東京メトロ銀座線「青山一丁目駅」に大型ステンドグラスを常設 今年で100歳を迎える洋画界の巨匠 野見山 暁治氏が原画・監修『みんな友だち』

プレスリリース発表元企業:公益財団法人 日本交通文化協会

配信日時: 2020-10-14 16:15:00

『みんな友だち』原画

野見山 暁治氏

野見山氏製作風景

公益財団法人 日本交通文化協会(東京都千代田区、理事長:滝久雄)は、大型ステンドグラス『みんな友だち』を製作し、東京メトロ銀座線「青山一丁目駅」に設置。2020年10月16日(金)から公開し、常設いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/230597/LL_img_230597_1.jpg
『みんな友だち』原画

「青山一丁目駅」のデザインコンセプトは「優雅な街並み」。駅構内の一角に常設する本作品は、みずみずしい草木を想わせ、いつも風が舞っているような空気を感じさせます。その伸びやかな世界は、行き交う人々に優雅で豊かな空間をもたらし、その空間に共感し合う皆をつなぎ、満ち足りたときを過ごせることを願って制作いたしました。

この作品の原画・監修を務めたのは、99歳の今も現役で活躍し、常に進化し続ける画家として知られている洋画界の巨匠、野見山 暁治氏。80年を超える画業を通してたどり着いたその唯一無二の表現世界こそ、トレンドエリアに位置する駅にふさわしいことから起用しました。

作品は、構想から約10ヵ月かけて製作しました。同氏は、原画を描く前に「青山一丁目駅」周辺を視察した際、赤坂御所の緑が豊かであったことが印象的で、「緑中心の作画になった」と語っています。そしてステンドグラスの製作では、製作を担当するクレアーレ熱海ゆがわら工房の職人ら6人とともに、監修ながらも自ら筆を握り、力強い筆の運びで描き上げました。仕上がったステンドグラスは、繊細な色あいを表現した65種類のガラスを組み合わせて約1,200ピースを使用し、LEDを内蔵して、常時、鮮やかな光で、行き交う人々を包み込みます。

なお、本作品は、日本交通文化協会の544作品目で、同氏が当協会で原画・監修を務めたパブリックアートでは8作品目となり、今年で100歳を迎える同氏の記念すべき作品のひとつとなっています。


■大型ステンドグラス『みんな友だち」作品概要

○公益財団法人 日本交通文化協会における当事業の目的
(1)洋画家・野見山 暁治氏の原画をもとにしたステンドグラス作品によるパブリックアート普及の重要性を追求
(2)パブリックアートを通じて芸術に慣れ親しむことによって、社会モラルが高まる環境の創出
(3)東京都心部の観光資源開発と地域活性化への貢献

○設置場所
東京メトロ銀座線青山一丁目駅 渋谷方面改札付近

○規模と仕様
縦3.0m×横5.4m、LED内蔵のステンドグラス

○原画・監修
洋画家 野見山 暁治氏

○題名
みんな友だち

○協賛
三菱地所株式会社、公益財団法人メトロ文化財団

○ステンドグラス製作
クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市泉230-1)



○作家プロフィール
野見山 暁治(のみやま ぎょうじ)福岡県出身 1920年生まれ
日本を代表する洋画界の巨匠。安井賞を受賞した「岩上の人」などがあり、絵画のほかにも絵本や数多くのエッセイを執筆し、人間味あふれる文筆活動でも多くのファンを持ち、1978年には「四百字のデッサン」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど、文化・芸術の分野で活躍。文化勲章受章、文化功労者顕彰、現、東京藝術大学名誉教授


公益財団法人 日本交通文化協会ホームページ http://jptca.org/


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