「海外採用 → 即リモートワーク」の研修・オンボーディング対応を開始:リモート海外採用を促進(株式会社ゲットイット)

プレスリリース発表元企業:株式会社ゲットイット

配信日時: 2021-02-10 10:00:00


新型コロナ感染拡大に伴い「海外採用 → 即リモートワーク」という働き方を促進し、新たな研修・オンボーディング対応を実施しました。

株式会社ゲットイット(本社:東京都中央区、代表取締役:廣田優輝)は、性別・年齢・国籍などに関わりなく、様々な個性をもった人がその能力を発揮し、幸せを実感できる職場作りを目指しています。今期は、多様な人財の採用および活躍推進に取り組む中で、7つの採用(※)を強化しています。

コロナ禍を機に「海外採用 → 即リモートワーク」の働き方を推進するため、オンラインでの研修・オンボーディングなどを実施しました。

※ 7つの採用とは、中途採用、アウトロー採用、障がい者採用、海外採用、高年齢者採用、アーティスト採用、LGBT採用。
詳しくは:https://www.get-it.ne.jp/index.php/archives/13939


「海外採用 → 即リモートワーク」導入の経緯

弊社は、2019年より、独立行政法人国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトの一環である「B-JET」(Bangladesh-Japan ICT Engineers’ Training Program)を活用し、バングラデシュにおいて日本企業への就職を目指す人財の採用を行っています。

初回の活動で採用した2名は、2020年4月1日より来日して勤務を開始する予定となっておりましたが、コロナ禍により出国できず渡航を断念。その後、現地待機するも渡航制限解除の目途が立たなかったため、弊社は雇用の継続を最優先と捉え、6月1日より「海外採用 → 即リモートワーク」の新たな取り組みを導入するに至りました。

他の社員と一切対面することがないという状況において、海外採用者が仕事に慣れ、他の社員と良好な関係を築き、チームの一員として活躍できるよう、リモート・オンボーディングでは、ビデオ会議システムやビジネスチャット、バーチャルオフィスなどを用いて対応を行いました。


課題①:「言語の壁」が問題化しやすい → 「見守る」スタイルの言語サポート

「B-JET」経由で海外採用を行った社員は、ビジネスレベルの初歩的な日本語ができ、日本語学習への意欲も高かったものの、フルリモートの環境においては、身振り手振りが伝わりにくいなどの理由から、国内採用者と比較し、オリエンテーションや新入社員研修に5倍前後の時間を要することが分かりました。

海外採用者へのヒアリングにおいて、最も困難を感じる要素として「言語の壁」が挙がっていたため、「定時セッション(※)」には英語話者の社員を配置。言語習得の機会を阻害しないよう、基本的には見守るスタンスとしつつ、言語面のサポートを継続しました。

※定時セッション:研修期間中に「朝礼」「夕礼」として行う各回30分程度のビデオミーティング。雑談の時間を適宜とりつつ、朝礼では当日の研修内容の確認/目標の自己申告などを行い、夕礼では一日の振り返り/課題の進捗状況の確認/担当社員からのフィードバックなどを行う。


課題②:社員に話しかけるハードルが高い → 雑談を意図的に増やす

弊社の新入社員研修では、事業内容について複数の切り口から図などにまとめて可視化するという課題が与えられます。この課題に取り組むにあたって、従来、新入社員は施設を歩いてまわり、先輩社員に声をかけて情報収集を行うことで、自然と多くの社員と関わることができました。

フルリモートの環境では、同様の情報収集をバーチャルオフィスやビデオ会議システムを使用して行いますが、見知らぬ社員に、突然オンラインでコンタクトをとることは、海外採用者にとってハードルが高く、気持ちはあっても行動に移せない状況がありました。

対策として、朝晩の定時セッションにおいて、毎日の「話しかける社員の人数」の目標を自己申告し、振り返るという取り組みを行いました。会話の内容は、課題に関する情報収集に限定せず、自己紹介と雑談を通じて互いを知ることを重視。社員名簿でチェックを入れつつ、計画的に、研修期間内に全社員と会話することを目標として取り組んでもらいました。

