COVID-19迅速検査キットの市場規模、2023年には13億6730万米ドルに縮小予測 ワクチン接種の終了により2024年以降は市場が停止

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-12-04 14:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 迅速検査キットの世界市場 (~2023年):市場機会・成長戦略・COVID-19の影響と成長」 (The Business Research Company ) の販売を12月4日より開始いたしました。

COVID-19 迅速検査キット市場の定義

COVID-19迅速検査キット市場は、COVID-19の検出を提供する事業体(団体、個人事業者、パートナーシップ)による売上と関連サービスで構成されています。COVID-19迅速検査キットは、通常、RT-PCR検査キット、迅速抗原検査キットまたは迅速抗体検査キットとして提供されており、医療機器業界において体外迅速診断検査を製造している事業体が製造しています。迅速検査は、通常、数時間以内に結果を提供します。これらの迅速検査キットの製造に携わる企業は、主に病院や診療所、在宅医療、診断検査室、研究機関で使用される迅速検査キットの設計、研究、製造に従事しています。

COVID-19 迅速検査キットの市場規模

COVID-19迅速検査キットの市場規模は、2020年には149億4130万米ドルに達すると予想されています。 その後、市場は、CAGRマイナス54.9%で減少し、2023年には13億6730万米ドルまで縮小すると予想されています。全世界でワクチン接種が2023年末までに終了するため、2024年以降は市場が停止すると予想されています。

今後は、COVID-19の影響、高齢化、技術の進歩、医療アクセスの増加、慢性疾患の有病率の上昇が市場を牽引すると予想されます。検査コストの高さ、製品のリコール、地政学的緊張、汚職の増加、ワクチンの発売、マスクの使用、検査に対する意識の低さ・消極性、医療アクセスの悪さは、COVID-19迅速検査キット市場の成長を阻害する主な要因です。

促進要因:抗体検査の需要の増加

抗体検査に対する需要の高まりが、COVID-19迅速検査キット市場を牽引すると予想されています。迅速抗体検査は、公衆衛生機関がCOVID-19の既往症を持つ個人を特定し、その広がりを把握し、公衆衛生上の介入を可能にします。

抑制要因:製品リコール

品質管理上の問題による製品リコールは、市場成長を阻害すると予想されます。パンデミックによる医療機器の承認が急速に進んでいることから、安全性、有効性、品質の問題による製品リコールの増加が予想されています。2020年4月にファストトラック指定で承認されたスパルタンバイオサイエンス社の迅速診断キットCOVID-19は、独自開発のスワブに関する有効性の懸念を理由に、2020年5月にカナダ保健省によりリコールされました。これらの要因は、市場の成長に悪い影響を与えると予想されます。

市場動向:人工知能の使用

診断の効率化を図るために、迅速診断テストキットへの人工知能の組み込みが進んでいます。人工知能のアルゴリズムを用いて、胸部CTの所見と臨床症状、曝露歴、検査室での検査結果を統合し、感染症の早期発見の可能性を高めようとしています。人工知能を使用することで、COVID-19患者の早期発見が可能となり、より良い治療が受けられる可能性が高まります。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc969681-covid-rapid-test-kits-global-market-opportunities.html

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