獣医用画像装置の市場規模、2023年には19億9000万米ドルに到達見込み 企業はポータブルまたはワイヤレスデバイスの発売に注力

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-12-02 13:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「獣医用画像装置の世界市場の分析 (2020年~2030年):新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) による成長と変化」 (The Business Research Company ) の販売を12月2日より開始いたしました。

獣医用画像装置市場は、事業者(団体、個人事業者、組合)による機器の売上で構成されています。獣医用画像装置は、動物の医用画像を取得して各種疾患の診断を行うために使用されます。この業界には、X線撮影装置、超音波撮影装置、MRI、CT撮影装置、内視鏡撮影装置などの診断装置を製造する事業所が含まれています。これらの画像診断装置は、循環器科、整形外科・外傷科、腫瘍科、神経科などで使用されています。

獣医用画像装置市場は、2019年の16億1000万米ドルから2020年には15億7000万米ドルに減少し、同期間中のCAGRはマイナス2.50%になると予測されています。これは、COVID-19の発生による、ソーシャルディスタンスの確保、リモートワーク、産業やその他の商業活動の閉鎖を含む封じ込め措置に起因しています。その後、市場はCAGR8.29%で回復し、2023年には19億9000万米ドルに達すると予想されています。

家畜数の増加は、市場の需要を押し上げると予想されています。家畜数と関連疾患の急増は、獣医用画像装置を含む獣医医療機器の需要を推進すると予想されます。例えば、牛の総数は、2017年の9億8453万頭から2019年には9億8903万頭に増加しています。さらに、国連食糧農業機関によると、2050年までの牛の総数は26億頭に達し、ヤギやヒツジの総数は27億頭に達すると予測されています。

獣医用画像処理システムの高コストは、動物病院や動物診療所にとって大きな負担となり、市場の成長を抑制すると予想されています。例えば、獣医用デジタルX線撮影装置のコストは2万5000米ドルから5万米ドルの間です。超音波診断装置のコストは、小型のポータブル機で2000米ドルから3000米ドル、大型機では5万米ドル以上になると推定されています。さらに、保守契約の費用は購入価格の15%程度とされています。システムの高コストとそれに伴うメンテナンスコストは、市場の成長を妨げる要因となります。

獣医用画像装置市場で事業を展開している主要企業は、ポータブルまたはワイヤレスデバイスの発売に注力しており、機器市場をリードする傾向が見られます。

獣医用画像装置市場の主要プレイヤーには、Agfa-Gevaert N.V、キヤノン、 Excelsior Union 、富士フイルム、日立製作所、Onex Corporation、Siemens AG、GE Healthcare、 Chison、IDEXX、Hallmarq、Sedecal、Kaixin Electric、Diagnostic Imaging Systems、 VCA、BCF Technology、Esaote、MinXray、東芝、Mindray、Carestream Health、Heska、Sedecal、Chisonなどがあります。

同市場は、地域別に、アジア太平洋、西欧、東欧、北米、南米、中東、アフリカに分類されます。2019年は、北米地域が最大市場でした。アジア太平洋地域は、最も急速に成長する地域になると予想されています。

獣医用画像装置は、タイプ別に、X線撮影装置、超音波画像診断装置、コンピュータ断層撮影装置、ビデオ内視鏡画像診断装置、磁気共鳴画像診断装置、その他に分類され、エンドユーザー別に、動物病院、動物診療所、学術研究機関、その他に分類されます。用途別では、整形・外傷、腫瘍、循環器、神経などに分類され、動物の種類別に、小型コンパニオンアニマル、大型動物、その他に分類され、医療機器の種類別に、携帯式、設置式に分類されます。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc968926-veterinary-imaging-equipment-global-market-report.html

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