追手門学院大学の学生による岩手県普代村の「奇跡の水門」を題材とした防災紙芝居が絵本として発刊 -- 東日本大震災から10年、大学公式チャンネルで動画も公開

プレスリリース発表元企業:追手門学院大学

配信日時: 2021-03-10 14:05:07



追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:真銅正宏、略称:追大)の学生が東日本大震災のエピソードをもとに2019年に制作した紙芝居が、このたび絵本として発刊された。この紙芝居は、学生らがフィールドワークで発見した岩手県普代村の「奇跡の水門」のエピソードを、子どもたちに分かりやすく伝えようと自作したもの。このたび、クラウドファンディングによって絵本化されるとともに、後輩の学生らが音声を吹き込んだ動画も大学公式YouTubeチャンネルで公開された。




【ポイント】
○2019年に学生が制作した岩手県普代村の東日本大震災のエピソードの紙芝居が絵本で復活
○東日本大震災から10年の節目の今年、普代村がクラウドファンディングで絵本化
○後輩の学生が絵本に音声を吹き込み大学公式YouTubeチャネルで公開



 2019年に紙芝居を自作したのは、当時の4年生を中心とした地域創造学部の学生たち。同学部では、連携協定を結んでいる岩手県普代村に毎年学生を派遣。観光資源や産業の可能性を現地調査(フィールドワーク)し、村に提案する実践と学びの融合に取り組んでいる。
 こうした中で、学生の一人が同村の東日本大震災でのエピソードに注目し、紙芝居を発案した。


 普代村は東日本大震災で被災したが、過去の大災害を教訓に整備した防潮水門が津波に対して効果を発揮し、死者が出なかったことから「奇跡の水門」とも呼ばれている。
 紙芝居ではこのエピソードを軸に、将来に備えて水門の整備を推進した当時の村長の信念などを描き、災害への備えの大切さを訴える内容になっている。


 東日本大震災から10年の節目となる今年、普代村では防災教育に生かそうとクラウドファンディングで費用を確保し、この紙芝居を絵本にした。
 絵本化を受け、追大でもより広く子どもたちに津波や防災について知ってもらおうと、紙芝居を作った学生の後輩たちが音声を吹き込んだ動画を作成した。
 動画は公式 YouTube チャンネルで公開されており、大学は「場所や世代を越えて知ってもらえればと願っている」としている。


■追手門学院大学公式チャンネル
・【絵本読み聞かせ】普代村を守った奇跡の水門(東日本大震災 津波伝承絵本)
 https://www.youtube.com/watch?v=MMGw-RRMqE4

(関連記事)
・追手門学院大学の学生が10月19日に茨木市との地域連携イベント「5地創マルシェ」で自作の防災紙芝居を披露 -- 東日本大震災の「奇跡の水門」について子どもたちに伝える(2019.10.11)
 https://www.u-presscenter.jp/article/post-42415.html


▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院 広報課
谷ノ内・仲西
住所:〒567-0008 大阪府茨木市西安威2-1-15
TEL:072-641-9590


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