クロップインがABCワールド・アジア主導のシリーズC資金調達ラウンドで2000万米ドルを調達、農場管理と予測分析ソリューションの事業範囲を拡大へ

プレスリリース発表元企業:CropIn

配信日時: 2021-01-14 05:56:00

クロップインがABCワールド・アジア主導のシリーズC資金調達ラウンドで2000万米ドルを調達、農場管理と予測分析ソリューションの事業範囲を拡大へ



(印ベンガルール)-(ビジネスワイヤ) -- データで農業を再構築できるよう関係者を支援する世界トップの人工知能およびデータ主導型アグリテック企業のクロップインは、シリーズC資金調達ラウンドで2000万米ドルを調達しました。このラウンドは、根拠に基づくインパクト投資を専門とするアジア特化のプライベート・エクイティ・ファンドであるABCワールド・アジアが主導しました。

既存投資家のチラテイ・ベンチャーズ、インベステッド・ディベロップメント、アンクール・キャピタルもこの資金調達ラウンドに参加しました。このラウンドに参加した新しい投資家には、CDCグループとクリス・ゴパラクリシュナンのファミリーオフィスであるプラティティ・インベストメント・トラストが含まれます。

クロップインは、新たに受け入れたこの資本を活用して世界的拡大に注力するとともに、機械学習ベースの予測分析プラットフォームであるスマートリスクの革新を続け、当社の人工知能能力をさらに強化します。クロップインはまた、世界のターゲット市場により深く浸透するために投資しています。最近クロップインはアムステルダム・オフィスを開設しており、現地でリーダーを採用して欧州市場での成長を促進します。

クロップインのデータ駆動型農業ソリューションにより、農業企業と生産者は「エーカーあたりの価値の最大化」が可能になります。当社の農場データと農耕管理プラットフォームであるスマートファームにより、関係者は作物のバリューチェーンの効率、生産性、予測可能性、持続可能性を高めることができます。スマートファームにより、農業企業は食品安全基準を順守でき、農場から食卓までの追跡性が保証されます。このプラットフォームにより、生産者は持続可能な農業生産法を採用して、地域農村社会のために長期的な経済的価値と抵抗力を構築できます。クロップインは、52カ国の開発金融機関や政府機関を含むいくつかの世界的農業関連組織と提携し、デジタルと持続可能性の目標を推進しています。

クロップインのスマートリスク・プラットフォームにより引受とリスク評価が向上し、銀行、保険会社、その他の金融機関は情報に基づいた引受決定を下し、新たな市場を特定し、製品ポートフォリオを拡大して、大型・低価格の機会でサービスを提供できます。スマートリスクは、日々拡大する数兆箇所のデータポイントにわたり、約9500の変種を持つ388種以上の作物に関する農場中心のデータを分析・解釈することで、区画レベルで高い予測精度を達成します。これは、空中偵察(衛星とドローン)、現地偵察データ、超局所的気象から得られたマルチスペクトル画像で、コンピューター・ビジョンと深層学習アルゴリズムを組み合わせて行われます。

スマートリスクAIは、1億6000万ヘクタール以上の土地を処理しており、今後3~5年で世界の7000万の農家に影響を与える可能性があります。これまで、クロップインは、スマートファームとスマートリスクのプラットフォームを通して1300万エーカーの土地と400万の農家に好ましい影響を与えてきました。クロップインの顧客に関連する小規模農家も、クロップインのアグリテック・プラットフォームにより推奨される高度な農業技術と品質情報を自らの農業生産法に統合することで、最初の1年で収穫量が25%近く増加し、その後数年は収穫量の増加を最適化することができました。

クロップインの創立者で最高経営責任者(CEO)のクリシュナ・クマールは、次のように述べています。「デジタル化の強力で予測的な力は、今後数年間で農業界が多くの課題を一気に克服できる非常に大きな可能性を提供します。この業界は、農耕、気象、物流から市場価格の変動まで、これまで以上に多くのデータを収集しています。これにより、バリューチェーン全体の深刻なデータギャップが縮小しました。収穫高を高め、生産を最適化し、抵抗力と持続可能性を向上させるため、農業企業は人工知能、データ分析、モノのインターネットなどの革新的なアグリテック・ソリューションをますます活用するようになっています。クロップインは、農業向けの『AI-文化』を推し進めることに意欲を燃やしています。」

