逆浸透 (RO) 膜の市場規模、2024年まで52億米ドルに成長、CAGR も11.7%を記録する見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-05-22 11:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「逆浸透 (RO) 膜の世界市場予測 2024年:マテリアルタイプ (セルロース系膜・薄膜複合膜) 、エンドユーズ産業 (淡水化システム・RO浄化システム・医療機器 & 診断)、フィルターモジュール (RF・管状膜・渦巻き型膜・中空糸膜)」 (MarketsandMarkets) の販売を5月22日より開始いたしました。

世界の逆浸透(RO)膜市場規模は、2019年の26億米ドルから2024年には52億米ドルに達し、CAGR11.7%で成長すると予測されています。RO膜市場の成長は、水の需要と供給の差が拡大していることに起因しています。水質に対する政府の規制強化、水不足地域での海水淡水化の需要がRO膜市場の推進要因となっています。中東・北アフリカ地域とアジア太平洋地域はRO膜材料の潜在的な市場として認識されており、海水淡水化プラントの増加と政府による浄水場への投資の増加により、今後5年間で大幅な成長が見込まれています。

薄膜複合膜が材料別で最も急速に成長

RO膜市場は、材料別にセルロース系と薄膜複合膜に分類されています。薄膜複合膜は、世界のRO膜市場において金額ベースで最も高いシェアを占めると予測されます。薄膜複合膜は、その高い流動性と脱塩性により、RO膜の材料として急成長すると期待されています。さらに、セルロース系膜と比較してpHと温度に耐久性があるため、海水淡水化に使用されています。

淡水化システムが用途別で市場をリード

淡水化システム分野は、2019年の金額ベ-スを基に、RO膜市場をリードすると予測されています。この成長は主に、生活用水、商業利用、産業用途における水需要によるものです。イラクでのイスラム国(IS)との戦争、シリアでの内戦、北朝鮮の危機、アフガニスタンでのタリバンとの戦争など、進行中の紛争も世界経済に大きな影響を与えてきました。これらの紛争は、とりわけ米国、英国、フランスなど、世界の主要経済国の軍事および法執行機関を動員しました。各国間の緊張の高まりとテロリズムや反乱により、常に水は不足し、この地域での需要が拡大すると予測されます。

地域別では、中東・北アフリカがトップ

金額ベースでは、中東・北アフリカ地域が最大のRO膜市場であり、アジア太平洋地域がこれに続きます。中東・北アフリカ地域は、水不足の問題から海水淡水化プラントへの投資を継続する傾向にあります。サウジアラビアはRO膜市場の最大の生産国であり、エンドユーザーでもあります。世界のプレーヤーがサウジアラビア国内に生産プラントやオフィスを設置する事で、同国は中東および北アフリカのRO膜市場をリードすると推定されています。世界人口の約5%が居住する中東・北アフリカ地域は、水資源が需要の1%にも満たず、水不足が大きな問題となっていますが、一方、帯水層の活用に成功し、大規模な海水淡水化プロジェクトのネットワークを開発しました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama924489-reverse-osmosis-ro-membrane-market-by-material.html

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