バイリンガル・マルチリンガル人材サービス「BRS」BRS Market Overview Report 2021をリリース~各業界・業種の2021年の年収予測から採用トレンドまでを網羅~

プレスリリース発表元企業:パーソルキャリア株式会社

配信日時: 2021-01-26 10:00:00

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するバイリンガル・マルチリンガル人材サービス「BRS(ビーアールエス)」< https://brs-p.jp/ >は、バイリンガル・マルチリンガル人材採用における傾向、給与、今後の予測などを紹介する年次マーケットレポート「Market Overview Report 2021」を発表いたしました。
本レポートは、2019年10月~2020年9月の1年間のBRSデータと2020年10月に実施した「BRS」の利用企業119社を対象としたアンケートに加え、日常的に企業や転職希望者と直接やりとりを行っている「BRS」コンサルタントの知見に基づきまとめたものです。詳細なレポートは、「BRS」のウェブサイト< https://brs-p.jp/about/market/ >からご覧いただけます。



■レポートの内容(一部抜粋)
●高いリモートワーク導入率と変わらない生産性
今回の調査では、バイリンガル・マルチリンガル人材を採用するグローバル視点を持つ日系企業と外資系企業でのリモートワーク導入率が、2020年3月までの「コロナ感染拡大前」と2020年4月以降の「コロナ感染拡大後」で大きく変化したことがわかります。「リモートワークを導入していますか?」という質問に対し「はい」と答えた企業の割合は、コロナ拡大前後で16%から78%に上昇しました。「限られた範囲で」を含めると97%で、この傾向は2021年以降も続くと予想されています。
[画像: https://prtimes.jp/i/22215/430/resize/d22215-430-979387-0.png ]

リモートワークを導入している企業で、導入前に「リモートワークでは生産性を維持することが難しい」と予測していた企業は全体の58%でしたが、実際にはリモートワーク環境でも70%の企業が生産性は変わらないと回答しています。また、社員同士のコミュニケーションについても全体の83%がリモート環境では難しくなると予測していましたが、実際には52%が難しくなったと回答したものの、40%は変わらないと答えています。これらの項目においては、多くの企業がリモート環境で就業しやすくなるよう工夫を行っていることも明らかになりました。

●2020年の3大傾向は「ITの活用」、「グローバル化」、「選択と集中」
2020年は全体的に大きく3つの傾向が見られました。1つ目は、各業界での「ITの活用」です。新型コロナウイルス感染拡大の影響でIT需要が増したことにより、IT人材不足がこれまで以上に顕著になり、業界知識やITスキルを持つ人材の採用が激化しています。
2つ目は、「グローバル化」です。グローバル化といっても、単なる海外進出ではなく、グローバルスタンダードに合わせた企業運営のこと。現在、日本のみで完結するビジネスは減少し、複数の国にまたがるビジネスが当たり前になっています。そこで言語力はもちろん、グローバル社会で交渉する能力や多数の国をまとめるプロジェクトマネジメントスキルを持つ人材が求められています。
3つ目が「選択と集中」。規制緩和やグローバル競争の激化を背景に、限られたリソースの有効活用を目的としたM&Aなど、自社にない製品や事業の獲得や、強みでない部門の売却など業界再編成の動きが引き続き加速しています。そのため強いリーダーシップを発揮し事業を先導できる人材や、高い適応力と柔軟性などの能力が求められていますが、このような人材は現在の日本では非常に希少な存在となっています。

●2021年、より深刻化するIT人材不足には母集団対象の拡大が必要に
2021年も2020年に見られた3大傾向がある程度続くと思われますが、中でも2030年には59万~79万人不足すると言われている※IT人材の不足は非常に深刻です。新型コロナウイルス感染拡大の影響でDXの重要性は以前に増して高まり、リモートワークの活発化に伴いクラウドサービス、各種オンラインツールやセキュリティ対策、SaaS型サービスなどIT需要自体が増えています。BtoCのオンラインサービス領域では、ビデオ通話ツール、Eコマース、スマホゲームや宅配プラットフォームでも採用ニーズが上がっています。
今後、IT人材採用の競争はさらに高まることが予測されます。採用計画を満たすためには、外国籍、シニア人材、フリーランスの活用など、母集団対象を拡大することが必要です。その人材の採用で成し遂げたい目標を明確にし、本当に必要な条件だけを明確にしたうえで条件を緩和するなど、間口を広げていく必要があります。
※:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

●就業環境の柔軟性と採用スピードで優秀な人材の採用に差がつく
コロナ渦における感染対策の一環として広がりをみせたリモートワークなどにより、人々はより柔軟な就業環境を求めるようになりました。転職活動においても就業環境への関心は非常に高くなっています。外資系企業の多くは、リモートワークの就業体制が整っているため、バイリンガル・マルチリンガル人材は特に就業環境として、フルリモート就業を検討する方が多い状況です。今後は企業の就業環境が採用成功に大きな差をもたらすでしょう。
また、2020年に広く浸透したオンライン面接は企業と転職希望者の双方にとってメリットが多く、2021年も引き続き活用されると予測されます。多くの企業でリモート面接により求人への応募から決定までの日数が短縮され、よりスムーズでスピーディな採用が実現されています。逆に従来のスピードで採用を行っている企業は、語学力を持つ優秀な人材を逃してしまう事態が増えると予想されます。

■「BRS」について< https://brs-p.jp/
「BRS」は、パーソルキャリア株式会社が運営するバイリンガル・マルチリンガル人材専門の転職・採用支援サービスです。2012年のサービス開始以来、語学力を持つハイクラス人材のエンパワメントと、グローバル視点を持つ企業の成長サポートを目指して、キャリアサービスと採用支援サービスを提供しています。

■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。2017年7月より、株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。

■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。

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