新興和製薬株式会社 コンパニオン・アニマルに対するNMNの研究を発展・深化 国立大学法人山口大学と共同研究を開始

プレスリリース発表元企業:新興和製薬株式会社

配信日時: 2020-10-27 11:00:00

新興和製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:田中 めぐみ)は、健康長寿に役立つとされるβ-ニコチンアミドモノヌクレオチド(以下 NMN)を配合したニュートラシューティカル(科学的エビデンスのある健康補助食品)及び化粧品を販売しています。世界初のヒト臨床研究も行い、確実にサイエンスに基づいた商品を次々にローンチすることにより、研究から販売までを担うNMNバイオベンチャーのパイオニアであるとの評価を頂いております。実際に一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(以下 IRPA ※1)が実施した純度試験で弊社のNMNの純度は99%以上という圧倒的な高さを確保。安定性にも優れ、ヒトとげっ歯類の双方での安全性が国立大学法人広島大学大学院医薬保健学研究科などの研究で確認されています。
高純度NMN配合ニュートラシューティカルを商品化している会社は世界で2社しか存在せず、そのうちの1社が弊社であることは周知の事実です。弊社はQuality Of Life(クォリティ オブ ライフ)の向上を科学的根拠に基づいて真剣に考え、社会貢献を目指します。
※1 一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)
https://www.irpa.ne.jp/

このたび弊社は国立大学法人山口大学共同獣医学部(所在:山口県山口市、学長:岡 正朗)の木村 透教授:共同獣医学部・生体機能学講座・実験動物学との共同研究を開始しました。2019年7月に同大学は「NMN投与に対するイヌの長寿・抗老化作用:長寿遺伝子の活性化に伴う血液成分および腸内細菌叢の改善効果の確認」を実施しましたが、この研究で得た成果を発展・深化させるために今回の共同研究となったものです。
このたびの研究では、NAD+およびSIRT1の発現量の変化を確認するとともに、肝臓や腎臓などの内臓機能の低下や高脂血症・高血糖・貧血などをチェックし健康体の被検体にNMNを投与することによって未病兆候の端境型の値が、健康を示す値の中央値に近づくことを確認します。
また、イヌの腸内細菌叢にはヒトの腸内細菌叢と同じように善玉菌と悪玉菌が含まれます。善玉菌は、ビタミン合成、消化・吸収の補助、免疫機能の活性化など、健康維持に役立っています。悪玉菌は、腸内腐敗、発がん物質の産出、毒素発生をひきおこし、下痢・便秘、肝臓障害、抵抗性減退、がん、高血圧、老化の加速などの要因となります。イヌの場合もヒトの場合と同様に食餌、ストレス、老化などによって善玉菌が減少し悪玉菌が増加して腸内細菌叢のバランスが崩れ、健康に対して様々な悪影響が出ることが知られています。腸の中に住み着いた善玉菌の増加と悪玉菌の減少を確認することを想定しています。

すでに世界中でNMNはSIRT1を活性化させる機能性物質であることが実証されており、これまでに実験動物マウスにおいて加齢性変化を抑制する効果が数多く報告されています。
一方で獣医学領域においてはほとんどNMNの作用は調べられていないのが現状です。近年コンパニオン・アニマルの長寿化が進み、ヒトと同様に加齢による疾病やケアの問題がクローズアップされています。
今回の研究で得られる成果は、獣医学領域はもとよりペット業界における「ペットの健康維持」に新しい方向性と指標を与えるものと確信しています。

本研究に関して、木村教授は以下のコメントをしています。
「NMNを毎日摂取した場合、イヌの健康増進が図れるかを調べるために、今回の共同研究を計画しました。NMNが直接的にイヌの健康増進や健康長寿に結びつく結果を解明できればと思います。NMNが間接的に長寿にかかわる菌叢を増やす結果が得られればと期待しています。
この結果がでれば、イヌの健康寿命が延び、天寿を全うすることで真の動物福祉に貢献でき、安心してコンパニオン・アニマルとの暮らしができることになると期待しています。」


