マイクロディスプレイの市場規模、2020年の7億1200万米ドルから2025年には36億900万米ドルに到達、CAGR39.4%で成長予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-08-21 14:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「マイクロディスプレイの世界市場 (~2025年):HMD・HUD・EVF・プロジェクター」 (MarketsandMarkets) の販売を8月21日より開始いたしました。

マイクロディスプレイの市場規模は、2020年の7億1200万米ドルから2025年には36億900万米ドルに達し、CAGR39.4%で成長すると予測されています。マイクロディスプレイの小型化と技術の進歩、産業界でのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の採用、有機ELマイクロディスプレイの需要、先進運転支援システム(ADAS)とHUD(ヘッドアップディスプレイ)の世界的な採用などの要因が、市場の成長を牽引しています。


COVID-19の市場への影響

COVID-19の市場と消費者需要に与える影響は、メーカーの大部分が中国を拠点とするため、短期的にはデバイス製造が減少すると考えられます。研究開発活動と新製品の発売が2020年末まで延期されると予想されるため、部品の供給に多少の混乱が発生する可能性があります。

デバイスメーカーは中国で発生するサプライチェーンの混乱に備える必要があり、世界的なサプライチェーンの混乱は、2020年の第二四半期からマイナスの影響を与える可能性があります。一方、今後数ヶ月以内に、徐々に製造が正常に戻り、デバイスの定期的な供給が確保される可能性も期待されています。

促進要因:拡大する有機ELの需要

有機EL技術は、電気を加えると発光する有機発光(OLED)材料の薄膜で構成され、薄くて効率的で明るいディスプレイの開発を可能にします。専門家の中には、ディスプレイのエコシステムにおいて、OLEDが既存の技術に取って代わると考えている人もいます。そのため、多くの企業が有機EL関連の研究開発活動への投資を活発化させています。

有機ELマイクロディスプレイは、LCDよりもコントラストが強く、応答時間が速く、動作温度範囲が広いなどの先進的な機能を備えているため、勢いを増しています。消費者向けの有機ELマイクロディスプレイ市場には、ビデオ・VR(仮想現実)メガネとEVF(液晶ビューファインダー)が含まれ、産業市場には物流用のAR(拡張現実)スマートメガネが含まれ、防衛市場にはパイロット用のARヘルメットが含まれています。

抑制要因:デジタルカメラ・プロジェクター市場の飽和

カメラは、画像を撮影したり記録したりするための光学機器であり、デジタルシステムに格納されています。EVFは、レンズで撮影した画像をマイクロディスプレイに投影して、カメラが撮影する対象物に向けて照準を合わせるための、カメラ用ビューファインダーです。カメラの需要の減少とともに、デジタルカメラで使用されるマイクロディスプレイの需要は減少しています。また、データプロジェクターも出荷台数が減少しています。このように、デジタルカメラとプロジェクターの需要が減少しているため、マイクロディスプレイ市場の成長が抑制されています。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama950516-microdisplay-market-covid-19-impact-analysis-by.html

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