#HairWeGo 80%のLGBTQ+の方が回答した「ダイバーシティに配慮した美容室が増えて欲しい」という願いを受けて パンテーン『#PrideHair・サロン』プロジェクトが始動

プレスリリース発表元企業:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社

配信日時: 2020-12-17 14:00:21

全国のサロンに通う全ての人、スタッフの方々と共にひとりひとりの個性に寄り添うサロンを日本全国へ広めていきます

 P&G(本社:神戸市)が展開する1945年に生まれたヘアケアブランドのパンテーンは、「あなたらしい髪の美しさを通じてすべての人の前向きな一歩をサポートする」ことをブランド理念として掲げています。これまでブランドメッセージ「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」のもと、ひとりひとりの個性について考えるきっかけ作りを、キャンペーンを通じて展開してまいりました。 
 今年9月には、LGBTQ+の方々が、自分を偽らずに、自分らしさを表現できる就職活動について考える、「#PrideHair」プロジェクトを始動いたしました。テレビCM・新聞広告・デジタル動画、および公式ブランドサイトにてLGBTQ+の元就活生の体験談を公開。動画の再生回数は1週間で2000万回を超え、SNS上では多くの賛同や共感の声をいただきました。



 しかし、同時に、ジェンダーに対する偏見や思い込みが、まだ社会に多く存在することが分かりました。そのような中、多くの美容サロンで働く方々より、「髪を通じて個性が輝くことをサポートするサロンという場所を、さらにひとりひとりの個性に寄り添う場所にできないか」といった声を、また、その一方で、LGBTQ+当事者の方からは「ダイバーシティに配慮した美容室が増えて欲しい」という声をいただきました。そこで、今回
『#PrideHair・サロン』プロジェクトを立ち上げる運びとなりました。

 ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアルの作成と普及を皮切りに、ヘアケアブランドであるパンテーンと全国のヘアサロンが協力をし、ひとりひとりの個性に寄り添うヘアサロンを日本全国に広めていきます。パンテーンは、このプロジェクトが、ひとりひとりが自分らしい髪で前向きな一歩を踏み出すきっかけとなることを願い、活動を続けてまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-334598-0.jpg ]




『#PrideHair・サロン」プロジェクト背景

P&Gインターナショナル オペレーションズ シンガポール
APAC ヘアケア フォーカス・マーケット シニア ブランド ディレクター
大倉 佳晃

[画像2: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-392542-14.jpg ]

LGBTQ+の元就活生の体験談をもとに、自分を偽らずに、自分らしさを表現できる社会について考える「#PrideHair」プロジェクト。公開した 動画の再生回数は公開後1週間で2000万回を超えるなど、多くのポジティブな反響と共感の声をいただきました。一方で、「就活において、セクシュアル・マイノリティの課題があることに初めて気がついた」、という声も多く頂き、更にこの活動を広げていくことの必要性を感じました。
 そのような中、LGBTQ+の方々から、「ダイバーシティに配慮した美容室が増えて欲しい」という声をいだくと同時に、ヘアサロンで働く多くの方々より、プロジェクトへの賛同の声をいただきました。そこで、ヘアケアブランドであるパンテーンだからこそできることはないかと模索し、立ち上げたのが、この『PrideHair・サロン』プロジェクトです。
 日本全国の美容サロンの数は25万店舗*1を上回り、更に日本人のヘアサロンの利用頻度は2~3か月に1回と言われています。*2この場所が、日本で11人に1人いるというLGBTQ+の方々にとっても居心地がよく、自分らしい髪になれる場所になれば、日本全体が、より多くの方の個性が輝く社会へと変わるきっかけになるのではないか、と願っております。

*1参考「衛生行政報告例」(厚生労働省 2019年発表)
*2参考「美容センサス2020年上期」(株式会社リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー)
*3参考「LGBT調査2018」(電通ダイバーシティ・ラボ)


『#PrideHair・サロン』プロジェクト とは?

【プロジェクト発起人】 パンテーン、Job Rainbow
【プロジェクト期間】 2020年12月17日(木)~
【サイトURL】 https://pantene.jp/ja-jp/hair-we-go/pride-hair/pride-hair-salon

今後の展開予定
1.日本初の美容サロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアルの作成と普及
2.プロジェクトに賛同するサロンを全国に広める活動
3.LGBTQ+当事者への多様性を尊重するヘアサロンの情報提供
4.LGBTQ+当事者と多様性を尊重するヘアサロンがマッチングしやすい仕組みづくり


ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル作成 オンラインワークショップ開催のご報告

 

[画像3: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-645321-9.jpg ]

