クラウド上のデータを安全に制御するために、タレスとグーグル・クラウドが協業

プレスリリース発表元企業:Thales

配信日時: 2020-12-09 19:09:00

クラウド上のデータを安全に制御するために、タレスとグーグル・クラウドが協業

強力な協業により、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドのデータ漏洩防止を改善
共同の技術革新が、機密データアクセス管理、可用性、セキュリティーの確保に貢献
企業はグーグル・クラウドの機能を活用し、ますます強化されている規制要件に対応が可能


(パリ・ラデファンス)-(ビジネスワイヤ) -- タレスは、グーグル・クラウドとの新たな協業を発表しました。これは、パブリック・クラウド、ハイブリッド、プライベートのITインフラストラクチャーの間で企業が機密データを安全に移行する機能を高める協業です。両社が共同で提供する新たな機能は、セキュリティー・チームが自社の暗号鍵を所有・管理し、高まっている規制要件を現在の分散環境の中で準拠することを支援します。多様なクラウド・セキュリティー・イニシアチブに関する複数年のイノベーションを基礎として、タレスとグーグル・クラウドは、お客さまが機密データ保護のためにグーグル・クラウド技術をフル活用することを可能にし、複数のハイブリッド・クラウドIT環境にわたって情報の管理とセキュリティー確保を行うために必要な外部鍵管理を可能にします。

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新たなITフロンティアのセキュリティー確保:ハイブリッド・クラウド

この協業は、組織が(特にハイブリッドのマルチクラウド戦略を取る中で)自らのデータと暗号鍵を完全管理できるようになったことを意味します。プライベート・クラウドとパブリック・クラウドの両方の環境に対して、タレスとグーグル・クラウドは、利用者が暗号鍵の運用、保管を完全に管理するのためのターンキー・ソリューションを提供し、企業がデータ資産を安心してクラウドに移行することを可能にします。タレス2020年データ脅威報告書(グローバル版)で明らかにされたように、このことは、世界の企業データの半分以上(その内48%が機密)がクラウドに保管されていることでますます必用になっています。

グーグル・クラウド・セキュリティーVP兼GMのSunil Pottiは、このように述べています。「新しい機能は、特にこの領域の成長が加速している中で、クラウド移行とセキュリティーにとって必須です。当社のミッションに従い、お客さまの最も機密性の高い情報を保護するために、当社はタレスとの深い関係を培ってきました。あらゆる形態や規模の企業が極めて流動的で動的な事業環境に対処しており、最高の防衛線であっても常に実戦の試練にさらされています。タレスと共に、当社は現在の状況を認識して警戒心を維持し、お客さまに最も高度なソリューションを提供して現在のサイバーセキュリティーのニーズに対応するとともに将来的に出現するニーズにも対応できるようにしています。」

パンデミック後のリモートワークの世界に対処するためにますます多くの企業が今マルチクラウド、ハイブリッド・クラウド、エッジ・クラウドの環境への移行を進めており、この協業は、その過程におけるセキュリティー管理をとても簡単にします。451 Researchによれば、現在62%の企業がハイブリッドIT戦略を進めています。さらに、クラウドでアプリケーションとデータのセキュリティーに対処するためにタレスと協力することで、グーグル・クラウドのお客さまは、暗号鍵の可視性とライフサイクル管理が伴った強力なデータ主権を維持することが可能になっています。お客さまはまた、最近のデータおよび個人情報保護規制によって高まっている規制要件にも対応できます。

タレスのクラウド保護&ライセンシング担当SVPのSebastien Canoは、このように述べています。「当社のグーグル・クラウドとの協業は、データ管理をお客さまが直接実行できるようにするために必要な技術的リーダーシップを真の意味で実現しています。企業はもはや、秘密情報を信頼できない環境においたり、手元に置いておきたい暗号鍵の管理を放棄したりする必要はありません。企業顧客とプロバイダーとの間のセキュリティに関する責任共有モデルを構築するためにセキュリティー専門家が共同で作業する中で、データ保護の進化が世界的レベルで進行していることは極めて明らかになってきています。このような共同技術革新の努力により、私たちは組織が安心してクラウドに移行する支援をしていきます。」

クラウドに信頼の基盤を確立する

鍵とクラウド・データの強化された管理レベルから顧客が恩恵を受けることができるように、タレスはGoogle Cloud External Key Manager(EKM)にCipherTrust Key Brokerサービスを統合しました。CipherTrust Key Broker for Google Cloud EKMは、タレスのデータ・プロテクション・オンデマンド・プラットフォームで利用できます。CipherTrust Key Brokerで暗号鍵を生成することで、クラウド・プロバイダーに提供する鍵の起源と質を検証することができ、同時に鍵の原本をグーグル・クラウド環境の外に維持することができます。顧客組織は、タレスのLuna Cloud HSMにマスター鍵を保管し、これがCipherTrust Key Brokerソリューションの信頼のアンカーとして機能します。詳細情報については、CipherTrust Key Brokerソリューション概説をダウンロードしてください。

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タレスについて

タレス(Euronext Paris:HO)は、より良い未来を実現するソリューションを提供するテクノロジーのグローバルリーダーです。航空、宇宙、陸上交通、デジタルアイデンティティおよびセキュリティ、防衛の分野で製品・サービスを提供しています。68カ国に8万3000人の従業員を擁するタレスの2019年度売上高は、190億ユーロを記録しています(ジェムアルトの12カ月間予測財務諸表を含む)。

タレスは、コネクティビティ、ビックデータ、人工知能、サイバーセキュリティといったデジタルイノベーションに特に注力し研究をすることで、企業や政府などあらゆる組織の意思決定を支援しています。

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