ワクチン市場規模、2024年までに584億米ドルに達すると予測:成長予測、地域別動向、参入企業プロファイル

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2020-05-11 14:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「ワクチンの世界市場:技術、疾患(肺炎球菌、インフルエンザ、DTP、ロタウイルス、TT、ポリオ、MMR、水痘、デング、結核、帯状疱疹、狂犬病)、投与経路別、患者、タイプ別 - 2024年までの予測」(MarketsandMarkets 発行)の販売を5月11日より開始いたしました。

【感染症の有病率の高さ、予防接種への注目の高まりが市場を牽引】

世界のワクチン市場は、2019年の417億米ドルから2024年までに584億米ドルへ達し、予測期間中のCAGRは7.0%で成長すると予測されています。この市場の成長は、主に感染症の有病率の高さ、ワクチンの研究開発を強化するための企業の取り組みの増加、ワクチン開発に対する政府の支援の増加、および予防接種への注目の高まりに起因しています。ただし、ワクチンの開発に必要な巨額の設備投資は市場の成長を抑制する可能性があります。

セグメント別動向、地域別動向:

ワクチン市場は、患者タイプ別に小児および成人の患者に分割されます。小児患者セグメントは、2018年の世界のワクチン市場で最大のシェアを占めました。これは予防接種に対する政府の取り組みの強化と疾患の蔓延の増加によるところが大きいでしょう。
技術別では、共役ワクチン、不活化およびサブユニットワクチン、弱毒生ワクチン、組換えワクチン、トキソイドワクチンに分割されます。2018年、コンジュゲートワクチンセグメントはワクチン市場の最大シェアを占めました。このセグメントの大きなシェアは、政府の支援の増加と共役ワクチン開発への企業投資の増加により後押しされています。
投与経路別では、筋肉内および皮下投与、経口投与、および他の投与経路に分類されます。筋肉内および皮下投与セグメントは、2018年の世界のワクチン市場の最大のシェアを占め、予測期間中に最高のCAGRを登録すると予測されています。この投与方法は、免疫反応の改善と注射部位の反応率の低下に関連しています。

地域別では、北米が2018年のワクチン市場で最大のシェアを占めています。世界のワクチン市場における北米の大きなシェアは、感染症の蔓延とワクチン開発のための政府および非政府組織による投資の増加に起因しています。一方、アジアの市場は、予測期間中に最も高い成長率を記録すると予測されています。医療費の増加や可処分所得の増加、政府の取り組み、多数の患者の存在などの要因が、アジアのワクチン市場の成長を牽引しています。

世界のワクチン市場の主要企業として、GlaxoSmithKline plc.(英国)、Pfizer, Inc.(米国)、Merck & Co.,Inc.(米国)、Sanofi Pasteur SA (フランス)が挙げられます。また、この市場の他の著名なプレーヤーとして、CSL Limited (豪州)、Emergent BioSolutions,Inc.(米国)、Johnson & Johnson(米国)、Serum Institute of India (インド)、AstraZeneca(英国)、Bavarian Nordic (デンマーク)、田辺三菱製薬株式会社(日本)、第一三共株式会社(日本)が挙げられます。

【当レポートの詳細目次】
https://www.gii.co.jp/report/mama923888-vaccines-market-by-technology-live-toxoid.html

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