途上国のサステナブルな発展を支援する、大阪ガスの「燃料転換事業」とは
配信日時: 2021-03-11 12:00:00
天然ガスの導入により10年間で約76,300tのCO2を削減
大阪ガスと双日の共同出資会社Sojitz Osaka Gas Energy Company Ltd.
石炭から天然ガスへの転換など、ベトナムにおけるエネルギー供給事業を行うことを目的に、Daigasグループの大阪ガスと双日グループの共同出資*1で2019年6月に設立されたSojitz Osaka Gas Energy Company Ltd.(以下「SOGEC」)。
SOGECは2020年の4月からベトナム南部の工業団地で天然ガス供給事業を開始しており*2、同国の更なる持続的成長に向けて、3月4日にエースコック株式会社の子会社であるエースコックベトナム株式会社(以下「ACV」)との間でACV食品工場向けの天然ガス供給契約を締結しました。
環境にやさしい天然ガスへの移行
二国間クレジット制度*3の補助金を活用して実施される本事業は、ACVの2か所の食品工場で使用している石炭焚蒸気ボイラを、SOGECの高効率なガス焚ボイラに移行することにより、労働環境の改善や、CO2排出量の削減を目指します。
・ベトナム北部・ハノイ近郊に所在するACVフンイエン工場
[画像1: https://prtimes.jp/i/3079/26/resize/d3079-26-179250-0.jpg ]
・ベトナム南部・ホーチミン近郊に所在するACV ビンズオン工場
[画像2: https://prtimes.jp/i/3079/26/resize/d3079-26-809388-1.jpg ]
Daigasグループが目指す持続可能な社会
10年間で約76,300tのCO2削減を見込んでいる本事業。二国間クレジット制度を活用することで、削減量のうち2分の1以上を日本政府に納入し、日本政府が掲げるCO2削減目標の達成にも貢献します。
Daigasグループは、2050年の脱炭素化実現に向けた「カーボンニュートラルビジョン」*4を公表しました。今後も国内のガス事業で培った技術を活かし、海外において石炭や油をお使いの工場の天然ガス転換を進めることで、CO2排出量削減に貢献してまいります。
(*1):双日グループが51%、大阪ガスが100%子会社の「Osaka Gas Singapore Pte.Ltd.」を通して49%出資。
(*2):2020年4月からベトナム南部バリアブンダウ省のフーミ―3特別工業団地向けに天然ガス供給事業を実施。
(*3):日本が持つ優れた低炭素技術や製品、システム、サービス、インフラを途上国に提供する事により、途上国の温室効果ガスの削減など持続可能な開発に貢献し、その成果を二国間で分け合う制度。同制度によって、温室効果ガスの排出削減に対する日本の貢献を定量的に評価でき、日本の排出削減目標の達成に活用できる。
(*4):https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2021/1291446_46443.html
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=iXvh86tXkrE&feature=youtu.be ]
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