~ 親子間でのスマホ利用に関する調査 Part2 ~ 約半数の子どもがスマホコミュニケーションについて親から叱られたことがあると回答

プレスリリース発表元企業:セントラル警備保障株式会社

配信日時: 2020-06-15 14:00:00

 セントラル警備保障株式会社(本社 東京都新宿区、代表取締役執行役員社長 澤本 尚志)は、 東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)、東京都交通局(以下「都営交通」)、東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」)と共同で提供する「子ども見守りサービス 『まもレール』」 のサービス提供エリアを2020年4月1日よりJR東日本管内246駅に都営交通と東京メトロを加えた首都圏495駅に拡大いたしました。エリア拡大に先立ち、小学校高学年から高校生の子を持つ親子を対象に「親子間でのスマホ利用に関する調査」を実施いたしました。



 「まもレール」は、お子さまが交通系ICカード「Suica」、「PASMO」を使用して対象駅の自動改札機を通過すると、ご登録いただいた保護者の携帯端末に、「利用駅」、「通過時刻」、ICカードの「チャージ残額」が通知されるサービスです。2017年のサービス提供開始以来、簡単に見守りができる点や、コミュニケーションの難しい思春期のお子さまを適度な距離で見守れるツールとして好評いただいております。

 先日の緊急事態宣言解除を受けて学校が再開し、お子さまとのスマホコミュニケーションが増えてくるのではないでしょうか。今回、思春期のお子さまを持つ親が特に悩まされることが多い「親と子どものスマホコミュニケーション」に焦点を当て、親子間のスマホ事情について親子双方に対してアンケートを実施しました。その結果、半数以上の子どもが、帰宅時間の連絡をしなかったり連絡を無視したりしたことで親から叱られた経験があることなどが分かりました。また、リリース後半では教育評論家の小川大介先生より、親子間のスマホコミュニケーションで注意すべきことなどについてアドバイスをいただきました。

<親子間でのスマホ利用に関する調査概要>
・調査主体:セントラル警備保障株式会社
・調査期間:2020年2月1日(土)~2月4日(火)
・分析対象:1.スマホを所持する小学校高学年から高校生の子を持つ首都圏在住の男女 400名
      (小学校高学年の子を持つ父親・母親50名ずつ、中学生の子を持つ父親・母親75名ずつ、高校生の子を持つ父親・母親75名ずつ)
      2.スマホを所持する首都圏在住の小学校高学年から高校生の男女 300名(性年代で均等割付)
・調査方法:ウェブアンケート

<調査結果サマリー>
◇ 「学校での出来事」や「悩み事の相談」は、“直接親と話したい”という子どもが7割超え!
◇ 一方、帰宅時間や迎えの連絡などは、スマホで済ませたいと思っている子どもが多数
◇ 約半数の子どもが、スマホでのコミュニケーションについて親から叱られたことがあると回答
  学年が上がるにつれて、「帰宅時間の連絡をしない」ことで叱られたことがある割合が増加
◇ 母親の半数以上が子どもを叱ることに精神的ストレスを感じており、父親の倍の割合に!
◇ 約15%の親が子育ての悩みを打ち明けられる相手がいないと回答

<小川大介先生からのアドバイス>
教育評論家として幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導を行う小川大介先生に、親子間のスマホでのコミュニケーションにおいて注意すべきことや、特に難しい中高生の子どもとのコミュニケーションについてアドバイスをいただきました。


◇ 「学校での出来事」や「悩み事の相談」は、“直接親と話したい”という子どもが7割超え!
◇ 一方、帰宅時間や迎えの連絡などは、スマホで済ませたいと思っている子どもが多数
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 親とコミュニケーションをとる際、直接の会話とスマホでのやりとりのどちらが良いかについて、シーン別に子どもへ質問したところ、「学校での出来事の報告」や「悩み事の相談」は、直接話したいと回答した割合が、それぞれ74.7%と71.3%と非常に高い結果になりました。
 一方、「帰宅時間や迎えの時間の連絡」については、直接が31.3%、スマホが38.0%とスマホでの連絡を好む割合がわずかですが高いことが分かりました。なかでも高校生は、本項目においてスマホがいいと回答した人が45.0%と、直接の会話を上回る結果となりました。
 親とのコミュニケーションに関して、学校での出来事や相談事などの重要度が高いものは対面での会話を好む一方、簡単な連絡・報告はスマホで済ませてしまいたいと思っていることがうかがえます。