シンガポールを本拠とするABCワールド・アジアは、プラスの目に見える社会的または環境的影響を生み出すことに取り組み、高いリスク調整後利益を生み出す能力のある企業に投資しています。

ABCワールド・アジアの創立者で最高経営責任者(CEO)のデビッド・ヘン氏は、次のように述べています。「持続可能な食料と農業は、ABCワールド・アジアの中心的な投資テーマです。農業は世界経済の重要な柱であり、特にアジアの成長を促進し、この地域の急増する人口を養っています。この業界は今、以前よりも深刻な問題に直面しています。COVID-19の世界的大流行により、世界的な食料供給の脆弱性が浮き彫りになり、多くの小規模農家の生活が影響を受けています。クロップインのデジタル・ソリューションにより、農家はリアルタイム・データを活用して、より適切な意思決定を行い、農家の生産性を向上させることができます。この投資は、当社が農業の抵抗力を構築できるスマートで持続可能なアグリテック・ソリューションを支援していることを明確に示しています。」ABCワールド・アジアのマネジングディレクターのスガンディ・マッタが、取締役としてクロップインに参加します。

クロップインの既存の投資家には、BeeNextとビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団戦略的投資ファンド(ロンドン、シアトル)が含まれます。昨年、クロップインは、バレット・ムーニー氏(アグイーグルの取締役会長)、ランヴィール・チャンドラ氏(マイクロソフト主任研究員)、TVGクリシュナムルティ氏(オラの取締役)、およびイヤ・カリル博士(ノバルティス・AIイノベーション・センターのグローバル責任者)で構成される諮問委員会を設立しました。

チラテイ・ベンチャーズ・インディア・アドバイザーズのパートナーのカラン・モーラ氏は、次のように述べています。「アグリテック分野や、ディープテックとAIの先駆的企業への積極的な投資家として、クロップインが農場管理と予測分析で構築している革新的なモデルに大いに期待しています。農業エコシステムの多くの参加者のためのプラットフォームを作成して構築することで、クロップインは真のグローバル・リーダーとしての地位を確立しました。クマール氏ならびに共同創立者のクナル・プラサド氏のリーダーシップにより、同社は非常に優れた世界クラスのチームと諮問委員会を構築し、グローバル企業として大きな規模を確立しようとしています。」

この資金調達ラウンドでは、アムビット・コーポレート・ファイナンスがクロップインの財務顧問を務めました。この新しい投資ラウンドにより、クロップインはこれまでに総額3310万米ドルの資金を調達しました。

クロップインについて

クロップインは、世界をリードするAI主導のアグリテック企業で、世界の農業企業にSaaSとデータ・ソリューションを提供しています。クロップインにより、農業エコシステムの企業は、グラウンドからクラウドのテクノロジー・ソリューションによりデータ駆動型アプローチを採用できます。

クロップイン独自のプラットフォーム・スイートのスマートファームとスマートリスクにより、さまざまな関係者が作物のバリューチェーンと運営全体にわたってデジタル戦略を採用し、推進することができます。当社は、デジタル化、予測可能性、追跡性、金融包摂、気候スマート農業、持続可能性に関するイニシアチブを推進するデータ知見により農業企業を支援しています。

詳細情報については、www.cropin.comをご覧ください。

ABCワールド・アジアについて

シンガポールを本拠とするABCワールド・アジアは、インパクト投資を専門とするプライベート・エクイティ・ファンドです。インパクト投資は、測定可能なプラスの社会的・環境的影響を生み出しながら高いリスク調整後リターンを得ることを目指しています。

ABCワールド・アジアは、シンガポールに本社を置く投資会社であるテマセクの慈善部門のテマセク・トラストにより設立されました。当ファンドの投資戦略は、アクティブな経済、美しい社会、クリーンな地球というテマセクのABCフレームワークに則しており、17項目の国連持続可能な開発目標の理想に基づいています。

ABCワールド・アジアは、金融包摂とデジタル包摂、健康と教育の向上、気候と水のソリューション、持続可能な食料と農業、スマートで住みやすい都市といったテーマに重点を置いています。

詳細情報については、www.abcworld.com.sgをご覧ください。

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