Oracle Cloud Observability and Management Platformの提供開始

プレスリリース発表元企業:日本オラクル株式会社

配信日時: 2020-10-07 12:00:00

Oracle Cloud Infrastructure、マルチクラウド環境、オンプレミス・システム上のソフトウェアの、新たなレベルの可視性と制御を提供する統合型ソリューション

オラクルは本日、管理、診断およびアナリティクスの包括的なサービス群「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を発表しました。このプラットフォームは、今日のマルチクラウドおよびオンプレミス環境管理における断片的なアプローチに伴う複雑さ、リスクおよびコストの削減を支援します。「Oracle Cloud Observability and Management Platform」は、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」で利用可能であり、ソフトウェア・スタック全体にわたって一元的に可視化するサービス群で構成された、業界で最も包括的なソリューションです。このプラットフォームにより、クラウドやオンプレミスに展開されているクラウド・ネイティブ分野や従来のテクノロジーを簡単に診断することができ、また、機械学習により、異常を自動的に検出し、ほぼリアルタイムで迅速な修正を可能にします。

News Release Summary
(本資料は米国2020年10月6日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

Oracle Cloud Observability and Management Platformの提供開始
Oracle Cloud Infrastructure、マルチクラウド環境、オンプレミス・システム上のソフトウェアの、新たなレベルの可視性と制御を提供する統合型ソリューション
お客様およびパートナーは、Integra LifeSciences、Lone Star College、Green、Slack、Grafana、Twilioなど

2020年10月7日

オラクルは本日、管理、診断およびアナリティクスの包括的なサービス群「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を発表しました。このプラットフォームは、今日のマルチクラウドおよびオンプレミス環境管理における断片的なアプローチに伴う複雑さ、リスクおよびコストの削減を支援します。「Oracle Cloud Observability and Management Platform」は、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」で利用可能であり、ソフトウェア・スタック全体にわたって一元的に可視化するサービス群で構成された、業界で最も包括的なソリューションです。このプラットフォームにより、クラウドやオンプレミスに展開されているクラウド・ネイティブ分野や従来のテクノロジーを簡単に診断することができ、また、機械学習により、異常を自動的に検出し、ほぼリアルタイムで迅速な修正を可能にします。ベンダーに依存しないオープンな標準ベースのアプローチを採用し、Slack、Grafana、Twilio、PagerDutyなどとのエコシステム相互運用性を設定なしでサポートします。早期導入のお客様には、Integra LifeSciences、Lone Star College、Kingold、Greenなど、実装パートナーにはWipro、Capgemini、Mythicsなどが含まれます。

お客様のIT環境は急激に進化していますが、既存の監視および管理サービスは、マルチクラウドやオンプレミスIT環境により増大する複雑さに対応しきれていません。実際に、ガートナー社の推定値では、3分の1以上の組織で30以上の監視ツールが利用されています*1。組織では、既存インフラストラクチャと、Kubernetes、コンテナ、集約データベース、マイクロサービスをはじめとする数多くの新興テクノロジーの管理が複雑化しそのコストも増加しています。「Oracle Cloud Observability and Management Platform」は、サイロ化され、断片化されたツールの代わりに、関連サービスから構成される包括的なソリューションを提供します。これらのサービスには、Monitoring、Notifications、Events、Functions、Streaming、OS Managementなどの既存サービスに加え、新たに発表されたLogging、Logging Analytics、Database Management、Application Performance Monitoring、Operations Insights、Service Connector Hubが含まれます。「Oracle Cloud Infrastructure」および「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を利用しているお客様は、新サービスを直ちに利用可能です。
*1: ガートナー, "How to Optimize Your Investments in IT Monitoring Tools," October 2019

オラクルのOracle Cloud Infrastructure担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクレイ・マグワイク(Clay Magouyrk)は次のように述べています。「オラクルは、大規模なSaaSポートフォリオやエンタープライズ・アプリケーション環境の運用において、深い専門知識を持っています。また、お客様の大規模かつ重要なデータセットを管理しており、他のクラウド・プロバイダーとは異なり、オンプレミスのインフラストラクチャも開発・運用しています。私たちは、何十年にもわたる経験をOCIと組み合わせることで、ITスタックのすべてのレイヤにおいてエンドツーエンドでの可視性を提供しています。お客様のアプリケーションがOracle Cloud、Dedicated Region Cloud@Customer、オンプレミスまたは他のパブリック・クラウドに展開されているかどうかにかかわらず、私たちは今日のマルチツール・アプローチに伴う複雑さを排除しながらリスクとコストを削減し、全体的な管理プロセスを非常に直感的で費用対効果に優れたものにします。」

この統合プラットフォームは、総合的な分析に必要なすべての可観測性データを集約し、異常なシステム動作を識別するオペレーション最適化機械学習アルゴリズムを適用してパフォーマンスの問題を迅速に分離、緩和し、近い将来の問題を正確に予測することでシステム停止を防ぎます。この情報は、すぐに利用可能な、お客様設計のダッシュボードに表示されます。このダッシュボードは、アプリケーション、データベース、インフラストラクチャ、クラウド環境全体の完全な可視性を提供する階層横断ビューを備えています。このソリューションは、「Oracle Cloud Infrastructure」のあらゆるリソースをワンクリックで操作できる利便性を提供し、Oracle Cloud、他社クラウド、オンプレミス・システムに展開されたあらゆるテクノロジーの可視性を提供します。