◇ 約半数の子どもが、スマホでのコミュニケーションについて親から叱られたり、喧嘩になったことがあると回答!
◇ 学年が上がるにつれて、「帰宅時間の連絡をしない」ことで叱られたことがある割合が増加
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 子どもへ、スマホでのやりとりにおいて親に叱られたり、親と喧嘩になったりしたことはあるかという質問をしたところ、約半数が何かしらの理由で親から注意されたことがあるという結果になった。
 さらに、叱られた理由として最も多く上がった「帰宅時間の連絡をしない」という回答を学年別に見てみると、小学校高学年23.0%、中学生29.0%、高校生38.0%と増加しています。学年が上がるにつれて、日常の簡単な連絡を煩わしく思う子どもが多くなるようです。


◇ 母親の半数以上が子どもを叱ることに精神的ストレスを感じており、父親の倍の割合に!
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 スマホでのやり取りに関して子どもを叱ったことがあると回答した親に “叱った後の感情の変化” について質問したところ、「叱ることで精神的に疲れやストレスを感じた」と回答した人が40.4%と他の項目に比べ最も高い割合であることが分かりました。さらに、本項目における父親・母親それぞれの割合をみてみると、母親では51.6%と半数を超えているのに対し、父親では23.8%という結果になりました。
 その他の項目においても母親は、叱ったあとに後悔した、自己嫌悪に陥ったなどの割合が父親よりも高いことが明らかになっており、父親に比べてネガティブな感情を持ちやすいということがうかがえます。


◇ 約15%の親が子育ての悩みを打ち明けられる相手がいないと回答
  専業主婦/主夫よりも、働くパパ・ママの方がいない割合が高い結果に!
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 親へ、子育ての悩みを打ち明けられる環境(人・場所)があるか質問したところ、15.5%の親がないと回答しました。悩みを打ち明ける環境がないと答えた親の就業状態の割合をみてみると、専業主婦/主夫よりも働いている人の方が高い割合であることが分かりました。働くパパ・ママの17.2%が、誰にも悩みを打ち明けられないまま過ごしているようです。

教育評論家 小川大介先生からのアドバイス

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小川大介 先生
教育専門家
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員(https://www.e-juken.jp

プロフィール
京大在学中より大手塾で看板講師として活躍後、中学受験プロ個別指導塾を創設。
6000回を超える面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評があり、幼児教育から企業での人材育成まで幅広く活躍中。『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)、『親も子も幸せになれるはじめての中学受験』(CCCメディアハウス)など著書多数。

イマドキ親子のコミュニケーションについて考えておきたいこと
「学校での出来事の報告」や「悩み事の相談」といった自分や家族にとって大切なことがらは、7割以上の子が親と直接話したいと回答している一方、「帰宅時間や迎えの時間の連絡」については、直接話すよりもスマホを通したやり取りを選びたいという子の比率が高く出ています。これは、親とのコミュニケーションは大事に考えているが、重要度に応じて方法を選択したいという子どもたちからのメッセージです。

ここで親として気をつけたいのは、子どもたちが帰宅連絡をいい加減に考えているのではないか、と受け止めてしまわないことです。子どもたちは親へ、「自分のことをもっと信頼して、コントロールできる範囲を認めて欲しい」という思いを持っています。
学校での活動や友達との時間など子どもたちには自分の世界があり、「帰宅時間」というのはその過ごし方によって変わってきます。これは、自己決定権の表れでもあります。自分が決めた帰宅時間を変更させられると、親にコントロールされているような気持ち悪さと、自分の意思決定を親が信頼してくれていないという寂しさや怒りを覚えるのです。
親からすると「帰宅時間くらい」と思いますが、子どもにとって、特に多感な時期を過ごす中高生にとっては、自立した大人へと成長する過程の重要な一歩なのです。ですから、イマドキ親子のコミュニケーションを考える上では、子どもの意思決定権をどのように尊重していくかが鍵となります。