『#PrideHair・サロン』プロジェクトの展開に先立ち、2020年12月15日(火)、12月16日(水)に美容サロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル作成のためのオンラインワークショップを開催いたしました。ご参加いただいたのは、LGBTQ+の当事者10名と、LGBTQ+フレンドリーを実践しているヘアサロンで働く美容師3名です。ワークショップはディスカッション形式で行い、ご自身の体験談を交えながら意見交換が行われました。今後、本ワークショップを踏まえ、マニュアルの制作・普及に取り組んでまいります。

【オンラインワークショップ 主催】
パンテーン、Job Rainbow

【オンラインワークショップ 参加者】
12月15日
・五十嵐ゆり(レインボーノッツ合同会社 代表 / NPO法人Rainbow Soup 代表)、木本奏太(YouTuber)、サリー楓(日建設計社長直轄/コンサルタント)、松岡宗嗣(ライター/一般社団法人fair代表理事)、藥師実芳(認定NPO法人ReBit 代表理事)、MISAKI (美容師/MINT)、宮島瑠(美容師/EIZO)

12月16日
・AIRI(美容師/Hairsalon BREEN Tokyo)、KAHO(美容師/Hairsalon BREEN Tokyo)、杉山文野(NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事)、月村栄理奈(青山学院大学文学部フランス文学科・JobRainbowインターン生)、西原さつき(乙女塾 project 代表/俳優)、西村宏堂(僧侶・メイクアップアーティスト)、松中権(特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ 代表)
                                           ※50音順 敬称略
[画像4: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-744448-17.png ]



【オンラインワークショップ ディスカッション内容】


テーマ
1. マニュアルの内容について
2. マニュアルの普及方法、プロジェクトの認知拡大方法について

 参加者の多くが感じていた課題は「多くの美容サロンにおいて、LGBTQ+が抱える課題についてそもそも意識されていない」ということでした。そこで、今回は、マニュアルの内容だけでなく、ニュアルやこのプロジェクトの普及方法についてディスカッションを行うことになりました。

◆ディスカッション内容 レポート
 特に活発な意見が交わされたのは接客についてでした。「彼氏・彼女の話題になると気まずい」という体験談が多数挙げられ、それらの話題に及ばないように、ヘアサロンを転々としていたり、会話をあまりしないようにしていたりするため、本当になりたい髪型オーダーし 、実現することができないという意見が挙げられました。さらに、トランスジェンダーの参加者からは、「短い刈上げにしたいと言っても、似合わないと言われ、ボーイッシュなショートカットにしかしてもらえなかった」という体験も語られました。一方で、「本当に自分にとって居心地の良いヘアサロンが見つかってからは、色々な髪型をオーダーできるようになり、ヘアサロンへ行くのが楽しみになった」という声や、「『予約時のお名前で呼ばせて頂きます』とHPに記載があると、それだけで配慮してもらえているという安心感が得られて嬉しい」というポジティブな意見も挙げられ、美容師の方からは、「美容室は前提として、お客様を素敵にし、ワクワクさせる場所であるべきだと思う」という意見も交わされました。これらも踏まえ、LGBTQ+フレンドリーなヘアサロンとは、ジェンダーに関わらず、ひとりひとりの多様性や個性に寄り添っていることが重要なのではないか、という意見への賛同が集まりました。

 さらに、マニュアルの普及方法や、プロジェクトへの認知拡大方法については、SNSを通した情報発信の重要性等に関しても活発な議論が行われました。

【ワークショップを終えて】
 ワークショップにパンテーン代表として参加したP&Gインターナショナル オペレーションズ シンガポール パンテーン ブランド ディレクター余伝香奈子は、「ジェンダーにとらわれず、人と人とのつながりたい気持ちを大切にすることで、居心地のよい、なりたい髪型になれる場所をつくれるのではと思いました。みなさんから今日いただいた体験や意見をもとにサロンが希望の場所になれるようにマニュアルを作成して広めていければと思います。」と、マニュアル完成に向けての意気込みを語りました。


LGBTQ+当事者への調査

【TOPIC 1.】

[画像5: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-675773-4.jpg ]

75%のセクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)が、「ヘアサロン(美容院・理容室)で自分が本当になりたい髪型をオーダーできなかったことがある」と回答。


【TOPIC 2.】
[画像6: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-101651-7.jpg ]

半数以上のセクシュアル・マイノリティが、行きつけのヘアサロンのスタイリストに自身のセクシュアリティを伝えたいと思わない」と回答。その理由としては、「相手に気を遣わせてしまいそうだから」「伝えると通いづらくなりそうだから」等、伝えることでのネガティブな側面を懸念する回答が57%。


【TOPIC 3.】
67%のセクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)が、「セクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)に配慮したヘアサロンを知らない」と回答。一方で、80%のセクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)が、「セクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)を始めとする、ダイバーシティに配慮したヘアサロン(美容院・理容室)が増えてほしい」と回答。
[画像7: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-442876-15.png ]