■新興和製薬のNMNについて
安定性にも優れ、ヒトとげっ歯類の双方での安全性が国立大学法人広島大学大学院医薬保健学研究科などの研究で確認されています。高純度NMN配合ニュートラシューティカル及び化粧品を商品化している会社は世界で2社しか存在せず、そのうちの1社が弊社であることは周知の事実です。

一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)が実施した弊社のNMNを含む合計4社のNMNの純度試験をLC-UV(※1)及びNMR(※2)という2つの試験方法により実施した結果、いずれの試験方法においても99%以上の結果を取得できたのは弊社のNMNのみでした。この結果は、他の3社のNMNにはより多くの不純物(水や重金属など)が含まれている可能性を示しています。
※1:高速液体クロマトグラフィー紫外線吸収分光法
※2:核磁気共鳴分光法
※「一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)」のURLはこちらです。
https://www.irpa.ne.jp/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/232006/LL_img_232006_1.jpg
NMN純度比較表
※「新興和製薬のNMNについて」はこちらです。
https://shinkowapharma.com/my_nmn/


●ご注意
・弊社商品の偽物や、弊社が運営するウェブサイトから商品画像・説明文面等をそのまま流用し、販売者と偽って詐欺行為をはたらく悪質なサイトも確認されております。弊社では、お届けする製品が正規品である事を証明する為に、「正規品証明シール」を2020年7月15日弊社発送分より順次貼付しています。尚、2020年7月15日弊社発送分より順次貼付けとなります為、現在弊社が運営するAmazon「ミライラボ」及び「ミライダカラ」ショップよりご購入頂いた商品につきましては、一部シールが貼付けされていない商品もございますので、予めご了承頂けますようお願いいたします。
・NMNとの記載がありながらNMNそのものを含んでいない商品や、安全性の確認がなされていない商品も市場に出回っておりますのでご注意下さい。


■NMN(β-nicotinamide mononucleotide)とは?
NMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド:β-nicotinamide mononucleotide)は生物の細胞の中でビタミンB3から作られる安全な物質で、あらゆる生物の体内に存在しています。ブロッコリーや枝豆などに比較的多く含まれている成分ですが、それらを食べるだけでは充分に補えません。より純粋なNMNを積極的に体内に補充することで、健康の増進が得られる証拠が続々と明らかになっています。代表的な例としては、加齢に伴う肥満、糖尿病、脂肪肝、高脂血症、筋肉の代謝能力の低下、骨密度の低下、活動量の低下などが軽減されると報告されています。そのメカニズムを詳しく知るため、現在も世界中で研究が続けられています。
これまでに明らかになった重要なことは、NMNは体内でNAD+という別の物質に変換され、脳の視床下部に作用するとともに、生命維持に必要な様々な組織(骨格筋、内臓、血管、神経など)において、ミトコンドリア、シグナル応答タンパク質などの機能を調節していることです。

NAD+を直接摂取してもNMNを摂取したと同様な効果は得られません。その理由は、NAD+を経口摂取しても殆どが消化器で分解されること、NAD+は脳-血液関門を通過できないこと、さらにNAD+は細胞の外から細胞のなかに入りにくい性質があることなどからです。また、NAD+を血管に直接投与した場合は、糖代謝の異常を引き起こしてしまうことで糖尿病同様の発作を起こす危険性があります。したがって、NAD+ではなく、NMNを補充することが大切です。

NMNは、NAD+と比較して格段に細胞への取り込み効率が優れており、細胞内のNAD+不足の解消に極めて適していると考えられます。
人間の表皮では、新陳代謝(古い劣化した細胞を捨てて、新しい細胞で置き換える生理的プロセス)が常に行われていますが、そのプロセスにも細胞内の適切な遺伝子発現が不可欠です。NMNは細胞の中に取り込まれNAD+に変換されますので、老化などによるNAD+不足、遺伝子発現や、新陳代謝などの生理的プロセスの乱れを解消することが予測されています。


