エネルギーハーベスティングシステムの市場規模、2025年には7億7500万米ドルへ、CAGRも9.8%で成長すると予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-06-02 12:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「エネルギーハーベスティングシステム (環境発電) の世界市場 - 2025年までの予測:光、振動、高周波 (RF)、熱」 (MarketsandMarkets) の販売を6月2日より開始いたしました。

エネルギーハーベスティング(環境発電) システム市場は、2020年の4億8500万米ドルから2025年には7億7500万米ドルに達し、CAGR9.8%で成長すると予測されています。市場の成長を促進する主な要因には、メンテナンスを必要としない安全で電力効率が高い耐久性のあるシステムへの需要、自動化におけるIoTの広範な実装とビルやホームオートメーションにおけるエネルギーハーベスティング技術、グリーンエネルギーの増加傾向と政府による取り組み、ワイヤレスセンサーネットワークの採用の拡大などがあります。

技術別では光エネルギーハーベスティングが最大

2019年には、光エネルギーハーベスティング技術が最大のシェアを占めました。この成長は、ビルオートメーション、家電、セキュリティアプリケーション向けソーラー製品に携わる企業の増加に起因しています。

コンポーネント別では変換器が最大のシェアを占める

変換器は、周囲のエネルギーを電気に変換して電子機器に電力を供給します。変換器は、圧電、光起電、電磁、高周波、熱電など様々な技術を用いて設計されています。これらの中でも、太陽光発電変換器の市場は最も高いCAGRで成長すると予想されています。太陽光発電変換器の成長は、太陽エネルギーを電力に変換するための太陽電池やパネルを提供する企業の増加に起因しています。複数の企業が幅広く関与している理由は、太陽エネルギーの豊富さと、太陽電池の製造に使用されるシリコンウェハー、PVセル、ポリシリコン、インゴット、Al、Agなどの原材料の豊富さにあります。

ビルディングおよびホームオートメーションは、最高のCAGRで成長する

この成長の背景には、エネルギーハーベスティングデバイスやセンサーを実装したホームオートメーションおよび制御システム向けのワイヤレスセンサーネットワーキング(WNS)、そしてモノのインターネット(IoT)の採用率が高まっていることが挙げられます。米国では、2017年のCO2排出量に占めるビルディング由来の割合が39%を占めています。そのため、同国ではエネルギー管理の改善が急務となっています。南北アメリカでは、様々なエネルギーハーベスティングシステムの導入が進んでいます。学校教室での入室状況の測定や温度管理、商業ビルでの入居状況に応じた自動照明システム、ホテルでのスマートパワーコントロール、住宅でのエネルギー消費量管理などが挙げられます。

地域別では、アメリカが最大のシェアを占める

南北アメリカの成長は、小型電子機器に電力を供給する再生可能エネルギーの利用が増加していること、新築現場でのビルオートメーションの浸透が進んでいること、ワイヤレスセンサーネットワークの利用が増加していることなどの要因によって牽引されています。米州と欧州では、CO2排出量を削減に向けたホームオートメーション向けエネルギーハーベスティングのための政府活動が増加していることも、市場の成長を牽引しています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama929367-energy-harvesting-system-market-by-technology.html

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