サムスンのゲーミングモニター「Odyssey G6」、HDで世界初の1,100Hz対応 QHDでは600Hz、2026年後半に展開へ

2026年8月30日 18:18

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記事提供元:Tech Times

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Samsung Electronicsは、ドイツ・ケルンで開催されたGamescom 2026で、2027年モデルのゲーミングモニター「Odyssey」4機種を発表した。27インチの「Odyssey G6」は、HD解像度で世界初をうたう最大1,100Hzに対応する一方、QHDでは最大600Hzで動作する。

新ラインナップにはこのほか、49インチの「Odyssey OLED G9」、32インチの「Odyssey OLED G8」、42インチの「Odyssey OLED G7」が含まれる。G6は2026年後半に世界展開される予定だが、地域ごとの発売時期と価格は今後発表される。日本での発売日や価格も明らかになっていない。

■Odyssey G6、QHDでは600Hz、HDでは1,100Hz

Odyssey G6(G60H)は、27インチのFast IPSパネルを採用した競技ゲーム向けモニターだ。通常のQHD解像度(2560×1440)では最大600Hz、デュアルモードでHD解像度(1280×720)に切り替えると最大1,100Hzで動作する。応答速度は1ミリ秒(GtG)となる。

1,100Hzという最大値を利用するには、解像度をHDまで下げる必要がある。高精細な表示を重視する場合はQHD・600Hz、リフレッシュレートを優先する場合はHD・1,100Hzというように、ゲームやプレイスタイルに応じて切り替える設計だ。

1,100Hzでは画面を1秒間に1,100回更新し、1回の更新間隔は約0.91ミリ秒となる。ただし、モニターのリフレッシュレートと、ゲーム機やPCが実際に生成できるフレーム数は別の指標である。最大リフレッシュレートをどこまで生かせるかは、ゲーム、画質設定、接続機器などの利用環境によって変わる。

SamsungはCES 2026で同モデルを最大1,040Hz対応として公開していたが、製品化に向けた最終仕様を最大1,100Hzへ引き上げた。世界展開は2026年後半を予定しているものの、正確な発売日と価格は未発表だ。

■第5世代QD-OLEDを採用するG9とG8

49インチのOdyssey OLED G9(G95SJ)と32インチのOdyssey OLED G8(G80SJ)は、第5世代QD-OLEDパネルと、Samsungが「Penta Tandem」と呼ぶ5層構造を採用する。

Samsungによると、このパネル構造は前世代と比べてエネルギー効率が最大1.3倍となり、寿命も最大2倍になるという。いずれも同社が公表した比較値であり、実際の性能や寿命は表示内容や明るさ、使用時間などの条件によって変わり得る。

両モデルは、赤、緑、青のサブピクセルを横方向に配置するRGBストライプ方式も採用する。Samsungは、この配置によって色にじみを抑え、文字をより明瞭に表示できるとしている。

■Odyssey OLED G9、49インチDQHDで360Hz

Odyssey OLED G9は、49インチのDQHD解像度(5120×1440)で最大360Hzに対応するウルトラワイドモニターだ。Samsungは、49インチのDQHDゲーミングモニターとして世界初の360Hz対応をうたっている。

通常モードではDQHD・360Hzで広い表示領域と高いリフレッシュレートを両立する。デュアルモードに切り替えると、解像度をDual HD(2560×720)に下げる代わりに、最大720Hzまで引き上げられる。

応答速度は0.03ミリ秒(GtG)としている。発売時期と価格を含む地域別の詳細は今後発表される予定だ。

■Odyssey OLED G8、3種類の表示モードに対応

Odyssey OLED G8は、32インチの4K UHD(3840×2160)QD-OLEDモニターだ。解像度とリフレッシュレートを3段階で切り替える「トリプルモード」を搭載する。

4K UHDでは最大360Hz、QHD(2560×1440)では最大520Hz、FHD(1920×1080)では最大680Hzに対応する。映像の精細さを優先するゲームから、高いリフレッシュレートを重視する競技ゲームまで、一台で設定を使い分けられる。