■研究分野に関する新興和製薬の実績
●ワシントン大学(ミズーリ州セントルイス)がアメリカ国防総省のグラント(科学研究費補助金)を受け、実施する臨床研究「Effect of NMN Supplementation on Organ System Biology」(臓器システム生物学に対するNMN補給の効果の実証)に弊社NMNプロダクトが採用されました。
この臨床研究は今井 眞一郎教授(医学部発生生物学部門・医学部門(兼任))及びサミュエル・クライン教授(Samuel Klein, M.D.:ウィリアム・H・ダンフォース医学・栄養科学教授、人間栄養センター所長、老年医学・栄養科学専攻長、応用研究科学センター長)が中心となって実施されます。臨床研究で、NMNを経口投与しその効果を検証するものです。
※詳細はこちらです。
https://shinkowapharma.com/information/429/

●2020年9月4日に発表された一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)の設立にも当初より関与しており、IRPAとの連携をより一層緊密にするため9月10日に弊社の神戸支社を開設いたしました。
今後はIRPAや諸研究機関と共同研究を進め、医薬品部門にも進出していく予定です。
※一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)のURLはこちらです。
https://www.irpa.ne.jp/

●生命科学的研究プログラム
特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構(代表:北野 宏明博士)とNMNの作用機序の解明のために、「マルチオミックス解析によるNMNの細胞内作用機序の解明」に関して研究委託を行うことを2018年11月に合意しました。
※詳細はこちらです。
https://shinkowapharma.com/information/202/

●国立大学法人山口大学共同獣医学部(木村 透教授:生体機能学講座・実験動物学)と被験体(コンパニオン・アニマル:Dog)において、「NMN投与に対するイヌの長寿・抗老化作用:長寿遺伝子の活性化に伴う血液成分および腸内細菌叢の改善効果の確認」を2019年7月に実施しました。
現在、この研究で得た成果を発展させる共同研究を開始します。

●国立大学法人広島大学大学院医歯薬保健学研究科でNMNの経口摂取(24週間)のNMNの効果・作用機構に関する世界で初めての臨床研究を多面的に実施しました。その最終報告で、SIRT1(長寿遺伝子・抗老化遺伝子)の発現量増加と多数の成長ホルモン類の増加を確認。SIRT1の発現量増加が明らかになったことで、様々な加齢由来の疾病(生活習慣病、ガン、認知症、その他慢性疾患等)の抑制、完治が期待されています。また、各種成長ホルモンの増加も確認しましたが、中でも特にメラトニンの増加は著しい結果が出ました。メラトニンは睡眠に深く関与しており、質の良い睡眠がガンの抑制に関与しているといわれています。

●2020年2月に国立大学法人広島大学大学院統合生命科学研究科において「NMNが精子機能および受精能に与える影響の解明」の共同研究を実施。

●国立大学法人九州大学と「β-NMNによる生体内コエンザイムQの増強効果の発見」について共同の特許出願権利を2019年11月に取得。

●自社のNMN研究室「ライフサイエンス・ラボ」を開設
2019年7月、科学的根拠のさらなる充実を目指すために東京都日本橋に開設・稼働しております。現在、弊社ライフサイエンス・ラボにて、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)をはじめとする感染症対策の一つとして、生体由来の安全な物質であるNMNが免疫力を強化する効果を科学的に実証し、感染症予防・治療に役立てることを目的とした研究を開始しています。
※詳細はこちらです。
https://shinkowapharma.com/information/537/

新興和製薬は自社ラボを始め、諸研究機関との共同研究を行い、加齢由来症の抑制のための研究を加速させていきます。上記の他にも、自社研究室での研究や、日本国内各大学との共同研究をはじめ、様々な活動を行っております。


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