なお、忘年会や書初め大会など、各種のオンラインイベントも実施。海外採用者からも「社員のことを知り、日本の文化も知れて良かった」と好評でした。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NDg1MiMyNjM4NDEjNjQ4NTJfVGRqUEltdkRSSi5qcGc.jpg ]

課題③:業務内容の感覚的な理解が得にくい → 3Dバーチャルツアーの活用

新入社員研修の課題において、海外採用者にとって大きなハードルとなったのが、業務内容の可視化の課題でした。国内採用者の場合であれば、施設を歩いてまわり、商品の流れなどを実際に見て確認できるのに対して、リモートの環境では、同様の情報を得ることは極めて困難です。

このため弊社では、研修の一環として、3Dバーチャルツアーを活用。「3Dツアーがきっかけで、会社に対する理解が一気に進んだ」など、海外採用者からの評判は高く、弊社の「海外採用 → 即リモートワーク」を実現する上で欠かせないツールとなっています。

3Dバーチャルツアーを用いた研修について、詳しくは以下をご参照ください。
https://www.get-it.ne.jp/index.php/archives/15023


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=JDbY-ACyO7Q ]


3Dバーチャルツアーを用いた研修の様子。


リモートオンボーディング経由でさらに2名の採用追加へ


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2020年4月入社予定だったバングラデシュのプログラマー2名は、来日を取りやめ、6月より「海外採用 → 即リモートワーク」にて勤務をスタートしました。弊社において前例のない取り組みであったため、試行錯誤のオンボーディングとなりましたが、約1ヵ月半の研修期間を経て、プログラマーとして本格的に会社の業務に貢献できるようになりました。

その後、上記の2名が中心となり、さらに2名のプログラマーを現地採用するに至りました。こうして新たに加わった2名が、現在、「海外採用 → 即リモートワーク」のオンボーディングを行っています。

海外からのフルリモート勤務は、困難な側面ももちろんありますが、同じ環境で働く仲間が増えたことで、互いに支え合い、弊社のバングラデシュにおける採用活動は、さらに充実したものとなりつつあります。

弊社では近い将来、これまでに入社した4名を主軸として、現地支社を開設し、さらに採用を進める予定です。


第2期 海外採用者のコメント

Iさん


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テクノロジーに関連した日本の産業、とりわけIT産業は、知識基盤に基づく革新性と自動化、ロボット工学、人工知能などの各分野の急速な発展から、世界的な賞賛を得ています。そうした理由から、私は、日本の企業で働くということについて、自身の知識や技術を磨き、キャリアを高めるために非常に有意義な機会と捉えてきました。
私は、2019年、コンピュータ理工学専攻の学生としてBRAC大学を卒業しました。10代の頃から、日本のアニメの大ファンです。アニメが、私が日本の文化や習慣について知るきっかけとなりました。
そんな私でしたが、いざゲットイットで働くという機会が訪れた時には、言葉の壁を乗り越えていけるのか不安でした。しかし会社は、オンライン研修によって、私が困難を克服できるようサポートしてくれました。研修プログラムでは、日本語・英語の両言語に通じた社員が、我々のような新入社員を手助けしてくれます。私たちは、日々、様々な社員の方とオンラインで話をすることで、互いを知り、チームワークを向上させ、会社についてより深く学ぶことができました。
最近参加した倉庫施設の3Dバーチャルツアーは、私が会社のことをより良く知る上でとても役立ちました。まるで実体験したかのように、業務内容を可視化することができ、各部署の役割や、部署間の連携、そしてビジネスのフローについて理解することができました。
世界は今、危険なコロナウィルスと戦っています。多くの企業が、感染拡大により苦境に立たされています。結果として、バングラデシュでは、新規の求人数が激減しています。そんな中、ゲットイットが現地で技術者を雇い、将来的には支社を作ることについて、とても嬉しく思っています。
会社が私に与えたチャンスを活かし、ITのプロフェッショナルとして、ゲットイットの一員として、チームに貢献し、自らのキャリアを高めていきたいです。

