東洋インキ、UV硬化型抗菌ニスを開発

プレスリリース発表元企業:東洋インキ株式会社

配信日時: 2020-08-04 09:30:00

製品外観

東洋インキ株式会社(代表取締役社長:山岡 新太郎、東京都中央区)は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、新たにUV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY(R) AMBシリーズ」を開発いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/221274/LL_img_221274_1.png
製品外観
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、「安心・安全・衛生」への関心は一層高まっており、不特定多数の人が触れる機会が多い各種印刷物に対し、衛生性を付与したいという、食品・日用品メーカーや印刷加工会社からの要望が非常に多く寄せられていることが今回の開発の背景にあります。
この度当社が開発したUV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY(R) AMBシリーズ」は、UVオフセット・UVラベル印刷に使用できる、抗菌性を付与したコーターニス、OPニスです。
コーターニスに関しては抗菌加工製品の抗菌性試験方法であるJIS Z 2801に基づき、大腸菌、黄色ブドウ球菌に対し有効であることを確認済みです。また、一般的に抗菌性と透明性はトレードオフの関係となりますが、今回の開発品では従来品同等の透明性や物性を保持したことも大きな利点となります。
※抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定する、抗菌性・安全性・適切な表示を満たした製品にのみ表示できる「SIAA抗菌マーク」を本年9月中に取得予定です。

今回確立した抗菌性処方化技術を応用展開し、一般UVランプ硬化ニスや、LED等の省エネルギーUVランプ硬化ニス、さらには環境対応の観点から昨今需要が高まっているバイオマスニスなど、UV硬化型抗菌ニスのラインナップを拡充してまいります。また現在、軟包装パッケージ用途においても、グラビア印刷、フレキソ印刷用抗菌コート剤の開発に取り組んでおります。さらに、抗菌性付与に留まらず、抗ウイルス性も視野に入れた開発に注力してまいります。

東洋インキは各種機能性ニスの提供を通じ、「大量かつ高速で薄膜塗工が可能」であるという印刷の最大のメリットを最大限活用した、印刷物への新たな付加価値実現をサポートしてまいります。

※ TOYO INK、TOYO INKロゴ、およびFLASH DRY は、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。


東洋インキ製品ページ
抗菌OPニス・コーティングワニス「FLASH DRY(R) AMBシリーズ」:
http://www.toyoink.jp/ja/products/uvcure/varnish_antibacterial.html


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