「帰宅時間の連絡」を巡る喧嘩を防ぐためには?
子どもの意思決定権を尊重しながら、「帰宅時間や迎えの時間の連絡」をしてくれるよう導くには2つのポイントがあります。
1.なにを・なぜ・どのように伝えて欲しいのかを事前に共有する 2.スマホを上手に活用する

1.なにを・なぜ・どのように伝えて欲しいのかを事前に共有する
スマホが普及した現在、子どもがどんな交友関係を持ち、どう過ごしているのかが見えにくくなっています。親としては、子どもの様子や行動が気になるのは当然のことですが、子どもたちにとっては親が何を知りたいのか分かりません。ですから、行動予定の共有について親子で話し合う場を設け、お互いを信頼し合えるようなルールを決めましょう。

理由を伴わない依頼や指示には、人は行動意欲を持つことができません。そのため、まずは「子どもの安全を守りたいから。」、「親として安心したいから。」といった、「なぜ」伝えて欲しいのかを説明してください。次に、帰宅時間や予定の内容など、「なにを」共有すればいいのか親子で話し合いましょう。ここで子どもの考えを丁寧に聞くようにすると、親への警戒心が下がるので伝えてくれやすくなります。そして最後に「いつ・どのように」伝えるべきかを相談します。
以上のプロセスを経ることで、子どもを監視したいのではなく、自立の尊重と安全・安心の確保を両立させたいということを子どもに理解してもらえやすくなるでしょう。

2.スマホを上手に活用する
スマホの機能を上手に活用して、よりストレスがかからない方法を見つけましょう。
おすすめは家族で予定を共有できるカレンダーアプリ。共有が必要な予定をカレンダーに登録すると、いちいち伝える煩わしさも、うっかり伝え忘れたことによるいざこざもなくなります。
また、「まもレール」のように駅を通過するだけで子どもの状況が把握できるサービスも良い例です。子どもは何も特別な操作をせず、ただ改札を通過するだけ。親の側も、通知を受け取り確認するだけなので、わざわざ操作をしてどこにいるのかを確認する必要もありません。しかし、改札を通過したという通知が届くことにより得られる「小さな安心」の意味は思った以上に大きなものです。

中高生の多感な時期の子どもと穏やかに過ごすために夫婦・家族で取り組むべきこと
今回の調査で、母親の方が父親よりも、子どもを叱ることにストレスを感じたり自己嫌悪に陥ったりする度合いが高いという結果が出ました。その理由の一つに、子どもの見守り方の違いが考えられます。相対的に、母親は子どもの日々の振る舞いや言葉、表情 などを細やかに見守っているのに対して、父親は子どもが実行したことや達成したことなど「成果」に目が向きやすい傾向があります。父親は、「ルールを守る」「責任を持つ」といった視点で叱ることが多く、叱るときは厳しさも出すかもしれませんが回数は少ない傾向があります。

母親は、自分が叱るとわが子を信頼していないというメッセージを出しているようで、子どもの自立を妨げているのではないかと、反省したり、虚しさを感じたり、また叱る原因を作るわが子に対して苛立ちを感じたりと様々な感情が混じり合って、自己嫌悪に陥るのですね。特に、中高生の多感な時期のお子さんは感情の起伏も激しいため思わぬ反発に合うこともあり、ストレスを感じることが多いでしょう。
この悩みの軽減につながるのが、「夫婦の会話」「家族の会話」です。まず、大人の側が子育ての方針をすり合わせ、本人をどこまで信頼して任せるのかを話し合い、夫婦、家族の理解を深めます。そのうえで、「あの子にどう伝えていこうか?」と話し合うのです。
また夫婦、家族が子どもの情報を共有できるきっかけを作るのもいいですね。例えば「まもレール」では通知先を2箇所登録できるので、パパとママが同時に通知を受けられます。「今日はいつもと違う駅を通っていたけれど、なにか用事があったの?」といった夫婦の会話のきっかけが生まれますから、ママだけが心配事を抱え込むことも減っていくでしょう。

