
撮影場所:東祖谷中上
撮影日:2020年11月3日

【審査員のコメント】
わが国最大の活断層の中央構造線など、地球の活動が色濃く刻まれた落合集落。急傾斜地に合った作物のソバの実落としをする山里の人々の暮らしが描かれています。ハイアングルからの集落や状況の良く見える構図に、快晴の陽光に照らされた鮮やかな風景が美しいです。

第8回千年のかくれんぼフォトコンテスト:インスタグラム部門~入賞作品ご紹介~

令和2年度 インスタグラム部門【最優秀賞】「朱に染まる山寺」

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氏名:akira_1972_さん (愛媛県在住)
撮影場所:池田町(蓮華寺)
撮影日:2020年11月21日

【審査員のコメント】
真っ赤なモミジの落葉が積もる石段を登るお坊さん。苔むした石垣、手前の黄色い花を咲かせたツワブキ、行灯風の街灯、「和」のテイストを詰め込んだ風景に見事な色彩のコントラストが眼を引きます。こんな映画のような風景が日常にある三好市、それを前景をぼかしつつ品の良い構図でまとめるセンスが素敵です。

令和2年度 インスタグラム部門【特別賞】(グルメ)「祖谷の素材で楽しむ、美味、、ひらら焼き」


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氏名:miss_qianliさん (香川県在住)
撮影場所:山城町(歩危農園)
撮影日:2020年10月2日


【審査員のコメント】
岩豆腐、ごうし芋、玉コンニャク、鮮やかなアメゴ、地元で取れた野菜、自家製味噌など、祖谷の食材を宝石箱のように集め、平らな石の上で炭火で焼いて食べるご馳走「ひらら焼き」。変成岩帯特有の板状の平らで薄い石を河原で拾い、釣ったアメゴなどを現地で食べたアウトドア食が由来ですが、今は宿や店などで山里の味を楽しむことも出来ます。


令和2年度 インスタグラム部門【特別賞】(ポートレート)「Swear love in Shiozuka peak.」

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氏名:smys____aさん (高知県在住)
撮影場所:山城町
撮影日:2018年11月3日

【審査員のコメント】
塩塚高原のススキの前で一緒にブーケを持ち、見つめ合う新郎新婦をアップ気味に写し撮っています。朝日や夕日に赤や黄色に輝くカットが多く見られる塩塚高原を、青味の爽やかな色調でまとめて目を引きます。

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また、令和3年3月22日に、徳島県三好市役所にて第8回千年のかくれんぼフォトコンテストの表彰式が執り行われました。プリント部門、最優秀賞を受賞された酒井利恵さんほか、三好市市長、審査員の宮武健仁氏も参加されました。

ご紹介した作品をはじめ、素晴らしい入選作品は以下のURLでご覧頂けます。
【三好市公式観光サイト】大歩危祖谷ナビ
https://miyoshi-tourism.jp/photocontest/

また、第9回「千年のかくれんぼ フォトコンテスト」も開催予定です。
詳細は上記「大歩危祖谷ナビ」で発表する予定です。

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