女性リーダー表彰「第4回チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」が決定!
配信日時: 2020-12-15 09:00:00
地道な活動を継続し、コロナ禍でも奮闘してきた女性リーダー5名の入賞者から、25年にわたって日本で暮らすブラジル人児童の教育を担っているエスコーラネクター 校長 西 クレニオセさんが大賞を受賞しました。
12月7日(月)に、公益財団法人パブリックリソース財団(東京都中央区、理事長 久住剛)は、米国のフィッシュ・ファミリー財団(米国ボストン市、創設者厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ夫妻)とともに、2020年度「第4回チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」を発表しました。エスコーラネクターの校長、西クレオニセさん(愛知県)が大賞を受賞され、表彰式にて、ティファニー製のクリスタルボウルと100万円を贈呈するとともに、入賞者4名に賞金25万円およびティファニー社製記念品を贈りました。
報道関係者 各位
2020年12月15日
公益財団法人パブリックリソース財団
2020年度「第4回チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」が決定!
地道な活動を継続し、コロナ禍でも奮闘してきた女性リーダー5名の入賞者から
25年にわたって日本で暮らすブラジル人児童の教育を担っている
エスコーラネクター 校長 西 クレニオセさんが大賞を受賞しました。
~女性の力で誰もが安心して暮らせる豊かな社会を~
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12月7日(月)に、公益財団法人パブリックリソース財団(東京都中央区、理事長 久住 剛)は、米国のフィッシュ・ファミリー財団(米国ボストン市、創設者ラリー・フィッシュ、厚子・東光・フィッシュ夫妻)とともに、2020年度「第4回チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」を発表しました。エスコーラネクターの校長、西クレオニセさん(愛知県)が大賞を受賞され、表彰式にて、ティファニー製のクリスタルボウルと100万円を贈呈するとともに、入賞者4名に賞金25万円およびティファニー社製記念品を贈りました。
チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞について http://jwliccja.org/
本賞は、アメリカ在住の日本人女性、厚子・東光・フィッシュ氏の提案により2017年に創設されました。フィッシュ氏は、日本人女性に対するリーダーシップ育成活動や、東日本大震災の被災地支援活動が評価され、2013年にオバマ元大統領の発案で始まった社会貢献活動に尽力している市民に贈る“チャンピオン・オブ・チェンジ”賞を受賞されました。その後、日本女性の活動に光を当て、女性のロールモデルを示すことに役立ちたいという思いから、パブリックリソース財団と協働して、本賞の創設したのです。なお、フィッシュ氏は、2018年の秋の叙勲において、日本人女性の社会進出に大きく寄与した功績を称えられ、旭日小綬章を受賞されました。
チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞の趣旨
日本においても、超高齢社会、大災害、子どもの貧困、地域社会の疲弊…等、様々な社会問題に直面した時に、勇気をもって自ら行動を起こし、地道に活動を続け、地域社会の課題解決や新たなシステムの構築に取り組んできた女性たちがいます。
チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞は、日本で地域社会に根ざし、頑張っている女性リーダーたちの活動に光を当て、賞を贈ることで日本女性のロールモデルを示すために生まれました。受賞者の皆さんの想いやアイデアを、この賞を通じて多くの人たちと広く共有することで、他の女性にも「私もできることをやってみよう」という変化の種が蒔かれ、芽吹いていくきっかけとなり、よりよい社会をみんなで作っていくための社会貢献活動の意義と喜びを広めていくことを目指しています。
また、今年2020年は、年初よりコロナウイルス感染症の流行とそれに伴う緊急事態宣言等の措置により、受益者への直接的サービスを行ってきた団体は、それぞれに大変な困難にさらされました。受益者との関わり方の変化、対象とする受益者の拡大など、劇的な変化に伴う迅速な対応が求められただけでなく、収入源が断たれたことによる経済的困難も大きな課題となっています。しかし、このような今までに経験したことのない危機に直面しながらも、状況に対応し、強い想いを持って自分や周囲を鼓舞しながら、それぞれに新しい取り組みを行い続けてきた女性リーダーが全国各地にいます。これまでとは全く違う生活、価値観、そして活動のあり方が求められる中、危機に直面しながらもアクションを起こすという勇気を持ち、奮闘し続けてきた女性リーダーたちを称え、エールを送るために、今年も本賞を開催いたしました。
表彰式について
4回目の開催となる本年も、全国から他薦により応募者を募集しました。過去最多となる164件の応募の中から、厳正な選考により11月初旬に5名の入賞者が選出されました。さらに12月2日、3日に開催された最終選考会にて、5名の入賞者の中から1名の大賞受賞者が決定され、7日(月)19時半からの表彰式において発表しました。
栄えある大賞に選ばれたエスコーラネクター校長 西クレオニセさん(愛知県)は、1990年代前半に来日し、自動車関連工場などで働くブラジル人が多く住む愛知県豊田市において、子どもたちがポルトガル語を忘れないようにと小さな教室をひらきました。ブラジル政府の認可を受けた日本で最初の全日制のブラジル人学校となったこの学校からは、これまで2,000人以上の子どもたちが巣立っていきました。非正規労働者である保護者たちをコロナ禍が直撃する中、食料支援や学費免除で子どもの学びを守っています。
