【本日発売】『こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本』(渡辺美智子監修) これからの時代に必要な「考える力」「読み取る力」を身に付ける!
配信日時: 2020-12-14 19:55:10
12/14に株式会社カンゼンより『こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本』が発売となりました
「統計」って聞くと難しくて自分には関係ない、そんな風に考えていませんか?実は統計はとても身近で、私たちに恩恵をもたらしてくれているとっても大切な学問です。
統計学はデータを正しく読み取ったとり、確率からより正しい判断ができるようになる学問です。
「ビッグデータ」や「AI」がビジネスの世界でキーワードになっています。多くのデータをインプットし、それを正しく解析することの重要性はますます増していくことはまちがいありません。
日々の生活の中で統計学的素養がないと、事象の捉え方を間違えてしまったり、時にはだまされたり、損をすることなどの例を示しながら、統計について勉強することの重要性についての理解を促します。
2020年4月より採用された「新学習指導要領」をベースとし、さらに統計学の三大グラフと呼ばれる「ヒストグラム」「散布図」「箱ヒゲ図」の作成方法とそこからデータが導き出す実態を読み解く手法も解説します。
本書では、小学校中・高学年を対象に、高度な数学を必要としない「統計学の基本のき」について子どものみならず、「統計」という言葉にアレルギー反応を示すような数字が苦手な大人の方々にもわかりやすく説明していく内容です。また、本書内で取り上げる事例は親子が会話をするきっかけになるようなテーマを吟味し、家庭内のコミュニケーションを推進する一冊となります。
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どんなことが起こったのか考えてみよう
2020年はインフルエンザにかかった人が極端に減ったことがわかった。なぜだろう?
グラフを見るだけでなく、どうして増えたのか、減ったのかなど、その背後にある理由を考えてみよう
グラフと見ると、2019年は極端に多いことがわかります。そして、もうひとつ目を引くのは、2020年は極端に減っていることです。ここまで極端に減るのには原因があるはずです。どんなことが考えられるでしょうか。
インフルエンザ予防のために、「手洗い、うがい、マスク着用」と言われたことがないでしょうか。
2020年は、みんなが例年より予防を心がけたのでしょうか。何か理由があるはずです。
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統計っていったいなんだ?
統計とは?「統べて+計る」 統べる=多くのものをひとつにまとめること
この本では「統計」について学んでいますが、その前に「統計」とはいったいどんな意味なのでしょうか。
じつはなかなか難しい質問です。ためしに両親に「統計って知ってる?」と聞いてみてください。
きっと「知っている」と答えてくれるでしょう。そのあとに「どんな意味か説明して!」と言ってみましょう。
おそらく、「うーん、なんて言えばいいのだろう」と考えこむはずです。簡単に言えば、「何かの集まりについて、全体の様子を表す数」です。
ひとりのテストの点数だけでは、統計になりませんが、クラスという集団のテストの点数から平均を出したり、
グラフに表したりすれば、それは統計になるということです。
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■『こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本』
ISBN:978-4-86255-576-2 本体1,300円(税別) 発行:カンゼン
渡辺美智子(慶應義塾大学大学院教授・理学博士):監修 バウンド:著
※本書内の漢字、英語にはすべてふりがなが振ってあります。
カンゼンHP:http://www.kanzen.jp/book/b553110.html
Amazon : https://www.amazon.co.jp/dp/4862555764/
監修:渡辺美智子(わたなべ・みちこ)
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授。理学博士。
日本学術会議連携会員。統計数理研究所客員教授、独立行政法人統計センター特別参与。 専門は統計学、とくに、多変量解析と統計教育。2012年度第17回日本統計学会賞受賞。
著書・監修は『レッツ! データサイエンス 親子で学ぶ! 統計学はじめて図鑑』(日本図書センター)『統計と地図の見方・使い方 データから現象や課題と解決策をさぐろう』(PHP研究所)『今日から役立つ統計学の教科書』(ナツメ社)など多数。
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