便利なツールを上手に活用して円滑な親子のコミュニケーションを
今回の調査をもとに、親子のコミュニケーションとスマホの活用についてお話してきました。
お子さんが中学生、高校生と成長していくにつれて、上手に手を離してあげることが親の務めです。危険から守りながら、本人の意思決定権を徐々に大きく認めていきます。しかし大切なわが子ですから、親が感情的にならず適切な関わりを続けていくということはとても難しいものです。そこに、コミュニケーションツールを活用する意義があります。
「まもレール」は、親子の距離感をほどよい形で保ちながら、お子さんの安全と安心を守ってくれるところに魅力がありますね。さらに、夫婦、家族が子どもの日々の行動について話し合うきっかけを提供してくれるという点も見逃せません。

「まもレール」のように便利なツールを上手に活用して、親子のコミュニケーションを円滑にして、お子さんの自立を温かく見守ってあげて欲しいと思います。

■親と子ども双方にとって便利な「まもレール」の機能!
1.お子さまの改札通過をメールやアプリに通知
 忘れてしまいがちな親への帰宅連絡が自動で届けられる!
「まもレール」を登録すると、お子さまの改札通過情報が自動的に保護者のもとに届きます。お子さまの帰宅タイミングを把握することできるので、「帰宅の連絡がなくて心配になる」といった、毎日の小さな不安の解消につながります。また、子どもにとっては、つい忘れてしまいがちな親への帰宅連絡が自動で送信されるので双方にとって、とても便利な機能です。
通知はメールだけでなく、JR東日本アプリ(無料)で受け取ることも可能です。

改札通過情報から最寄り駅に到着する時間を予測することができるため、駅での待ち合わせなどもスムーズになります。

2.通知先は2つまで登録可能!パパ・ママで協力して見守れる
お子さま1人につき、通知先のメールアドレスは2つまで登録することができます。
(1件につき追加料金100円)
忙しい共働きのご家庭でも、パートナーと協力しながら見守ることができるほか、2件目の通知先を祖父母に設定するというような使い方も可能です。
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■「まもレール」について
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お子さまを見守る改札通過通知サービスです。お子さまが対象駅の改札機を通過すると、ご登録いただいた保護者の携帯端末に、「利用駅」、「通過時刻」、ICカードの「チャージ残額」が通知されます。

対象エリア:JR東日本・都営交通・東京メトロ管内の首都圏全495駅。※2020年6月1日時点
      拡大エリアの詳細は「まもレール」オフィシャルサイトをご確認ください。
      新幹線改札口・乗換口、他社線との乗換口など、一部ご利用いただけない改札があります。
対象者  :小学生、中学生、高校生 ※満18歳の3月31日まで
対象券面 :「Suica」「PASMO」 ※無記名式の「Suica」「PASMO」およびモバイルSuicaはご利用になれません。
利用料金 :月額500円(税抜) ※お子さま1人、保護者1通知先の場合
申込方法 :「まもレール」オフィシャルサイト(https://www. mamorail.jp/)にて

■セントラル警備保障株式会社について
商号  : セントラル警備保障株式会社
本社  : 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル
代表  : 代表取締役執行役員社長 澤本 尚志
創業  : 1966年3月10日
資本金 : 29 億 2,400 万円
株式  : 東証第一部上場
事業内容:1.常駐警備2.機械警備3.輸送警備4.機器販売及び工事 5.情報サービス
URL  :http://www.we-are-csp.co.jp

・「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
・東日本旅客鉄道株式会社の都合により、予告なくSuicaカードが交換されることがあります。
・「PASMO」は、株式会社パスモの登録商標です。
・株式会社パスモの都合により、予告なくPASMOカードが交換されることがあります。
・株式会社パスモ商標利用許諾済第108号
・PASMOマーク
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及び

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は株式会社パスモが本商品・サービスの内容・品質を保証するものではありません。


※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【セントラル警備保障調べ】とご明記ください

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