Sさん


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私は、B-JETというJICAの研修プログラムで、日本語と、日本の企業文化等について学んだ後、とある日本の企業に入社しました。オンラインでの研修も終え、日本へ行く準備をしていたとき、コロナが勃発し、日本へ渡航することができなくなりました。そして、結果的には、2ヵ月後、仕事も失ってしまいました。当時は、自分の夢を断たれ、やる気もなくなっていましたが、日本人の先生方はその間もずっと私をなぐさめ励まし続けてくださいました。

最終的にGET-ITの就職へとたどり着きましたが、このような厳しい状況を経験することで、日本の方々の良い面について知ることができました。

現在は、ゲットイットにてオンライン研修を行っています。会社は、色々なウェブサービスを使っているので、コミュニケーションは円滑です。ツールに早く慣れるというのは難しいですが、ビジネスチャットやビデオ会議システム、バーチャルオフィスなど、便利なツールが導入されているため、リモートワークの不便さはあまり感じません。

最後に、施設の3Dツアーについても話すべきかと思います!3Dツアーでは、まるでVRゲームのように、施設の中を歩くことができ、見たい方向を見ることができます。会社の業務の流れを理解するのにとても役立ちました。

この私のコメントを、バングラデシュのITエンジニアが見ることはないかも知れませんが、一つ伝えたいことがあります。ゲットイットは、将来的には、バングラデシュにも事業を拡大していきたいと考えています。ゲットイットでなら、自分の専門性を維持しつつ、独自の個性を磨くことができると、私は思います。いつか一緒に働けたらいいですね!

Iさん・Sさんのコメントの全文(英語原文/和訳)はこちらにてご覧いただけます。
https://www.get-it.ne.jp/index.php/archives/16700

第1期採用者のコメントについては以下をご参照ください。
https://www.get-it.ne.jp/index.php/archives/15023


参考資料:「海外採用 → 即リモートワーク」  オンボーディング施策一覧


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NDg1MiMyNjM4NDEjNjQ4NTJfY3BUTWhIU0RsWi5wbmc.png ]
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NDg1MiMyNjM4NDEjNjQ4NTJfQWxOeG14a0VsSi5wbmc.png ]
株式会社ゲットイット

都内2,000㎡倉庫(勝どきZETTA)の豊富な在庫量と、マルチベンダー対応の技術力で、企業の抱えるITの「困った」を解決。サーバー・ネットワーク機器等ITハードウェアの専門家として、レガシーシステム運用に必要なEOSL保守(第三者保守)から、検証環境構築のための機器レンタル、情報機器処分(ITAD)に伴うデータ消去や買取りサービス、コスト削減のリユース販売まで、1社1社のオーダーに応える形で様々なハードウェア関連サービスを提供。株式会社ゲットイットは、持続可能な社会発展へ向けた「SDGs」への関心の高まりを受け、「使えるものは、長く使う」「使い終わったものは、次につなげる」の2点を掲げ、保守による機器の長寿命化や機器のリユース・リサイクルにより、IT ハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス「Sustainable Computing ®」※ を展開しています。


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Irskroxa3_A ]


社名  :株式会社ゲットイット
URL  :https://www.get-it.ne.jp
所在地 :東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
代表者 :廣田 優輝
設立  :2001年4月
事業内容:ITハードウェアサービス:第三者保守、EOSL保守、販売、買取り、修理、レンタル、移設、構築、データ消去 等

※Sustainable Computing ®(サスティナブルコンピューティング)とは、「使えるものは、長く使おう」「使い終わったものは、次につなげよう」をコンセプトにゲットイットが考案した「ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス」の名称です。


本件に関するプレスお問い合わせ

担当者  : 川澄 (カワスミ)
メール  : pr@get-it.ne.jp
電話番号 : 03-5166-0900




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