「学生の不安・負担に寄り添う」オンライン授業への挑戦 -- 昭和女子大学

プレスリリース発表元企業:昭和女子大学

配信日時: 2020-05-28 20:05:03



 昭和女子大学 (総長 坂東眞理子:東京都世田谷区)でオンライン授業が開始してから約1か月が経ちました。学生の不安や負担に寄り添うため、ネットの強みを活かし、学修内容に応じて様々なツールを使い分けながら意欲と質の維持に努めています。オンライン授業の事例を紹介します。





【人間社会学部現代教養学科・シム チュン キャット准教授】
 講義には、韓国から本来であれば留学にきていた学生も参加しています。日本の就職活動の慣習について考える講義では、韓国での就職活動の実態について他の受講生に説明するなど、家にいながら国際感覚を高められる機会となっています。

【人間文化学部歴史文化学科・松田忍准教授】
 MicrosoftのOneNoteと液晶タブレットを活用して授業を行なっています。講義資料をタブレットに表示しながらOneNoteの描画機能で、リアルタイムで直接コメントなどを資料に書き込みます。(写真)教室での板書以上にスムーズです。
 ユニークなのが、「顔出し担当」で、交代で学生数名がビデオオンにして授業に参加します。全員がビデオオンにすると通信量が増えてしまいますが、一部の学生に収めることで通信量を抑えつつ対面の授業同様に受講生の反応を見て講義の緩急をつけています。
 この他、クイズやアンケート、チャットを活用して、受講生全員の理解度をチェックしながら授業を進めています。

【人間社会学部心理学科・藤島喜嗣教授】
 学ぶ内容や規模でZoomなどのツールを使い分けています。そのうち、4年生の卒業論文指導にスマートフォンとコミュニケーションアプリSlackの音声入力を活用しています(写真)。
 音声入力によるテキストベースで学生と卒論の進捗報告やディスカッションを行う利点は、発言が全てテキストに残り後から参照できること、キーボード入力より音声入力のほうがスムーズに文章化できること。同時に通信量を減らすデータダイエットにつながり、学生の負担が減ります。
【学生のオンライン交流】
 オンライン授業開始に先駆けて、グローバルビジネス学部会計ファイナンス学科では、今年度の新入生にも安心して学びあえる場を提供しようと、上級生・新入生・教員を対象に「不安解消とソーシャルネットワーク構築のための新入生との学科Zoom懇談会」を開催しました。
 事前アンケートで新入生から新生活への不安や悩みを聞き、これに上級生が回答し、さらに上級生や教員も含めた小グループで話し合いました。他学科でも上級生と下級生のオンライン交流の場を設けています。



▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:0334116597
メール:kouhou@swu.ac.jp


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