「数学甲子園2013」の本選出場30チームが決定 過去最高159校291チームが予選に挑戦

プレスリリース発表元企業:財団法人日本数学検定協会

配信日時: 2013-09-06 12:30:00

財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、「数学甲子園2013(第6回全国数学選手権大会)」の予選を8月17日(土)、18日(日)、20日(火)、26日(月)の4日間、東京都・愛知県・大阪府ほか、全11都道府県で行い、本選出場30チームを添付資料のとおり決定いたしました。

数学甲子園ホームページURL:
http://www.su-gaku.net/events/koshien/
本選出場校:
http://www.atpress.ne.jp/releases/38545/1_5.pdf

「数学甲子園」は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合う大会で、今年度で6回目を迎えました。
本年の予選では、「実用数学技能検定」(数学検定)の準2級から2級(高校1年生から2年生)程度の問題20問(制限時間=1時間)を、参加される選手全員に挑戦していただきました。予選参加校・チーム数は、過去最高の159校291チーム1,206人(当初申し込み時から2校5チーム45人が辞退した最終数値。昨年は87校147チーム641人が参加)でした。その結果、チームの平均点上位30チームが9月15日(日)に東京で開催いたします本選への出場権を得ました。


【「数学甲子園2013」本選開催概要】
名称  :数学甲子園2013(第6回全国数学選手権大会)
主催  :財団法人日本数学検定協会「数学甲子園」実行委員会
日時  :2013年9月15日(日) 9時40分~17時20分(終了予定)
本選会場:ソラシティ カンファレンスセンター内 ソラシティホール
     (東京都千代田区神田駿河台4-6)
     http://solacity.jp/cc/access/index.html#restaurant-map

賞   :○優勝 (1チーム) 賞状、記念楯、優勝旗(数鷲旗)、メダル
     ○準優勝(1チーム) 賞状、記念楯、メダル
     ○敢闘賞(1チーム) 賞状、記念楯、メダル
     ○入賞 (3チーム) 賞状、副賞
     ○特別賞(2チーム) 賞状、副賞

司会  :
・篠崎 菜穂子(フリーアナウンサー)
自称=算数・数学愛好家。当協会の実施する「実用数学技能検定(数学検定)」準1級、「ビジネス数学検定」の合格者。テレビ、ラジオのパーソナリティーとしても活躍中。
・林家久蔵(落語家)
林家木久扇門下3人めの真打。落語家としては異彩の早稲田大学理工学部数学科を卒業。テレビ、ラジオでも活躍中。

参加資格:
(1) 原則として中学校、高等学校、中高一貫教育校、高等専門学校(3年生まで)に在学する生徒または学生。
(2) 1チーム3~5人のメンバーで、同一校の生徒または学生で構成(学年、男女の混成については問わない)。
(3) メンバーが在籍する団体の教諭・講師・関係者・チームの代表者(プレイングマネージャー)が監督として参加するものとします。どのようなチーム構成の場合でも、20歳以上の引率者(教諭・講師・関係者)が必要です。

歴代優勝校:
第1回(2008年) 愛知県立時習館高等学校       (愛知県)
第2回(2009年) 愛知県立時習館高等学校       (愛知県)
第3回(2010年) 福井県立藤島高等学校        (福井県)
第4回(2011年) 明照学園樹徳中学校・高等学校Aチーム(群馬県)
第5回(2012年) 海陽学園海陽中等教育学校Dチーム  (愛知県)


【今大会のみどころ】
本選に駒を進めた24校30チームのうち、8校が大会初出場となっております。都道府県別にみますと、北海道、宮城県、徳島県、高知県、沖縄県の5道県が本選初出場です。
第1回、第2回大会優勝校である愛知県立時習館高等学校(愛知県)が、6回連続大会・本選出場で、4年ぶり3度目の優勝に意欲を見せています。また、6回連続大会出場で、本選5回出場の三重県立津高等学校(三重県)が念願の初優勝をめざします。灘高等学校(兵庫県)の5チーム本選出場は過去最多で、それにつづく西大和学園高等学校(奈良県)の3チームが関西勢の意地を見せられるか、本選唯一の女子校である豊島岡女子学園高等学校(東京都)が女子校初優勝を飾れるか、さらに、昨年惜しくも決勝で敗れた開成高等学校(東京都)の巻き返しにも注目です。
30チームの予選の成績はすべて僅差ですので、どのチームが優勝してもおかしくない状況にあります。しかし、本大会は、単に“数学の問題を解く力”を競い合うだけでなく、チームで力を合わせて数学の難問に挑戦することや、問題を創作する力、プレゼンテーション能力、チームワーク力、理解力や説明力など総合的な力が試されます。優勝のカギを握るのは、この総合力にあります。


【過去最高の参加数となった昨年の大会】
昨年は全国から87校147チームが予選に参加し、東京で行われた本選には、第1回大会から連続出場となる愛知県立時習館高等学校や三重県立津高等学校などの常連校に混じり、中学生チーム・灘中学校の2チームなどをはじめ初出場12チームを含む31チームが駒を進め、準々決勝、準決勝を経て、上位6チームが決勝に挑みました。


【決勝は問題創作とプレゼンテーション 昨年のテーマは「隠す」】
決勝は、毎年、問題の創作とプレゼンテーションが行われており、昨年の課題は「【隠す】隠す・隠れた・隠されたなどをキーワードに数学の問題を作成しなさい」でした。
見ごと優勝を果たした海陽学園海陽中等教育学校Dチームは、決勝ステージで礼儀正しさとすばらしいプレゼンテーション力で会場内の人々をひきつける、目覚ましい活躍をみせました。
その他の順位は、<準優勝>愛知県立明和高等学校pioneerチーム、<敢闘賞>攻玉社中学校・高等学校数学研究愛好会チーム、<入賞>開成高等学校、千葉県立長生高等学校Aチーム、渋谷教育学園渋谷中学高等学校Aチームでした。そして、昨年新たに設定された特別賞トライアルでは、愛知県立時習館高等学校Aチームに落語家の林家久蔵さんから<林家久蔵賞>が、若いメンバーながら健闘を見せた栄光学園中学校・高等学校πチームには<ベストホープ賞>が贈られました。


■財団法人日本数学検定協会について
【数学検定と算数検定について】
「数学検定」と「算数検定」は正式名称を「実用数学技能検定」といい、それぞれ1~5級と6~12級の階級に相当します。数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る検定で、財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。
第1回を実施した1992年には5,500人だった受検者数は、2006年以降は年間30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も15,000団体を超えました。財団法人設立以来の累計受検者数は350万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。
日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシアなどでも実施され(過去5年間で延べ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。

【法人概要】
法人名 : 財団法人日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水 静海(社団法人日本数学教育学会会長、帝京大学初等教育学科教授)
会長  : 甘利 俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、東京大学名誉教授)
設立  : 1999年7月15日
事業内容: 1.数学に関する講習会の実施
      2.数学に関する検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
      3.数学に関する調査研究
      4.数学学習に関する普及・啓発活動
      5.数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
      6.その他当財団の目的を達成するために必要な事業
URL   : http://www.su-gaku.net

※平成23(2011)年7月から「数検」という呼称は使用しておりません。ご注意ください。

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