吸収性ガラスマット電池の市場、2025年には139億米ドルに、CAGRも5.3%で成長すると予測

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「AGM (吸収性ガラスマット) 電池の世界市場 ～2025年：2-4ボルト・6-8ボルト・12ボルト以上」 (MarketsandMarkets) の販売を5月11日より開始いたしました。

吸収性ガラスマット電池市場は、2019年の102億米ドルから2025年までに139億米ドルに達し、5.3％のCAGRで成長すると予想されています。この市場の成長は、AGM 電池の利点に牽引されています。、たとえばメンテナンスフリーおよび非流出性、再生可能エネルギーの急増、UPSなどの高電流アプリケーション用のエネルギー貯蔵ソリューションに対する需要、リチウムイオン電池と比較してリサイクルが容易なこと、などがあげられます。

2～4ボルトのAGM電池市場は最高のCAGRで成長

電圧ベースでは、2～4ボルトのAGM電池の市場は、最も高いCAGRで成長すると予想されています。この電圧のAGM電池は最も使用されている電池であり、大容量と変わらない機能を備えています。これらの電池は、スタート・ストップ・システムなどの高電流アプリケーション向けです。これらのバッテリーは、不燃性であり、保管寿命が長く、安全で、高エネルギーを放出するため、低電圧バッテリーよりも優れています。これらは自動車、海洋、エネルギー貯蔵、電気通信、およびオフグリッド及びバックアップ産業で重要な市場を持っています。

AGM電池市場を支配するUPSアプリケーション

アプリケーション別に見ると、2018年はUPSアプリケーションが市場を席巻しました。UPS（無停電電源装置）は、さまざまなタイプのバッテリを利用していますが、現在は鉛蓄電池が最も一般的です。UPSは、AGM電池の初期アプリケーションの一つです。UPSは、多くの商業および産業で緊急用バックアップアプリケーションに使用されています。AGM電池は、内部抵抗が低く、比電力と効率が高く、購入コストが低く、自己放電率が低いなどの特性により、UPSシステムに推奨されます。

アジア太平洋地域がAGM電池市場を支配する

2018年はアジア太平洋地域が市場をリードしました。同市場は、産業用、自動車用などのエネルギー貯蔵の需要が増加しており、急速に成長しています。また、インドや中国などの国における再生可能エネルギーの統合も、アジア太平洋地域の市場成長を後押ししています。続いて、北米が大きなシェアを占めています。さまざまな電力供給方式に対応する自動車の増加、主要な市場プレーヤーの存在、再生可能エネルギー用途のAGM電池の設置が増加していることが、この地域の市場を牽引する主な要因となっています。北米におけるAGM電池設置のもう一つの重要な推進要因は海洋産業です。モーターボート、水上バイク、ヨットなどの海洋用途や海洋ハウスの電力は主に、AGM電池システムで構成されています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama920943-absorbent-glass-mat-agm-battery-market-by-voltage.html

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