航空機客室内装の市場規模、2025年には327億米ドルに到達予測 煩雑なIFEシステム認証取得プロセスが市場の抑制要因

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-10-20 14:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「航空機客室内装の世界市場:種類別 (航空機用座席、機内エンターテインメント/コネクティビティ)、機内照明、ギャレー、化粧室、ウィンドウ・窓ガラス、内装パネル)・エンドユーザー別・機種別・材料別・地域別の将来予測 (2025年まで)」 (MarketsandMarkets) の販売を10月20日より開始いたしました。

航空機客室内装の市場規模は、2020年の176億米ドルから2025年には327億米ドルに達し、CAGR13.2%で成長すると予測されています。市場の成長は、世界中の航空旅客数の増加に伴い、航空機の新規受注が増加していることに起因していると考えられます。さらに、航空会社は顧客体験の向上に強い関心を持っており、既存の航空機のフリートをアップグレードするための投資も、市場の成長を後押ししています。

COVID-19 の航空機客室内装市場への影響

COVID-19発生による航空規制は、航空機の運航停止や、航空機の受注・納入の急減など、国内線のみならず国際線にも悪影響を及ぼしています。一方、市場におけるマイナスの影響は短期的と考えられ、2021年の第1四半期には緩やかな回復が予想されます。航空業界がCOVID-19の財務上の影響から回復するまでに2、3年かかる可能性があり、これまでの予想と比較して航空旅行者数と旅客数の減少につながると考えられます。

推進要因:機内エンターテイメントシステムに対する需要の増加

過去10年間で機内エンターテイメント(IFE)システムの需要が増加し、多くの航空会社の代替収入源となっています。補助的な収益は、航空会社が機内で提供するサービスの質を維持・向上させるためにも役立っています。航空会社は、機内でのショッピング、Wi-Fi接続、広告など、さまざまな収入源を展開しています。IFE技術の進歩により、航空会社はセルフサービスモデルで機能するオンラインストアを開設し、フライト中の販売を可能にしています。

抑制要因:規制の枠組みと認証

機内エンターテイメント・コネクティビティ市場は、いくつかの国で規制の対象となっています。航空会社がIFEシステムを機内に設置するための承認を得ることは難しくなっています。承認プロセスが長く、IFEシステムのコストが高いため、このシステムの認証を取得するプロセスは非常に煩雑なものになります。例えば、安全な着陸を確保するためには、IFEシステムを電気バスに接続する必要があります。この手続きには連邦航空局(FAA)の承認が必要です。このように、規制の枠組みや認証は、機内エンターテイメント・コネクティビティ市場の成長を阻害する要因となっています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama955142-aircraft-cabin-interiors-market-by-type-aircraft.html

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