まるで石原プロの社員旅行に参加しているような、プライベート音源の楽しさ

プレスリリース発表元企業:株式会社テイチクエンタテインメント

配信日時: 2021-02-17 12:00:00



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石原裕次郎は、人との出会い、繋がりを大事にする人だった。福井県芦原(あわら)温泉にある老舗旅館「べにや」の先代主人が、学生時代からの友人で、デビュー前から深い親交があり、裕次郎はプライベートで足繁く通っていた。1980年代には石原プロモーションの慰安旅行も兼ねて、石原軍団と共に逗留。病に倒れた後も、リハビリと静養を兼ねて「べにや」の温泉を楽しむのが常だった。


裕次郎がいつも滞在していたのは「呉竹の間」で、温泉付の特別室だったが、大浴場と露天風呂が好きな裕次郎は、1日に何度も入浴。ロビーで庭園を眺めながら、好きなビールをゆっくりと味わっていたという。

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「べにや」でのエピソードは、筆者も関係者から伺ったことがある。夜になると館内のバー「むらさき」で、同行した渡哲也や仲間たちとカラオケを楽しんでいた。歌手としてではなくプライベートで、裕次郎や渡哲也が歌っている。ファンなら、その空間でご一緒したいと誰もが夢想するだろう。その時のプライベート録音が残されていることは、ファンの間では知られていた。その音源と旅館でくつろぐ裕次郎たちの写真アルバムは、「べにや」旅館の来訪客には、旅館のご主人の好意で楽しむことが出来た。

いつかその音源を聴いてみたい。筆者もずっと思っていたが、叶うことがないまま、2018年「べにや」は火災で全焼。もはや音源は「幻」となってしまうのか?と心配していた。

その音源と写真アルバムは、奇跡的に蔵の中の金庫に残されていたが、炎の熱でダメージも大きく再生は難しい状態だったという。

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ところ今回、テイチクの裕次郎チームが最新の技術で修復、デジタル化に成功。「石原裕次郎・渡哲也プライベート2」としてC D化されることとなった。まさに奇跡の復活である。

僕らは数々の伝説と共に、裕次郎や渡哲也の映画、ドラマ、歌声を楽しんできた。映画主題歌や挿入歌、レコード音源など、二人が生涯で残したさまざまな歌声は、いつでも味わうことができた。しかし、今回、発見された音源は、一部の関係者をのぞいて、ほとんどの人が初めて出会う「幻のプライベート音源」である。

浴衣姿で、頭に鉢巻を巻いて、好きなお酒を楽しみながらリラックスして歌う裕次郎の歌声。ペギー葉山の「爪」、鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」、少年時代から好きだった菊池章子の「星の流れに」など、僕らはこれまで触れることがなかった、石原裕次郎の素顔を垣間見ることができる。

イントロや間奏に、時折入る裕次郎や渡のトークも楽しい。裕次郎が、一世を風靡した野球解説者・小西徳郎の声真似をしたり、歌詞に「べにや」を折り込んだりと、聴いているだけで、酒席を共にしているような感覚になる。
裕次郎が渡哲也のヒット曲「くちなしの花」を歌い、二人で「俺は待ってるぜ」をデュエットする。観客やファンのためでなく、その場にいる仲間や自分たちが楽しんでいる歌声に、二人の暖かい人柄が伺える。

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このアルバム、ぜひリラックスして、好きなお酒を片手に味わっていただきたい。まるで石原軍団の慰安旅行に参加しているような、裕次郎と渡と一緒に飲んでいるような、楽しい気持ちになれる。

布施明のヒット曲「そっとおやすみ」を歌う裕次郎は、まさに絶品。歌のうまさ、ムード、そして周りを楽しませるサービス精神。「日本人が最も愛した男」と呼ばれた理由が改めてわかるような気がする。

また100ページに及ぶ「裕次郎特製フォトブック」はテイチク所蔵の秘蔵写真を惜しげもなく使用。ジャケット撮影時の未使用カットや、貴重なキャンペーン時の写真など、ファン垂涎の写真集となっている。


文:佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)


<商品情報>
福井県芦原(あわら)温泉「べにや」にて石原裕次郎と渡 哲也が仲間たちとカラオケを楽しむ貴重な音源を収録!
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■「石原裕次郎・渡 哲也 プライベート2」 石原裕次郎・渡 哲也
2021年2月17日発売
TECE-3633/¥4,000+税

<収録曲>
1 「爪」 石原裕次郎
2 「小樽のひとよ」 石原裕次郎(3番)
3 「岸壁の母」 石原裕次郎
4 「旅姿三人男」 石原裕次郎(1番)
5 「星の流れに」 石原裕次郎
6 「ラブユー東京」 石原裕次郎
7 「港町・涙町・別れ町」 石原裕次郎(2番)
8 「くちなしの花」 石原裕次郎
9 「みちづれ」 渡 哲也
10 「俺は待ってるぜ」 渡 哲也(1番)・石原裕次郎(2番)
11 「長崎は今日も雨だった」 石原裕次郎(1番・3番)
12 「そっとおやすみ」 石原裕次郎(2番)
13 「おまえに」 渡 哲也
14 「座頭市」 渡 哲也
15 「いつかどこかで」 石原裕次郎
16 「赤提灯の女」 渡 哲也

*おことわり
●マスター音源の状態から、ノイズや不明瞭な部分があります。
●カラオケとボーカルの音量にばらつきがあります。
●プライベート録音のため拍手や歓声、会話なども収録されています。
●一曲全てを歌唱せず、歌の途中で始まり途中で終わる曲があります。
●歌詞をアレンジして歌う箇所がある為、歌詞は掲載していません。
●フォトブックには素材の経年劣化による画質のあらい写真もあります。


■テイチクエンタテインメント
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/yujiro/

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