腋窩多汗症:2017年に診断された304万8732例のうち、93%が原発性多汗症 不安やストレスなど様々な原因により悪化する可能性も

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-11-25 10:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「腋窩多汗症:2030年までの疫学予測」 (DelveInsight Business Research LLP) の販売を11月25日より開始いたしました。

腋窩多汗症の疾患理解

腋窩多汗症(AH)は、脇の下からの発汗が過剰になる病気で、世界中の多くの人々の社会生活や就業に影響を与える病気です。この疾患は10代の頃に始まり、男女ともに同じように発症します。幼児期の手足の多汗から始まりますが、腋窩多汗症としては思春期に始まることが多いとされます。腋窩多汗症のうち、腋窩の悪臭に関連する場合は、腋臭症として知られています。

汗腺は、皮膚にある小さな管状構造物で、管を介して汗を皮膚に分泌します。エクリン汗腺は全身に分布しており、皮膚表面に直接汗を分泌します。アポクリン汗腺はエクリン汗腺の10倍の大きさです。そして、脇の下や肛門周囲に局在しています。

多汗症は、不安やストレスなど様々な原因により悪化する可能性があります。中程度の多汗から重度になると滴り落ちるほどになり、それに伴う不安やストレスを増進させる可能性があります。過度のわき汗は、遺伝的素因、投薬、神経・代謝疾患、その他の全身疾患、更年期障害などのホルモン変化、社会的不安、ストレス、神経質、あるいは未知の要因によって引き起こされることがあります。

腋窩多汗症の疫学的視点

同市場は、米国における腋窩多汗症の全有病率、診断有病率、年齢別診断有病率、タイプ別診断有病率、重症度別診断有病率、などに分類されます。

腋窩多汗症の詳細な疫学セグメンテーション

2017年には合計1016万2438人の腋窩多汗症有病者がいました。

2017年に診断された腋窩多汗症の症例は合計で304万8732例でした。
そのうち52%が重度のHDSSスケール3または4で、48%が非重度のHDSSスケール1または2を占めています。

2017年は、18歳未満が32万7129例、18歳から39歳が163万5035例、40歳から64歳が87万2852例、65歳以上が21万3716例でした。

2017年の腋窩多汗症のうち、93%が原発性多汗症で、残り7%が続発性多汗症でした。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/del966755-axillary-hyperhidrosis-epidemiology-insight.html

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