マーケットエンタープライズ、愛媛県伊予郡松前町が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年11月28日 15:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■リユース施策初導入による廃棄物削減へ

 愛媛県伊予郡松前町(町長:田中 浩介)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年11月28日(木)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、松前町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 松前町では、大型ごみなどの廃棄物の処理費用の負担が増していることが喫緊の課題と捉えている。廃棄される不要品の中には、まだ使用することができるものも多数あるため、廃棄物削減につながる新施策導入の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが松前町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■松前町の課題と「おいくら」による解決策

 松前町では、戸別収集にて粗大ごみ収集を行なっているが、大型品や重量のあるものは、町民が自宅の外の指定した場所まで運び出す必要がある。そのため、これまで町には「高齢のため、指定場所まで搬出できない」といった声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、町民のサービス利用料や町の費用負担もない。

■今後について

 11月28日(木)15時30分(公開時間が前後する可能性がある)に松前町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。松前町と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれるとともに、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを町民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、町民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■愛媛県伊予郡松前町

 松前町は、石鎚山系に端を発した一級河川の重信川を境にして県都松山市に隣接し、道後平野の西南部にある。西は伊予灘に面し、南は伊予市をへだて四国山脈が望め、豊かな自然と土地に恵まれたところである。愛媛県内で面積は最小であるが、人口密度は一番高く、豊富な水と肥沃な土地を生かした農業をはじめ、工業、商業のバランスのとれた町として発展している。

・人口:30,167人(男14,206人、女15,961人)(2024年10月31日) ・世帯数:13,961世帯(2024年10月31日) ・面積:20.41平方キロメートル(2024年10月31日) (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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