患者安全運動財団が2020年人道賞の受賞者を発表

プレスリリース発表元企業:Patient Safety Movement Foundation

配信日時: 2021-02-16 01:10:00

患者安全運動財団が2020年人道賞の受賞者を発表

予防可能な患者死亡の根絶および意識啓発の活動により4氏が受賞

(米カリフォルニア州アーバイン)-(ビジネスワイヤ) -- 2030年までに予防可能な患者死亡ゼロを達成することに傾倒する国際的非営利団体である患者安全運動財団(PSMF)は、2021年2月8日にバーチャルで開催された式典で2020年人道賞の受賞者を発表しました。受賞者はスティーブ・バローズ、ヴォンダ・ヴァーデン・ベイツ、マーティー・ハトリー、バーブ・ペルトローの各氏です。人道賞は毎年、予防可能な患者死亡の根絶または意識啓発に関し前年中に大きな前進をもたらしたリーダーを表彰しています。

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Steve Burrows, Vonda Vaden Bates, Marty Hatlie and Barb Pelletreau were recognized by the Patient Safety Movement Foundation for their efforts eliminating and raising awareness of preventable patient deaths (Photo: Business Wire)Steve Burrows, Vonda Vaden Bates, Marty Hatlie and Barb Pelletreau were recognized by the Patient Safety Movement Foundation for their efforts eliminating and raising awareness of preventable patient deaths (Photo: Business Wire)

患者安全運動財団の最高経営責任者(CEO)であるデビッド・B・メイヤー医師は、次のように述べています。「2030年までに予防可能な患者死ゼロという当財団の目標を達成するためには、人々を団結させ、共同して世界中で患者安全を向上させることが非常に重要です。私たちは、この重要な問題に対する大衆の認識を広め、すべての人々のために患者経験を改善すべく、受賞された方々が行った目覚ましい活動を評価して表彰できることをうれしく思います。」

今年の人道賞の受賞者らは、ジュディ・バローズ賞、マイケル・シアーズ賞、スティーブン・モロー賞の3つのカテゴリーで表彰されました。ジュディ・バローズ賞は、前年に予防可能な被害または死亡について話し、公共の領域で大きな影響を及ぼした個人を表彰するために創設されました。マイケル・シアーズ賞は、生涯にわたり患者安全を唱導し、2020年5月に亡くなったマイケル・シアーズ氏に敬意を表するためのものです。本賞は、患者安全に対する個人および家族の参画、公衆の意識および公衆の参画の向上に貢献した個人を表彰します。スティーブン・モロー賞は、自分の病院における患者安全の向上に熱意を持つ病院管理者に授与されます。今年の受賞者は次の通りです。

スティーブ・バローズ氏は高評価を受けているドキュメンタリー「ブリードアウト」(Bleed Out)の作家兼監督で、HBOで放送された氏の作品が影響が及ぼして、患者安全をめぐる問題を公共領域に引き上げたことが評価されて、ジュディ・バローズ賞を授与されました。本ドキュメンタリーは、部分的な股関節手術中に予防可能な医療過誤を経験し、残りの人生を苦しむことになった彼の母親ジュディ・バローズ氏のストーリーを追ったものです。「ブリードアウト」は2018年12月の公開以来、HBOで1000万を超える人々が視聴しました。公開前はバローズ氏、妻のマーゴ氏と家族は自分たちが孤立していると感じていましたが、ドキュメンタリーのストリーミング開始から24時間以内に、ジュディ・バローズ氏のストーリーと縁を持つことになった見知らぬ人たちからフェイスブックを通じて何千というメッセージが殺到しました。ヴォンダ・ヴァーデン・ベイツ氏は、予防可能な静脈血栓塞栓症で夫のチャールズ・「ヨギラジ」・ベイツ2世氏を2012年に失って以来、予防可能な病院死の問題をめぐる公衆の意識とエンゲージメントの向上に情熱を傾けてきました。ベイツ氏は、#uniteforsafecareキャンペーンの概念化と成功に不可欠な役割を果たしました。同キャンペーンは、患者安全運動財団、米国麻酔学会(ASA)、ザ・リープフロッグ・グループ、医療の質に関する国際学会(ISQua)による連携活動で、医療従事者と患者の安全成績を確実に向上させるべく、システム全体の改善に注意を向けることを目的としています。ヴォンダ氏は公衆の意識向上に向けた活動と、#uniteforsafecareキャンペーンおよびPSMF主催の2020年9月のイベントを成功に導いた貢献に対しマイケル・シアーズ賞を授与されました。マーティー・ハトリー氏もマイケル・シアーズ賞を受賞しました。ハトリー氏は、米国患者安全財団のエグゼクティブディレクターを務めて以来、生涯にわたる患者安全のリーダーであり続けています。このたび受賞した人道賞は、最近12カ月間の氏の模範的な活動を評価するものです。ハトリー氏は、「患者安全のための行進」が転じた#uniteforsafecareキャンペーンの共同議長の1人を務めました。氏は2019年と2020年の多くをこのイニシアチブ発足に費やしました。バーブ・ペルトロー氏はコモンスピリット・ヘルス(旧ディグニティー・ヘルス)の患者安全担当シニアバイスプレジデントで、スティーブン・モロー賞を受賞しました。ペルトロー氏の受賞は、現時点で150を超える病院システムでリーダーシップを発揮し、透明性と公正さをもって患者安全の改善活動を主導したことが評価されてのものです。氏のリーダーシップの下でディグニティー・ヘルスは、証拠に基づく患者安全運動財団の「実施可能な患者安全ソリューション」(APSS)に沿った誓約を昨年行い、PSMFが定める5つ星病院となっており、予防可能な死亡の根絶に対する同病院の献身ぶりと傾倒ぶりが再確認されました。患者安全運動財団は、患者安全の向上に貢献する活動を行った個人を表彰するための人道賞を2013年に創設しました。本賞の詳細と過去の受賞者については、https://patientsafetymovement.orgをご覧ください。

表彰式典はhttps://patient.sm/Humanitarian-Awardsからご覧いただけます。

患者安全運動財団について:米国の病院では毎年20万人以上が無用な死を遂げています。世界では480万人の命が同様に失われています。患者安全運動財団(PSMF)は、病院の過誤による予防可能な死亡を根絶することを使命とする国際的非営利団体です。PSMFは、患者と患者擁護団体、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を、1つの理念の下に結束させている点で独自性があります。当財団の「実施可能な患者安全ソリューション」や、業界の「オープンデータ誓約」、そして世界患者安全・科学・技術サミットなど、PSMFは患者死亡ゼロを達成するまで奮闘し続けます。詳細についてはpatientsafetymovement.orgをご覧いただき、リンクトインツイッターインスタグラムフェイスブックでPSMFをフォローしてください。

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