新エネルギー車の生産・販売大国、中国 電池メーカー5社が世界の出荷数トップ 10 にランクイン 上位企業による占有続く

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-06-18 12:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「世界と中国の動力用リチウムイオン電池産業の分析:2019年~2025年」 (ResearchInChina) の販売を6月18日より開始いたしました。

新エネルギー車の開発が盛んな中、2019年の世界の電気自動車販売台数は、前年比14.5%増の220万9831台に到達し、自動車販売台数の2.5%を占めました。特にテスラは、2019年の新エネルギー車販売台数が世界シェアの16.6%にあたる36万7820台に達し、BYDを抜いて世界一位となりました。

世界最大の新エネルギー車の生産・販売国である中国では、新エネルギー車への助成金削減に伴い、2019年のNEV(新エネルギー車)販売台数は前年比4%減となる120万6000台でした。これは、世界全体の4.68%に相当し、そのうちバッテリー電気自動車は前年比1.2%減の97.2万台、PHEV(プラグインハイブリッド)は年率14.4%減の23.2万台でした。

2019年に中国で販売された新エネルギー乗用車の総数は105万9733台で、その内訳はバッテリー式電気自動車85万3492台、PHEV 20万6241台となっています。この分野では、BYDが2019年に22万7232台(21.4%)を達成し、販売台数第一位を達成しました。

中国の電池メーカーでは、CATL、BYD、AESC (Envision に買収)、Goxuan High-tech (Gotion)、Lishen Batteryの5社が、世界の出荷台数トップ 10 にランクインしています。CATLは3年連続でパワーバッテリーの出荷量で世界1位となり、2019年の出荷量は前年比30.5%増の32.5GWhを記録し、世界出荷量の27.9%を占めています。

2019年、中国では62.28GWhのパワーリチウム電池が設置され、前年比9.3%増加しました。2025年の新エネルギー自動車の出力を590万台と仮定すると、パワーバッテリーの需要は330.6GWhに達し、2019年からCAGR 32.1%で推移しています。

中国では、パワーバッテリーは三元電池が主導しています。中国の新エネルギー車市場向けに64社が提供する三次電池の設置容量は、2019年には前年比22.4%増の40.92GWhとなり、全体の65.7%を占めました(2018年より7%増)。38社が提供するLiFePO4パワーバッテリーの設置容量は6.4%減の20.26GWhとなり、全体の32.5%を占めました(2018年比約6%減)。その他のパワーバッテリーの設置容量は1.11GWhで、全体の1.8%を占めています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/rinc933891-global-china-li-ion-power-battery-industry-report.html

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