西さんには、表彰式にて、「Champion of Change Japan Award 2020 Grand Champion」と刻印が施されたティファニー社製のクリスタルボウルと副賞100万円が贈呈されました。また、入賞者全員に賞金25万円と、「Champion of Change Japan Award 2020 Champion」と刻印されたミニチュアクリスタルボウルが贈られました。
表彰式は、本賞初となるオンライン・オフラインハイブリッドの方式で執り行われ、内閣府男女共同参画局 林 伴子局長からのビデオメッセージも含め、早朝のボストンからはフィッシュ厚子からのリアルタイムでのエールなど、国、地域を問わず全国から社会貢献活動に取り組む団体や、支援機関などから130名以上のご参加がありました。また、式の後半では会場でのパネルディスカッションの様子も配信され、それぞれの入賞者の活動への思いを全世界へ伝えることとなりました。
〇大賞を受賞された西クレオニセさんのスピーチ(表彰式でのスピーチより一部抜粋)
「とても嬉しいです。ありがとうございます。ここにいる女性たち、皆さんがとても大切な活動をしています。だから私が大賞をもらえるとは思いませんでした。とても驚いています。この大賞を、私のこの活動を信じてくれたみんなと一緒に受けとります。もっともっと多くの子どもが教育を受けることができるよう、この活動を広げていきたいです。そして、国籍に関わらず、たくさんの女性が自分の力を信じて、アクションできるように勇気づけていきたいと思います。」
〇本賞の創設者であるフィッシュ・厚子氏のメッセージ(表彰式でのスピーチより一部抜粋)
「あなたのブラジル人の子どもたちへの貢献に、心からありがとうと言いたいです。ブラジルから遠い日本で生活している子どもたちに、心から愛情をこめて、人間としての自信を与えると同時に夢を与え、そしてブラジル人としての自信のみならず、日本の一般市民として、日本に対しても貢献していくという、あなたの素晴らしいビジョンと情熱と、そして27年に及ぶ辛抱強い活動を心から賞賛します。あなたのような方に光が当たることこそがこの賞の目的です。西さんがしてきてくださった活動は学校から送り出してきた2,000名という単純な生徒の数よりもっともっと大きなものです。本当にありがとうございました。」
表彰式概要
日時 : 2020年12月7日(月) 19時30分~21時
会場協力 :CIC Tokyo(虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階)
大賞受賞者
・西 クレオニセさん エスコーラネクター (愛知県)
入賞者(五十音順)
・岡田 沙織 特定非営利活動法人 若者メンタルサポート協会(東京都)
・染矢 明日香 特定非営利活動法人 ピルコン(東京都)
・寺原 真希子 一般社団法人MarriageForAllJapan -結婚の自由をすべての人に(東京都)
・渡部 カンコロンゴ 清花 特定非営利活動法人WELgee(東京都)
2020年度選考委員会
〇選考委員長
厚子・東光・フィッシュ氏(フィッシュ・ファミリー財団共同創設者・理事)
〇選考委員(五十音順)
鵜尾 雅隆氏 (認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)
ダニエル・ペレル氏(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 社長)
山田 泰久氏 (一般財団法人非営利組織評価センター 業務執行理事)
吉岡 マコ氏(認定特定非営利活動法人マドレボニータ 理事長)
龍治 玲奈氏 (日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 社会貢献担当部長)
実施体制
主 催: フィッシュ・ファミリー財団 / 公益財団法人パブリックリソース財団
協 賛: Tiffany & Co. / Dow Japan
協 力: CIC Tokyo / JWLI(Japanese Women's Leadership Initiative)
主催団体のご紹介
フィッシュ・ファミリー財団 http://jwli.org/
フィッシュ・ファミリー財団は、社会貢献を目的に1999年に米国マサチューセッツ州ボストン市で厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ夫妻によって設立されました。主に、ボストン近郊の低所得層の生活の安定化及び、次世代の人材教育、特に心身ともに助けが必要な若者の支援に力を注ぎ、また同時に、移民の支援活動にも活発に取り組んでいます。2006年からは、JWLI(Japanese Women’s Leadership Initiative)を開始しました。JWLIは、2年間にわたる日本女性のリーダーシップ育成・支援プログラムで、参加者であるフェローたちは、ボストンに滞在し、ボストンで成功している複数の非営利団体の訪問等を通して、ソーシャルセクターの経営や運営の最新事例を当初の4週間で学びます。厚子・東光・フィッシュは、2012年に日米間の相互理解の促進への貢献により外務大臣表彰を、2013年には米国ホワイトハウスより“Champions of Change”賞を、2018年秋の叙勲において旭日小綬章を受賞しました。
公益財団法人パブリックリソース財団 http://www.public.or.jp/
2000年に非営利のシンクタンク、特定非営利活動法人パブリックリソースセンターとして発足し、NPO など非営利事業体のマネジメント強化、SRI(社会的責任投資)にかかる企業の社会性評価やCSRの推進支援、そしてオンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開してきました。2013年1月、これらの成果と蓄積を踏まえ、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たにスタートしました。「意志ある寄付で社会を変える」ことをミッションに、テーマ基金、オリジナル基金、遺贈など様々な寄付の方法をご提供し、人生を豊かにする寄付、未来を切り拓く寄付の仕組みづくりに取り組んでいます。また、NPO向けの研修やコンサルティング、社会的事業体の寄付適格性評価、助成事業の成果評価など、寄付による助成が最大の効果を生むための支援を行っています。
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