応答速度は0.03ミリ秒(GtG)。外光の反射を抑えるSamsung Glare Free技術も採用し、Samsungによると、そのフィルムは従来の反射防止フィルムより光沢度を54%低減している。

映像入力はDisplayPort 2.1 UHBR20を1基、HDMIを2基装備する。98Wの給電に対応するUSB-Cポート、2基のダウンストリームポートを備えたUSBハブ、複数のPCでキーボードとマウスを共有するKVM機能も搭載する。

VESA DisplayHDR True Black 600に対応するほか、AMD FreeSync Premium ProとNVIDIA G-SYNC Compatibleへの対応も掲げる。ただし、これらの認証手続きは製品発売時に完了する予定となっている。

■Odyssey OLED G7、42インチの湾曲16:9モデル

Odyssey OLED G7(G75SJ)は、42インチ、アスペクト比16:9の湾曲OLEDゲーミングモニターだ。Samsungは、42インチの16:9湾曲OLEDゲーミングモニターとして世界初の製品だとしている。

解像度は4K、最大リフレッシュレートは165Hz、応答速度は0.03ミリ秒(GtG)となる。曲率は1000Rで、画面の曲面が半径1,000ミリの円に相当することを示す。Glare Free技術も採用する。

42インチ画面の表示面積は、従来の32インチモデルより約72%大きい。高速性だけでなく、大画面と湾曲表示による視野の広がりを重視したモデルとして、RPGやオープンワールドゲームなどを想定している。

Samsungの発表では、G9とG8が第5世代QD-OLED搭載モデルと明記されている一方、G7はOLEDモデルとして案内されている。G7の具体的なパネル方式や供給元は明らかにされていない。

■HDR10+ GAMINGとOdyssey 3Dも拡大

Samsungは新型モニターとあわせて、HDR10+ GAMING対応タイトルを2027年上半期までに20本以上へ拡大する計画を示した。

Activision Blizzardとの協力では、『Call of Duty: Modern Warfare 4』の開発工程にHDR10+ GAMINGを取り入れる。対応するOdysseyモニターやSamsung製ディスプレイで、制作者の意図に沿った色とコントラストを表示することを目指す。

専用メガネを必要としない立体表示対応モニター「Odyssey 3D」の対応ゲームも拡大する。新たに『Cyberpunk 2077』と『Cronos: The New Dawn』が対応タイトルとして紹介された。

■発売時期と日本での提供

Odyssey G6は2026年後半に世界展開される予定だ。G9、G8、G7については、SamsungのGamescom発表で地域別の発売日や価格は示されていない。

Samsungは、製品の提供状況が市場によって異なるとしている。2026年8月29日の記事公開時点で、日本向けの価格、発売日、販売方法は正式に発表されていない。

■注目ポイントQ&A

●Odyssey G6はQHDでも1,100Hzで動作しますか?

動作しません。最大1,100Hzに対応するのはHD解像度(1280×720)のモードです。QHD解像度(2560×1440)では最大600Hzとなります。

●1,100Hzにすると、ゲームも必ず1,100fpsで表示されますか?

モニターの最大リフレッシュレートだけで、ゲームのフレーム数が増えるわけではありません。実際に表示できるフレーム数は、PCやゲーム機の性能、ゲーム側の処理、解像度、画質設定などによって変わります。

●Penta Tandemとは何ですか?

Samsungが第5世代QD-OLEDに採用した5層構造の名称です。同社によると、前世代と比較してエネルギー効率が最大1.3倍となり、パネル寿命も最大2倍になるとしています。今回のラインナップではG9とG8への採用が明記されています。

●Odyssey OLED G7もQD-OLEDですか?

SamsungはG9とG8を第5世代QD-OLED搭載モデルと明記していますが、G7についてはOLEDとのみ説明しています。G7の具体的なパネル方式や供給元は公表されていません。

●日本での発売日と価格は決まっていますか?

2026年8月29日の記事公開時点では、日本向けの発売日、価格、販売方法は発表されていません。G6は2026年後半に世界展開される予定ですが、提供時期は市場によって異なります。

元記事: Samsung Odyssey 2027: 1,100 Hz IPS Debuts in HD; OLED G9 Pushes 360 Hz at 4K

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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