Constellation Researchのバイスプレジデント兼プリンシパル・アナリストであるホルガー・ミューラー(Holger Mueller)氏は、次のように述べています。「新しい『Oracle Cloud Observability and Management Platform』により、オラクルは業界初となるサービスをもう1つ提供することになります。オンプレミスとマルチクラウドの管理に対するこのエンドツーエンドのアプローチは、お客様に明らかなメリットを提供するだけでなく、パートナー企業が各社のサービスをブラグインするためのオープン・プラットフォームも提供します。Grafana、PagerDuty、Slackとの統合、Cloud-Native Computing Foundationが定めるCloudEventsやOpenTracingなどの標準のサポートは、相互運用性に対するオラクルのコミットメントを示しています。」

お客様のゲーム・チェンジャーとなる包括的な可視性
この新しいプラットフォームにより、お客様はミッション・クリティカルなアプリケーションのパフォーマンスおよび可用性を最大化することができます。これは、アプリケーションのランドスケープ全体に完全な可視性を提供し、アプリケーションの問題の根本原因を迅速に特定し、その問題を解決するためのアクションを取るために高度なアナリティクスを使用することによって実現されます。

Integra LifeSciencesのグローバル・インフラストラクチャ担当シニアディレクターであるピーター・ガウロニアック(Peter Gawroniak)氏は、次のように述べています。「オラクルは、アプリケーション、トレース、ログの可観測性の統合プラットフォームを提供してくれました。以前のクラウド・プロバイダーから移行して以来、問題の診断と解決に要する時間が5分の1に短縮されました。」

Lone Star Collegeのエンタープライズ・アプリケーション担当副学長であるロンジン・ゴーグ(Longin Gogu)氏は、次のように述べています。「当校のPeopleSoft Campusソリューションと関連アプリケーションは、7つのカレッジ、2つの大学センター、10の追加センター全体で87,000人以上の学生に対応しています。コロナ禍で生じる膨大な数のスケジュール変更を短時間で管理するようにスタッフにお願いしています。パフォーマンスの異常を90パーセント削減することで学生のエクスペリエンスを向上させ、管理に必要な労力とコストを低減できました。」

新しい統合型可観測性および管理機能を利用するパートナー
この新しいプラットフォームによりオラクルは、お客様がクラウドの導入のどの段階にいても、そのニーズへの対応が可能になります。例えば、「Oracle Cloud Observability and Management Platform」はオープンな標準テクノロジーをベースとしているため、パートナーは自社のソリューションにこのテクノロジーを簡単に組み込んでサービスを強化できます。エコシステム・パートナーとの統合により、「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を利用するお客様は、監視、ロギング、メッセージング、インシデント管理などのユースケース全般で、Grafana、Slack、Twilio、PagerDutyなどのテクノロジーへの既存の投資を活用し続けることができます。

GrafanaのCTOであるアンソニー・ウッズ(Anthony Woods)氏は、次のように述べています。「『Oracle Cloud Infrastructure』およびその他環境内のアプリケーション、データベース、インフラストラクチャのエンドツーエンドの可視性をお客様が簡単に獲得できるようにするための、『Oracle Cloud Infrastructure』向けの2つのGrafana認定プラグインを発表できることを嬉しく思います。開発者がGrafanaを採用する理由がもう1つできました。」

PagerDutyの戦略的エコシステム開発担当シニアディレクターであるスティーブ・グロス(Steve Gross)氏は、次のように述べています。「DevOpsの採用が、簡単になりました。Oracle CIoud InfrastructureとPagerDutyとのワンクリック統合により、お客様はインシデント管理への既存投資を活用できます。この機能により、お客様はOCI上のインフラストラクチャとワークロードの構成、管理、重要なリアルタイム・アラートの受信を簡単に行えます。」

TwilioのCTOであるオット・カウクバー(Ott Kaukver)氏は、次のように述べています。「オラクルとTwilioのパートナーシップにより、新型コロナウイルス感染者は医療提供者に連絡でき、研究者は薬物治療の有効性を把握できます。オラクルとTwilioは、お客様が『Oracle Cloud Infrastructure』でメッセージングをより簡単に利用できるようにするためのSMSメッセージングでも連携しています。」

パートナーは、カスタム・エンティティ、カスタム・ログ・パーサー、カスタム・ダッシュボードを作成し、これらのソリューションを使用してお客様のクラウド・プロジェクトを従来以上に成功に導くことができます。現在、Wipro、Capgemini、Mythicsなどのシステム・インテグレーターは、各社の広範なソリューションに「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を組み込み、お客様のためにインフラストラクチャの価値を拡張しています。

オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837/E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttps://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html

* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

PR TIMESプレスリリース詳細へ