KEBA Japan株式会社、KePlast EasyNet MESを含む射出成形機向け新製品を販売開始

プレスリリース発表元企業:KEBA Japan株式会社

配信日時: 2020-11-18 10:00:00

KEBA Japan株式会社は、2020年11月18日より開催のIPF Japan 2020 virtualにおいて、射出成形機向け新製品「KePlast EasyNet MES」および「KePlast i3000」を国内市場に本格投入する。



機械メーカー向けに操作パネルやコントローラなどの制御ソリューションをOEM供給しているKEBA(本社:オーストリア/リンツ、国内:東京都江東区有明)は、今回新たに2つの製品群を国内投入開始する。これにより世界的に需要の高まっているスマートファクトリーへの対応を加速する。

双方向コミュニケーションを可能にしたEasyNet MES

射出成形機の生産モニタリング機能はこれまでも様々な企業が開発・販売を行っているが、今回KEBAが販売開始するEasyNet MES(Manufacturing Execution System/製造実行システム)は、外部PC上で成型機の稼働状況、生産品質や成形数量のモニタリングはもちろんのこと、外部PC上から射出成形機のショット数の追加や、成形条件の送信など、成形機と外部PCの双方向でのコミュニケーションを実現した。


複数の成型機とローカルネットワークを介して接続


した外部PCのソフトウェア上にて、各成型機の稼働状況の確認、生産状況管理や生産指示等の一元管理を可能にした。これにより工場内の成形機の情報を集中管理することが出来、個別の成形機にそれぞれ追加のショット命令を実行する等の手間を省き、生産性向上が見込める。また、成型機の停止状況と停止理由をモニタリングし、生産のボトルネックを発見し改善活動を行うなど、生産の最適化につなげることが可能になる。

スマートファクトリーの実現にむけて

さらに、ERP(基幹業務システム)との通信では標準規格EUROMAP77に基づいた情報通信を可能とした。
これにより生産情報をERPと共有し、標準化されたインターフェースに対応することによって様々なERPシステムへの接続を可能にし、スマートファクトリーに向けた次世代生産管理システムの構築を更に加速する。

また、オプション機能として、スマートフォンやタブレットにより機械停止などの異常警報等の情報を受け取ることが可能な「EasyNetモバイル機能」を用意。その他KEBAコントローラを搭載していない成形機とのアクセスを可能にするアクセスボックスも開発し販売開始する。

射出成形機向け新制御ソリューション i3000

KEBAの射出成形機向け制御ソリューション製品シリーズKePlastから、新シリーズのi3000を新たに発売した。

KePlastシリーズは、油圧式、ハイブリッド式、全電動式、マルチコンポーネント式などの射出成形機に対応。
新世代のi3000では、従来のKePlastシリーズの性能に加え、最新のマルチタッチ操作パネル、OPC UA、EUROMAP77/ 79/82などの通信規格およびインターフェース規格に対応したコントローラをラインアップしている。

欧米市場でトレンドとなっているマルチタッチ式操作パネルに、アジア市場向けにハードキーを標準装備した。また、マルチコア対応の新コントローラを開発、複数のCPUコアを制御、HMI、IoT等の機能に応じ最適化した。
[画像: https://prtimes.jp/i/69792/2/resize/d69792-2-323862-0.jpg ]



2020年11月18日~2020年11月20日開催のIPF Japan2020 Virtualにて個別相談に応じる。

KEBA Japan株式会社

KEBA Japan株式会社は2011年にオーストリアのKEBA AGによって設立された日本法人。

インダストリアルオートメーションの分野に特化し、主に産業用ロボットや射出成形機、工作機械など製造業に向けた革新的な制御ソリューションの開発・提供を行っている。
https://www.keba.com/jp/industrial-automation/Industrieautomation

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