■調査概要
【 調査地域 】 全国
【対象者条件】 LGBTQ+のいずれかに該当する男女・20歳~59歳
【 調査手法 】 インターネット調査
【 実査期間 】 11月27日(金)~12月2日(水)
【サンプル数】 300人


美容サロンで働く方への調査

【TOPIC1.】
73%の美容師・理容師が、「ヘアサロンにおいて、セクシュアル・マイノリティのお客様への配慮や取り組みは必要だと思う」と回答。一方で、93%の美容師・理容師が、「勤めているヘアサロンに、セクシュアル・マイノリティのお客様への対応など、ダイバーシティに関するガイドラインがない・あるかわからない」と回答。

[画像8: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-122898-16.png ]




【TOPIC2.】
[画像9: https://prtimes.jp/i/42936/19/resize/d42936-19-986692-13.jpg ]

約9割の美容師・理容師が、「日本のヘアサロン全体として、すべてのセクシュアル・マイノリティの方が、自分らしさを偽らずに、自分らしい髪をヘアサロンで実現できる社会を目指すことに賛同する」と回答。


■調査概要
【 調査地域 】 全国
【対象者条件】 美容師、または理容師として働く男女・20歳~59歳
【 調査手法 】 インターネット調査
【 実査期間 】 11月27日(金)~12月2日(水)
【サンプル数】 200人

■「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」キャンペーンこれまでの歩み
パンテーンは、「あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする」ことをブランド理念に掲げています。2018年よりブランドメッセージ「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」のもと、就職活動における個性の尊重などをテーマに、自分らしい髪で一歩を踏み出す、すべての人を応援してきました。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
#HairWeGo さあ、この髪でいこう。(https://pantene.jp/ja-jp/hair-we-go)

■パンテーンのLGBTQ+ コミュニティへのサポート
パンテーンは、画一的な社会の価値観を超えて、多様な美について考える“I’m BeautifuLGBTQ+”キャンペーンをはじめ、WORLD PRIDEへのスポンサーシップなど、世界各国でLGBTQ+コミュニティへのサポートを行っています。

■P&Gのダイバーシティー&インクルージョン(多様性の受容と活用)の取り組み
P&Gは1992年から25年以上に渡り、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)に取り組んできました。国籍、性自認などを超えた「ひとりひとりの違い」を尊重する組織づくり、多様性を尊重する“文化”を支えるための“制度”に加え、個人の多様性を積極的に活かす「インクルージョン」“スキル”向上に取り組んでいます。
採用活動においても多様性への理解を深める研修を実施するほか、2014年からエントリーシートの写真欄を削除しており、2019年には性別欄に「その他」を設定、2021年には生年月日情報を削除することで年齢によるバイアスも排除します。社内のLGBTQ+などのセクシャル・マイノリティ支援者(アライ)コミュニティも、より良い職場環境づくりに向けての活動を進めています。
また、2020年には婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業を可視化するための「Business for Marriage Equality」にも賛同するなど、お互いを尊重し受け入れることで、誰もが安心して自分らしくいられる世界を育むことが私たちの願いです。

<パンテーンとは>
健やかな髪へと導くヘアケア製品をお届けするパンテーンは、「あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする」ことをブランド理念として掲げています。ひとりひとりのスタイルや髪悩みに応える「新パンテーン」は美容乳液配合*1で、夕方5時以降もパサつき、ひろがり、うねりフリーの髪へと導きます。また、最高級パンテーン「ミラクルズ」は高級美容液を配合し、思わずさわりたくなる、カシミアのようになめらかな髪へと導きます。ひとりひとりが本当に好きな髪に出会い、一歩踏み出すことをパンテーンはシリーズ全体を通じてサポートしてまいります。(http://www.pantene.jp/
*1 パンテーン プレミアム ダメージ リペアー シャンプー/トリートメント、パンテーン スーパー モイスト スムース シャンプー/トリートメント、パンテーン ミセラー スカルプ クレンズ トリートメント、パンテーン ミセラー ボリューム トリートメント、パンテーン リペアー ゴールデン カプセル ミルクに配合

<P&Gについて>
P&Gは、高い信頼と優れた品質の製品ブランドを通じて、世界中の人々の暮らしに触れ、よりよいものにしています。日本では、衣料用洗剤「アリエール」「ボールド」「さらさ」をはじめとして、柔軟剤「レノア」、エアケア製品「ファブリーズ」、台所用洗剤「ジョイ」、紙おむつ「パンパース」、吸水ケアブランド「ウィスパー」、ヘアケアブランド「パンテーン」「h&s」「ヘアレシピ」、スキンケア製品「SK-II」、シェーブケアブランド「ジレット」「ブラウン」、オーラルケアブランド「Oral-B by Braun」など、様々な製品を提供しています。(https://jp.pg.com/

PR TIMESプレスリリース詳細へ