P3試薬キットのパワーでNextSeq 2000システムの潜在能力をフルに活用
配信日時: 2020-11-17 06:46:00
販売中のNextSeq 1000およびNextSeq 2000システムの両シーケンサーが、統合型インフォマティクス機能と可逆圧縮技術を備え、直感的なユーザー体験を創出(当リリースは、Illumina Inc.が2020年11月12日付けで発表した英文プレスリリースを日本語に翻訳したものです。プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。)
(サンディエゴ)-(ビジネスワイヤ) -- Illumina, Inc. (NASDAQコード: ILMN) は、高データ出力のP3フローセルの販売により、NextSeq™ 2000シーケンスシステムの能力をさらに拡大します。P3フローセルは1回のシーケンシングランで11億リード、すなわちイルミナのミッドスループットNextSeqシーケンシングポートフォリオで従来可能であったリード数のほぼ3倍の情報を生み出すことで、本装置上で動作するアプリケーションの範囲を拡大します。
イルミナのChief Product Officer(CPO)であるSusan Tousiは、次のように述べています。「NextSeq 2000システム用の先進的で求めやすいP3フローセルにより、お客様はそれぞれのプロジェクトの深みと幅を拡大する能力と、プロジェクト予算の効果を高めながらより深い洞察的知見を生み出す能力が得られます。販売開始に当たり、これまでに達成したことがない最高品質のデータにより、お客様が一層の信頼感を持ってご使用いただけることをうれしく思います。受賞歴がある当社のインフォマティクスソリューションおよび可逆圧縮ソフトウエアを装置に統合したことで、お客様はシームレスなユーザーインターフェースを通じ、実用的な洞察的知見を引き出すことができます。」
Edinburgh Clinical Research Facility でHead of the Genetics Coreを務めるLee Murphy氏は、次のように述べています。「エジンバラ大学における私たちのゲノミクス研究は、費用面の制約を受けることが多いシングルセルRNAシーケンシングのプロジェクトを含みます。NextSeq 2000システムとP3キットにより、データ出力の増加を体験しています。これにより一層複雑で有益な情報を生み出す研究を実現し、世界クラスの研究者らに対する当施設のサービスの価値が高まります。」
ノースカロライナのエピジェネティクス技術企業EpiCypherのDirector of Genomic TechnologiesであるBryan Venters氏は、次のように述べています。「NextSeq 2000のおかげで、他の方法がなければアウトソーシングが必要なシーケンシングを自社内で実施できるようになりました。これは当社の開発パイプラインを自らコントロールできるという意味で非常に重要です。P3カートリッジの発売により、よりデータの多いシーケンシングと時間の短縮が可能となります。」
P3フローセルは100、200、300サイクルを含む4種類の構成を用意しており、それぞれ1ラン当たり110 Gb、220 Gb、330 Gbのデータを生成します。イルミナはお客様からの要望に応えて、感染性、small RNA、空間的トランスクリプトーム解析のアプリケーション向けに50サイクルキットも発売します。また2021年初頭には、NextSeq1000およびNextSeq 2000システムのプラットフォームに、各シーケンシングランで使用する試薬カートリッジの60%超を容易にリサイクルできるように設計したツールを付属させます。
またイルミナは、1ラン当たり最大4億リードのシーケンシングが可能で、NextSeq 2000システムよりもさらにお求めやすい価格のNextSeq 1000システムの販売開始も発表しました。NextSeq 2000システムと同様に、NextSeq 1000システムは迅速な二次分析のための内蔵インフォマティクス機能と、クラウドベースの可逆圧縮技術(ゲノムデータ圧縮技術を内蔵したものとして初)を提供します。両装置はお客様のことを念頭に置いて設計しており、深くて実用的な洞察的知見への明らかな道筋のみならず、当社史上で最も直感的なユーザー体験も提供します。
イルミナのChief Commercial Officer(CCO)であるMark Van Oeneは、次のように述べています。「NextSeq 1000およびNextSeq 2000はいずれも、ワークフローを簡素化し、あらゆる規模のラボの力を高め、さらなる量と頻度のシーケンシングが可能な規模の経済をもたらす設計となっています。当社は低い運用コストにより、お客様の力を高め、研究アイデアを今よりも自由に追求し、ゲノミクスを前進できるようにします。」
NextSeq 1000およびNextSeq 2000システムに加え、P2およびP3フローセルを現在出荷中です。
詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。
イルミナについて
イルミナは、ゲノムのパワーを解き明かすことにより、人々の健康を改善することを目指しています。革新的な取り組みに注力することにより、研究、臨床、および応用市場でお客様に製品を提供しながら、DNAシーケンスおよびアレイベースの技術におけるグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。私どもの製品は、ライフサイエンス、腫瘍学(がんゲノム)、生殖医学や遺伝医学、農業およびその他の新たなセグメントでの応用に利用されています。イルミナ製品についての詳細はこちらから:jp.illumina.com、またはwww.facebook.com/illuminakk/をご覧ください。将来見通しに関する記述の使用
本プレスリリースには、ゲノムデータの保存および管理コストに関連するコスト低下の予測など、リスクおよび不確実性を含む将来の見通しに関する記述が含まれます。実際の結果が将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性がある重要な要因には、(i) 新製品および新サービスの開発および発売に固有の課題、(ii) 新しい製品、サービス、およびアプリケーションを展開し、技術プラットフォームの市場を拡大するイルミナの能力、(iii) イルミナが新たに発売した製品に対する顧客の受容性、展開後にイルミナおよび顧客の期待を満たす可能性があるか否か、および証券取引委員会に提出された直近のフォーム10-Kおよび10-Qを含む最新の書類、またはカンファレンスコール(日時は事前に連絡されます)で開示される情報にて説明されるその他の要因が含まれます。イルミナは、本文書に含まれる将来の見通しに関する記述を更新するいかなる義務も負わず、更新する予定もありません。また、アナリスト予測の見直しや確認、現四半期の進捗状況に関する中間報告または最新情報の提供について、いかなる義務も負わず、またこれらを実施する予定もありません。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20201116006033/ja/
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Media:
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プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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